劇場版Fate HF最終章　ネタバレなしレビュー

2004年発売のあのゲームをプレイして、セイバールートやUnlimited Blade Works、そしてFate/Zeroなどのアニメも見てきたここの管理人が思ったことを書かせていただきますね。…まあ言いたいことって結局のところすげェ！…なんですけど、それはそれて良くないのでまずはヘブンズフィールに対する自分の立ち位置を説明して、「ああ、だからこんなテンションなんだ」とか思ってもらえたらOKです。

まず…PCゲーム版が出たとき、すごいストーリー展開と当時はかなり珍しい（あの手のゲームだけどすごい）戦闘描写に感動して、いろいろな感想サイトを見回ってたときによく書かれていたと思うし、自分もそう感じていたのが「セイバールートは王道、UBWは感動、ヘブンズフィールはー…」

セイバールートやUBWは本当に熱い、熱すぎてメチャクチャ興奮したものです。一方ヘブンズフィールは、テンション上がるよりも難解で難しく、序盤から終盤にかけてとにかく不気味、気持ち悪い…と感じました。結構ボロクソ書くかもですが、セイバールートやUBWで40時間くらいプレイして、もうめちゃくちゃテンション上がったところにヘブンズフィール…この2つのルートは一気に進めた自分だけど、ヘブンズフィールは一気にはできなかったですね…。

この結果が影響したのかは定かではないのですが、当時TYPE-MOON公式でやっていたキャラクター人気投票は結構すごいことになっていました。ちなみにこの人気投票、「かんなぎ」武梨えりさんがキャスター描いてたり、2回目人気投票ではあの比村奇石さんが間桐桜描いてて、今思うと中々にすごいです。

そんなことがあって…たぶんアニメ化はしないだろうなぁとか思ってたわけなんですが、実際にアニメ化して、そして第一章、第二章と見続けてきて…

まあアレですよ。当時の自分はどこか狂ってたんですよ。こんなにすごい作品だったのに、ゲームで感じられなかった当時の自分はホントどうかしちまってる。信じられない。あのころはどこか、おかしかった。

…結論は「すごかった」に尽きる！…んですが、それだとあまりに申し訳ないので…ポイントポイントで良かった部分まとめてみますね。

細かな部分が素敵

ホント、ファンには間違いなくたまらない細かな部分の描写が最高と言わざるをえません。ゲームだと文字だけしか分からず、特に当時だったらホントスルーしがちだった部分もちゃんと保管できるわけで…

衛宮士郎が素敵

衛宮士郎の覚悟が、セイバールートやUBWとは違っていて、この行動・選択肢は…今思うとすごく好きです。セイバールートやUBWのような士郎も好きだったから、PCのときは違和感感じてたんですけど…いやこれでしょ！って思っちゃいました。

ライダーシーンは圧巻

全ライダーファン感涙の描写。ライダーが主人公といっても言い過ぎではないくらい、ライダーがすごかったです。ホント、好きすぎる…。

セイバールート、UBWのライダーの印象がどうしても残ってるもんだからアレだけど…ライダーって強いんですよ！

士郎と桜…より、凛と桜

ゲームやってたときも思ってたんですが、士郎との関係以上に凛と桜の関係が目立ってて、そこがまた好きだったわけです。アニメでもすごい丁寧に描かれていました。…凛…まるでプリンの底にあるカラメルシロップのような甘さ…

ラストバトルに胸アツ

ラストバトル…Fate/stay nightすべてで最後のバトルになるんでしょうけど、そのバトルがあれ！？？？ってなるかもしれません。いやでもそれが最高なんですよ。

幽遊白書世代なら分かってくれるはず…！

サブキャラああああああああああ！

もうこれはどうしようもないことなんだけどサブキャラの出番があああああああああああああああああああああああ！短い！！

…ということで、ここからネタバレありな感想レビュー行っちゃいますよ！

劇場版Fate HF最終章　ネタバレありレビュー

さあネタバレ書くぞー！！！！！！！…と言っても、まだ1回しか見れていないので、どこまで書けるか分かりませんが…あんまり期待しないでね！

見たかった衛宮士郎VSセイバーオルタのラスト…！

第一章ならランサーVS真アサシン、第二章ならギルガメッシュVS間桐桜…この2つはどう描かれるかなーと思っていたのですよ。…それと同じように、最終章ですごく気になっていた描写があります。それが衛宮士郎VSセイバーのラスト。

