【ラッパー】Zeebra 「バカじゃラップできないと伝わった」『フリースタイルダンジョン』5年の“収穫”
- 2020.08.19
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2020年6月、約5年にわたってテレビ朝日で放送された人気番組『フリースタイルダンジョン』が終了を迎えた。番組の発起人であり、日本語ラップのパイオニアであるZeebraさんに、『フリースタイルダンジョン』が遺したものと、ヒップホップシーンの現状について聞いた。
――『フリースタイルダンジョン』が6月で終わりを迎えました。オーガナイザーとして番組に携わってきたZeebraさんは、『フリースタイルダンジョン』の成果をどのように捉えていますか?
Zeebra 「ラップ」というものが何なのか、それがやっとこの番組で伝わったかなと思ってます。EAST END×YURIの『DA.YO.NE』とか、90年代半ばから2000年代初頭にかけていろんな曲がヒットしたけど、じゃあどれだけヒップホップのことを皆が理解しているかというと、すごく表層的なものだったんだよね。一般の人からみれば、「ダボダボの服を着てチェケラッチョ言ってる人」、くらいな感じだったと思う。
でも『ダンジョン』でラップの基礎的なスキルである「韻を踏む」という作業がどれだけクリエイティブなものかということを示せたおかげで、「ラップってYO YO言ってるだけじゃなかったんだ!」とわかってもらえた。バカじゃラップできないんだよ、というのが伝わったのは収穫でした(笑)。
――ビートに乗せて即興でラップを披露する“フリースタイル”を競技として分かりやすく見せることに成功した『フリースタイルダンジョン』は、フリースタイルバトルにRPG要素をプラス。超絶技巧を持つ天才ラッパーの“モンスター”にチャレンジャーが挑んでいく演出が若い層を中心に大ヒットしました。
Zeebra 放送初期は『クレイジージャーニー』(TBS)と並び称されるほどだったんです。プロレスの試合の番組はあっても技だけを教える番組がないように、最初のねらいとして、競技として面白いものを絶対に提供したいと思ってました。それでラップに興味がない子たちもまずはバトルの面白さで見てもらおうと思ったわけだけど、結果的にそれが上手くハマったんです。だからこそ7月から始まった後継番組の『フリースタイルティーチャー』では、ラップの技やヒップホップの歴史を真っ正面からやりたいなと思って、今頑張って作ってます。
中略
――メディアで働く人の中に、ヒップホップが好きで、ある程度自分の裁量で仕事ができる世代が増えていったことで、さらにカルチャーが広まっている感覚はありますか?
Zeebra サイバーエージェントの藤田くんは僕の2つ下で1973年生まれなんだけど、今40代後半の世代は10~20代のときに渋カジとかサーフィン、スケートというストリートカルチャーを浴びて育った人が多いんだよね。当時は雑誌『Fine』がヒップホップカルチャーをかなり発信していて、そこからヒップホップを知った人も少なくなかったと思う。さらにその10歳下の子たちだと、『東京ストリートニュース!』(2002年に休刊)とか『egg』になるのかな。で、そういったストリートのカルチャーの中で自然とヒップホップに触れてきた子たちが今、会社の中で一定のポジションに就いているわけです。
オープニングにPUNPEEを起用した『水曜日のダウンタウン』の藤井(健太郎)プロデューサーは、今年40歳なんだってね。その辺りの世代が最初の本気ヘッズ(※ヒップホップ好きのこと)世代で、我々が日本語ラップをバーッてやりはじめた90年代前半に、ライブの最前列で盛り上がってた人たちだと思うんです。『ダンジョン』でいうとそれが般若とかになるんだけども。
だから今はおかげさまでテレビ局に行っても、「中学のときから聞いてました」ってスタッフの人に声かけてもらえるようになって、既に周りがヒップホップを理解してくれている状態。そりゃあ断然、昔に比べて話は早いですよね。
僕としては90年代に今くらいシーンを成熟させておきたかったんですけど、なかなかそうならなかったのは、テレビ局や会社の“上の人”の理解がなかったからだよね。これはもうヒップホップに限らずエンタメ全般に言えるんだろうけど。でもそうやって脈々と世代をまたいでヒップホップが伝播していくことを、実はずーーっと考えてた。というか極論、僕がラッパーになったのもそのためなんですよ。
全文はソースをご覧ください
https://bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/7/7/1500wm/img_777faba9ae297f1b49eb367e320421e591949.jpg
https://bunshun.jp/articles/-/39641
4 ――『フリースタイルダンジョン』が6月で終わりを迎えました。オーガナイザーとして番組に携わってきたZeebraさんは、『フリースタイルダンジョン』の成果をどのように捉えていますか?
