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VR施設のスタッフ「93歳のおあちゃんが体験にやってきた、彼女が感動したことは…」:らばQ
2020年08月25日 13:07

VR施設のスタッフ「93歳のおあちゃんが体験にやってきた、彼女が感動したことは…」

 

93歳のおあちゃんがVR体験した00
VR(ヴァーチャルリアリティ)も、だんだんとなじみ深いものになってきましたが、その体験が出来る施設に93歳のゲストがやってきたそうです。

彼女がどんな体験をしたのか、スタッフが投稿した内容が大きな反響を呼んでいました。

I'm not crying you're crying

93歳のおあちゃんがVR体験した01
ヘッドセットを装着してVRを体験する93歳のおばあちゃん。

ラウンジスタッフが次のように説明していました。

「昨晩93歳のゲストがやってきた!
彼女は周辺視(一点を見つめたときの周囲)しか見えないと言う。彼女が座れるようにイスを置いた。
イルカと一緒に泳いだ彼女は「わーお、とても美しいわ、これをベッドに欲しい」と言った。VRなら彼女にも見えたのだ。
それからGoogle Earthを45分ほど体験した。ほとんどは昔住んでいた家や好きな人の家のストリートビュー。僕たちにその周辺を運転(クリック)するように依頼すると、その近隣の歴史について語ってくれた。
「私が子供の頃は、あの角にある家は売春宿だったのよ」
パリに行くと彼女はエッフェル塔を2分ほどじっと見つめていた。
体験の後に彼女の娘さんがやってきて、「おばあちゃんが泣きながら、もう何年もあんな風に色を見たことがなかったと言っていました」と伝えてくれた。


目が衰えた高齢者にとっても、VRは可能性のある技術のようです。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●掲示板に一日中張り付いて時間を無駄にした時代を、彼女の年齢に達したときに再訪問するのが待てないよ。

↑「こっちのスレはもう差別のコメントでいっぱいで、あっちのスレは2014年の夏は修羅場だった。いい時代だった」とかね。

●彼女は黄斑変性症を患っているのかな。もしそうならVRは最高のエンターテイメントだよ。

↑そうかもしれない。自分は黄斑変性症の男性に携わっているが、VRだと彼は見えると言う。

●この間、娘と私と私の母(88歳)で、母の子供時代の家の前でフェイスタイムをした。母は懐かしがって、その周りを私達に何度も運転するように言った。

↑去年、おばあちゃんに彼女が育った村のストリートビューを見せてあげた。教会や家や学校をズームしては、メイン通りを何時間も行ったり来たりして時間を過ごした……。
おばあちゃんは16歳のときにそこを去り、一度も戻る機会はなかったけど、またその全てを再訪出来てすばらしかった。

↑老人ホームに寄付するときが来たな。

●ここにそのおばあちゃんを連れて行った孫娘だけど、いくつか明白にしておきます。
(孫娘ではなく娘と書かれていたことについて)それはVRラウンジ側の投稿ミス。
おばあちゃんは黄斑変性症を患っています。
目とVRのスクリーンが近いことや、鮮やかでくっきりした色がフォーカスされていることが、おばあちゃんにとって良かったのだと思います。
とても良い夜となりました。VRがトレンドになっていくのはすばらしい。全ての老人ホームに置くべきと思います。
おばあちゃんに夫の生まれ育ったノルウェーの家(今でも家族が住んでいる)を見せることもできました。前は見せることが可能だとは思えなかったものを、テクノロジーとVRで可能になりました。

↑VRヘッドセットを祖父母の老人ホームへ持っていって試したけど、全員がとても気に入っていたよ。
VRを楽しんだり、問題無く使うには割と経験を積まなければいけないので、多くの老人ホームのコミュニティで所有したり日常的に作動させることが出来るとは思えない。
もしスタッフの誰か慣れていればいいけど、残念ながらそうではないことが多い。
あまりに楽むお年寄りが多かったので、数か月に1度は祖父母のコミュニティに行こうと計画した。だけど新型コロナのせいで、しばらくキャンセルしなくちゃいけなくなった。
コロナ禍が終息したりワクチンが出来たら、ヘッドセットを持っている人は老人ホームの人々に体験させてあげることを推奨するよ。
VRを所有して最も価値を感じたのは、彼らの楽しんでいる姿を見たことだよ。

●ごめん、なぜVRだけで見えて、肉眼では見えないのか不思議に思うのは自分だけ?

↑それは目の至近距離に画面があって、とても鮮やかだから。

●これは今日読んだ、最もスイートな話だ。


まだ過渡期と言えるVRですが、歳を取ったときに思い出の再訪ができるツールとしても楽しみですね。

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