ゲームプレイした人なら分かると思うのですが、ここ選択肢なんですよね。ここでタイガー道場へ行き、説教食らうわけですよ。自分も普通に食らいました。だってセイバー助けたいやん…！

ここのシーン、とんでもなく良かったです。先へ進むためには一突きするしかないのは分かってたんですが、セイバーオルタとは思えない優しい声で「シロウ…」と言ったところで、もし少しでも躊躇したら…もしくはここでセイバーの回想シーンが入ったら、それ違うだろって感じたでしょう。でも士郎は間髪入れずにすぐ刺した。このとき士郎は、すべての人を助けるんじゃなくて桜を助けると決めたシーンで…しびれたねぇここ！

ライダー…いい…

めがねえええええええええええええええええええええええええええええええええええ！

そういえばライダーって、Trueルートで唯一生き延びたんですよね。あのセイバーですらgoodだけ…今回はメガネあったし、もう言うことありません。…あーごめんなさい、ママチャリ乗ってほしかった。

衛宮士郎VS言峰綺礼の見どころはあの技だ！

そんなもん、卜辻しかないでしょ！

互いに立った状態で腰タックルから片手で相手の腿を抱え、空いた片手で相手の顔面に掌底打ちを食らわせる。相手はタックルに反応するため掌底打ちへの反応が遅れ、打つ側も斜め上45度の方向に機械的に掌底を打ち出すだけのため、習得が非常に容易である上に極めて有用

wikipedia

とても簡単に習得でき、終戦後に裏社会の喧嘩術として広まった技。士郎が綺麗に綺礼に決めてくれましたね！そしてこの卜辻がきっかけで、試合が大きく動いたと思うので、魔術広がるような世界でも使える卜辻は自分もマスターしたくなりましたよ。

…このシーンで興奮してたの全世界で自分だけ？

石化フェチにはたまらない

もうホント、ふざけるなとすごい言われるのを覚悟で言います。セイバーオルタの石化はいろんな意味でやばかったです…

客席の笑い声が…

書くか悩んだんだけど…あとネタバレじゃないかもだけど…今回、そこそこ広い映画館（でもソーシャルディスタンスで1席ずつ空きあり）で見てたんですが、2箇所、ほんのちょっとだけ笑い声が聞こえてきました。

1つ目はどこか忘れたんですが、まあ笑い声は出てもおかしくないシーンだったかなということは覚えてます。ただもう1つ…遠坂凛が血を流して転がり落ちるシーンで出たのはちょっと…うん…

兄さん…

間桐慎二…妹に殺されてあの顔…穏やかすぎるでしょ…（士郎が目を閉じさせた可能性あり）

最後に

最後に…

武内崇さんや奈須きのこさんを含むTYPE-MOON（ノーツ）、須藤友徳監督に音楽の梶浦由記さん、ufotable、アニプレックスなどスタッフのみなさん、衛宮士郎をカッコよく演じてくれた杉山紀彰さん、あの狂いに狂いつつも士郎への愛を間桐桜で表現してくださった下屋則子さん、様々なセイバーの魅力を出してくれた川澄綾子さん、遠坂凛のヤンチャさをとても魅力的に演じてくださった植田佳奈さん、ライダーのことがとんでもなく好きになりました…浅川悠さん、イリヤのラストやばすぎました…門脇舞以さん、バーサーカーのセリフ痺れました…西前忠久さん、真アサシンの死に際最高でした…稲田徹さん、言峰綺礼は最後まで言峰綺礼で好きでした…中田譲治さん、間桐臓硯は憎めなかったです…津嘉山正種さん、タイガーちょろっとでも出てくれてうれしい！伊藤美紀さん、あと水沢史絵さん、真殿光昭さん、中川里江さん、結下みちるさん、中尾衣里さん、宮川美保さん、七緒はるひさん、クラウディアの茅野愛衣さん、そして大原さやかさん…（ほか、漏れがあったらすいません…！）

感謝してもしきれません。Fate/stay night誕生から16年、こんなにも楽しませていただけたこと、本当にありがたく思います。

そんな自分が最後に言いたいことはただ一つです…Fate/hollow ataraxiaのアニメ化待ってます。

(c)TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

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