Zeebra 「ラップ」というものが何なのか、それがやっとこの番組で伝わったかなと思ってます。EAST END×YURIの『DA.YO.NE』とか、90年代半ばから2000年代初頭にかけていろんな曲がヒットしたけど、じゃあどれだけヒップホップのことを皆が理解しているかというと、すごく表層的なものだったんだよね。一般の人からみれば、「ダボダボの服を着てチェケラッチョ言ってる人」、くらいな感じだったと思う。
でも『ダンジョン』でラップの基礎的なスキルである「韻を踏む」という作業がどれだけクリエイティブなものかということを示せたおかげで、「ラップってYO YO言ってるだけじゃなかったんだ!」とわかってもらえた。バカじゃラップできないんだよ、というのが伝わったのは収穫でした(笑)。
――ビートに乗せて即興でラップを披露する“フリースタイル”を競技として分かりやすく見せることに成功した『フリースタイルダンジョン』は、フリースタイルバトルにRPG要素をプラス。超絶技巧を持つ天才ラッパーの“モンスター”にチャレンジャーが挑んでいく演出が若い層を中心に大ヒットしました。
Zeebra 放送初期は『クレイジージャーニー』(TBS)と並び称されるほどだったんです。プロレスの試合の番組はあっても技だけを教える番組がないように、最初のねらいとして、競技として面白いものを絶対に提供したいと思ってました。それでラップに興味がない子たちもまずはバトルの面白さで見てもらおうと思ったわけだけど、結果的にそれが上手くハマったんです。だからこそ7月から始まった後継番組の『フリースタイルティーチャー』では、ラップの技やヒップホップの歴史を真っ正面からやりたいなと思って、今頑張って作ってます。
中略
――メディアで働く人の中に、ヒップホップが好きで、ある程度自分の裁量で仕事ができる世代が増えていったことで、さらにカルチャーが広まっている感覚はありますか?
Zeebra サイバーエージェントの藤田くんは僕の2つ下で1973年生まれなんだけど、今40代後半の世代は10~20代のときに渋カジとかサーフィン、スケートというストリートカルチャーを浴びて育った人が多いんだよね。当時は雑誌『Fine』がヒップホップカルチャーをかなり発信していて、そこからヒップホップを知った人も少なくなかったと思う。さらにその10歳下の子たちだと、『東京ストリートニュース!』(2002年に休刊)とか『egg』になるのかな。で、そういったストリートのカルチャーの中で自然とヒップホップに触れてきた子たちが今、会社の中で一定のポジションに就いているわけです。
オープニングにPUNPEEを起用した『水曜日のダウンタウン』の藤井(健太郎)プロデューサーは、今年40歳なんだってね。その辺りの世代が最初の本気ヘッズ(※ヒップホップ好きのこと)世代で、我々が日本語ラップをバーッてやりはじめた90年代前半に、ライブの最前列で盛り上がってた人たちだと思うんです。『ダンジョン』でいうとそれが般若とかになるんだけども。
だから今はおかげさまでテレビ局に行っても、「中学のときから聞いてました」ってスタッフの人に声かけてもらえるようになって、既に周りがヒップホップを理解してくれている状態。そりゃあ断然、昔に比べて話は早いですよね。
僕としては90年代に今くらいシーンを成熟させておきたかったんですけど、なかなかそうならなかったのは、テレビ局や会社の“上の人”の理解がなかったからだよね。これはもうヒップホップに限らずエンタメ全般に言えるんだろうけど。でもそうやって脈々と世代をまたいでヒップホップが伝播していくことを、実はずーーっと考えてた。というか極論、僕がラッパーになったのもそのためなんですよ。
全文はソースをご覧ください
https://bunshun.ismcdn.jp/mwimgs/7/7/1500wm/img_777faba9ae297f1b49eb367e320421e591949.jpg
https://bunshun.jp/articles/-/39641
フリースタイルは頭の回転と単語よく知ってないと無理だろなあ
59 >>4
クレバが伝説的なのもそういう事なんだろうな
クレバが伝説的なのもそういう事なんだろうな
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Pickup!
