Xbox Series Xのスマートデリバリー方式によって、XBOXOneユーザーも恩恵を受ける中、どれだけゲーマーが反応しているのか?というコラム記事。実際4500万人程度いるといわれるXBOXOneユーザーをどこまでカバーしつつ世代移動を促進するか?
マイクロソフトが11月にリリースされると噂されているXbox Series Xは、ハイスペックハイエンドゲーム機を追求したものになっていて、価格は気になりますが、最強ハードであるとアピールしていて、ライバルのPS5との差別化を図るアプローチを発表しています。
その1つがスマートデリバリーという下位互換性を確保して、XBOXOneユーザーが対象ソフトを買うと、Xbox Series Xに将来乗り換えた場合、ソフトも無償でアップデートされる機能です。当初からPS51本でいくと宣言しているSIEとは対照的です。
その理由の1つに、本体の寿命延命措置があり、今までは現世代XBOXが終了と共にソフトもストップして完全移行を促していましたが、フィルスペンサー氏がトップに就いてからは、ウィンドウズPCとXBOX、XBOXGamePassというサブスプリクションサービスを包括的に管理した統合型サービスを目指すと発言して、その通りに推移しています。
XBOXGamePassは1000万人がすでに加入していて、馬鹿にはできない市場の大きさになり、一大勢力になっています。ここでソフトを選択してもらえる価値の提案も出来、又サービス終了と共にソフト購入を促す措置も行っています。
そういう背景があるからこそ、噂されているXbox Series Xの4k映像ではないHDTVをターゲットにしたXbox Series Sという低価格モデルもスタンバイしているといわれていますね。
競合するであろいうXBOXOneXの生産を中止したのはこの動きを見てのことでしょうし、XBOXOneそのものは生産を続けています。これは当然Xbox Series Xがメインになれば自然に移行されていくでしょうが、以前とははっきり異なるメッセージを発しているのは明らかです。
後はこれにゲーマーがどれだけついてくるかというところであって、又、今までは完全に無視されていたスクウェアエニックスのドラゴンクエスト11Sやセガの龍が如く7(日本版は未定)といったところが出ることによって、風向きが変わるのかもしれません。
ただし、やはりというか、本命は日本ではPS5のほうが圧倒的に強いでしょうし、PS4も900万台販売しましたから、このハードコアゲーマーパイがゲーム人口の拡大となっていけば理想でしょうが、実際にはパイの奪い合いに終わる可能性が高く、XBOXがどれだけ引っ張れるかといえそうです。
そうなるとマイクロソフトのファーストパーティー頼みとなりますが、昨日のカンファレンスを見てどう感じたかといえそうです。人によって反応は様々ですが、いい反応をしている人もいれば渋い反応をしている人もいて賛否が出ているので、その辺がもっとはっきりしてくれば戦略も変わってくるかもしれないですね。
後はスマートデリバリーによって、海外のゲーマーがどれだけ恩恵を感じてXbox Series Xに乗り換える選択肢の1つとして考えるかですね。日本は11万台程度しか普及しなかったので、あまり意味のない機能なので、Xbox Series Xの魅力を全面に押し出したいですね。
昨日のファーストタイトルラインナップを見て、どう感じたかというのがあって、サードタイトルも一部公開されましたが、気持ちが動いた人がどれだけいたのかというところですね。