第1306話「手負いの虎」

前回サブタイが勇敢な虎、今回サブタイが手負いの虎ってちょっと空気やばくないか！？…そりゃそうだ！指骨折しちまったんだもん！

指の骨折…経験したことないけど、その指で人を殴るなんてできるはずがない。痛すぎてそれどころじゃないって！パンチ打てないどころか、痛すぎてまともに動くことすらできないよ自分だったらたぶん。

そんな状況にありながらも、千堂はまだ諦めていないッ！この勝負勝て…いや待て、明らかにゴンザレスの動きが止まった今、千堂は動いていない！これは間違いない…疲労困憊な上に骨折という被害で動くのも限界なんだ！勇敢な虎といいながらも、実のところ手負いの虎なんだ…！

そうこうしているうちに、ゴンザレスはファイティングポーズを取った。背中越しにロープあるとはいえ、迎撃体制は整ってしまった。整って…しまった…。

手負いの虎、どうする！？

一体どうするのだろうか…右拳は使えない状況、痛みで身体もうまく動かない状況、いくらなんでも千堂にとってしてみたら、不利。骨折がバレたら試合中止にもなりかねん！

仮にここで、千堂が左パンチのみで戦う事はできるかもしれないが…というか、左パンチしか使えないのか！…まだバレていない今、バレてしまう前に左で倒し切るしか方法がないのでは…

それも2度も！ゴンザレスはカウンターそれも相打ち覚悟でパンチ繰り出してきた！さっきと違い回避されずにパンチを当てているものの、覚悟を決めている分、ゴンザレスは簡単にはダウンしない…が、千堂はパンチで動きにぶることなく、連続してパンチパンチ…そして3発目もいってやるぜェ！！！！！！！！

さあどうなる千堂ォ！足ガクガクだけど千堂のほうがまだ持ちこたえてるぞ千堂いけいけいっけええええええええええええええ！

はじめの一歩(128) (講談社コミックス)

森川 ジョージ(著)

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