79菅義偉首相は9日、首相官邸で時事通信などのインタビューに応じた。






・菅首相、推薦リスト「見てない」 会員任命で信条考慮せず 学術会議会長と面会も



 日本学術会議の会員候補6人を任命しなかった問題で、会議側が作成した105人の推薦リストは「見ていない」と表明。「広い視野に立ってバランスの取れた行動を行い、国の予算を投じる機関として国民に理解される存在であるべきことを念頭に判断した」と説明した。

 首相によると、会員任命を最終的に決裁したのは9月28日。「会員候補リストを拝見したのはその直前だったと記憶している。その時点では最終的に会員となった方(99人)がそのままリストになっていた」と述べ、6人の排除に関与し得る立場になかったと強調した。6人が政府の会員候補リストから漏れた経緯や理由、誰が判断したのかが引き続き焦点となる。


・話題となっている 日本学術会議の問題



 首相は任命に当たり、安倍晋三前首相からの引き継ぎはなかったとした上で、自らが「一連の流れの中で判断した」と語った。学者個人の思想・信条が影響したかについても「ありません」と否定した。政府が1983年の国会答弁で、首相による会員任命は形式的と説明したこととの整合性を問われ、「(法律)解釈の変更は行っていない」と答えた。

 今回の決定には反発や批判が続くことが予想されるが、首相は「今般の任命手続きは終了した。変更することは考えていない」と明言した。

 河野太郎行政改革担当相が学術会議を行政改革の対象とする方針を示したことに関しては、「学術会議の役割に関心が集まっている。これを機会に学術会議の在り方がいい方向に進むようなら歓迎したい」と表明。会議側が任命見送りの説明を求めていることには「梶田隆章会長が会いたいということなら会う用意はある」と述べた。


・菅総理「歓迎したい」“学術会議”見直し論も・・・(2020年10月9日)



・リストは見ずに、バランスで判断した。
それって、
「学術会議への見せしめに、5%を否認しろ」って判断があり、
取り巻きが、その6人を(取り巻きの思想信条に則って)決定した。
ってことでいいのかしら???

・人事権は総理にあるんで、任命するしないは総理が決められるというのは理解できるが、任命する人がどういう人かわからないまま任命するのはどうかと思う。
そして、学術会議が要る要らないの議論は任命の話と全く違うもの。
まぜこぜになって議論してるとものの本質からどんどん離れていく。

・学術会議委員の任命権者は内閣総理大臣という大前提で、6人拒否の正当性を政権側は主張していた。しかし、決裁段階では6人が除外されていたと総理は言う。ということは、他に誰か任命の可否を決める方がいたことになる。

・菅総理の仰る通りならば、総理は従来通り 学術会議の推薦そのままに学者を任命されたということだろう。
総理自身は任命権者の拒否権についての議論を免れるが、誰がどういう権限で拒否したのかは新たに大問題となる。

・どういうことなのか、もっとわかりなすく国民に説明すべき。除外した理由をしっかり説明できれば国民は何も言わないだろうし、説明できなければ信頼を失うだけ。