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悪そうな奴じゃないとな
7 まあ言葉出せないとな
8 即興しない人がなんか言ってる
11 たしかにバカじゃないとラップなんてやってらんないよね!
16 オラつきながら相手の悪口言うだけだろ
165 >>16
お前は陰さん
性格陰惨
おまけにInsane
俺のラップをみんなが賞賛
お前は降参 イェア
206 お前は陰さん
性格陰惨
おまけにInsane
俺のラップをみんなが賞賛
お前は降参 イェア
>>165
www
219 www
>>165
上手い
17 上手い
なんかの芸をやるのに、バカに見られるかどうか気にしなきゃいけないとか辛いな
20 韻を踏むと、駄洒落と思ってしまう
外国ではお洒落なイメージになるの?
142 外国ではお洒落なイメージになるの?
>>20
日本語ラップが駄洒落に聞こえる気持ちは分かる
でもそもそも60年前のビートルズも韻踏みまくりだし、音楽ってそういうもんなんだよな
199 日本語ラップが駄洒落に聞こえる気持ちは分かる
でもそもそも60年前のビートルズも韻踏みまくりだし、音楽ってそういうもんなんだよな
>>20
駄洒落が決まると盛り上がるしな
まあリズムに合わせるからカッコいいんじゃない
145 駄洒落が決まると盛り上がるしな
まあリズムに合わせるからカッコいいんじゃない
>>142
漢詩もね
韻文だもの
36 漢詩もね
韻文だもの
>>20
ラップ関係なしに歌は韻踏むのが当たり前
47 ラップ関係なしに歌は韻踏むのが当たり前
>>36
韻を踏むと評価されるから、当たり前じゃないって事でもないのか
24 韻を踏むと評価されるから、当たり前じゃないって事でもないのか
俺の能力がここまで来るのに20年費やした・・
29 確かにバカじゃないとできない
30 じゃあラッパーがバカと思われてたのは先駆者たちのせいだな
42 ラップは好きで邦も洋もよく聴くけど、確かに頭の回転は早い奴多いと思う
でも知性が足りないね
それがいいんだけど
43 でも知性が足りないね
それがいいんだけど
簡単に言うと韻を踏むダジャレ音楽だもんね
44 音楽漫談だろ
55 でも捕まったヤツばっかじゃん
64 大ファンです!ゼブラさん
76 しかしまたもや定着しないHIPHOPであった
79 新譜の売り上げ枚数500でネタにされてた人はやっぱ言うこと違うね
169 >79
おい!バカにすんな!
600枚だぞ
80 おい!バカにすんな!
600枚だぞ
ほとんどのラッパーが誰かと同じ言い回ししてるだけ
90 いい大人が他人の悪口でやんややんやと恥ずかしい
97 エミネムだって辞書を読みまくってるとか言ってただろ
99 ラップバトルとか逆にHIPHOPのイメージダウンだろ
102 言ってる本人がめっちゃ頭悪そうで草
109 ただ早口で悪口言うあれか
130 バカじゃなくても悪いやつはダメ
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.so/mnewsplus/1597828953/
17 コメント
- 1: 2020/08/19 21:02:12
- 2: 2020/08/19 21:14:36
- 3: 2020/08/19 21:18:58
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- 14: 2020/08/19 23:16:08
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