バンダイナムコが海外のスタジオ『Reflector Entertainment』を買収へ、海外での開発力強化を目指すとしていて、こうした動きをしっかりと見ている点を含めても、ぬかりない成長戦略を取っているようですね。
バンダイナムコエンターテインメントは、『Unknown 9: Awakening』の開発元であるReflector Entertainmentを、カナダのLune Rouge Innovation Inc.から買収することを発表した。今回の買収は、カナダ当局の承認と十分な閉鎖条件を満たすことが条件となっています。
プレスリリースでは、モントリオールに拠点を置く同スタジオの買収は、『欧米の開発能力 』を強化するための取り組みの一環であるとしています。バンダイナムコは、コンテンツの50%を海外で開発することを目指しています。
バンダイナムコヨーロッパ(BNEE)COOのArnaud Muller氏は、『当社がパブリッシング・配信するコンテンツをデザインし、開発することは、当社の戦略の要です。Reflector Entertainmentのクリエイティブなビジョンと開発能力は、長年にわたって息を呑むような体験を生み出す能力を高めてくれるでしょう』と述べています。『このような熟練したチームと一緒に仕事ができることを楽しみにしており、彼らをBNEファミリーに迎え入れることを楽しみにしています。』
プレスリリースはさらに、興味をそそる『Unknown 9: Awakening』は、業界のベテランを含む120名の従業員からなるチームによって開発されていることを明らかにしています。
Reflectorの創設者であるAlexandre Amancio氏は、『世界中の視聴者へのリーチと、BNEEやその他のグループとの相乗効果によってもたらされる無限のエンターテイメントの可能性は、ここモントリオールのチームに長期的な視点を提供してくれるでしょう』と述べています。
Lune RogueのRobert Blain社長は、今回の買収により、Reflectorは『Unknown 9』のフランチャイズをはじめとするトランスメディアのビジョンを拡大することが可能になると付け加えています。同氏は、バンダイナムコの業界での経験と知識が、『Reflector Entertainmentの輝かしい未来を保証する』と確信しています。
『Unknown: 9: Awakening』は、2021年に次世代機とPCで発売される予定です。プラットフォームとリリース時期はまだ発表されていない。
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バンダイナムコは方向性やビジョンを見失わず、着実に成長と発展を遂げていて、その辺は間違いない戦略を取っていることを伺えますね。