vfr料理の宅配代行サービスを手掛ける「出前館」が15日発表した2020年8月期連結決算は、売上高が前期比54・6%増の103億円で、過去最高となった。新型コロナウイルスの影響で外出自粛やテレワークが広がり、加盟店数や宅配の注文数が大幅に増えた。





・売上高過去最高の「出前館」、経費かさみ41億円の最終赤字



 注文数は1・3倍の約3700万件で、宅配の代行手数料収入は前期の3億円から7倍超の23億円に急増した。加盟店数は1・6倍の約3・3万店となり、サービス利用料収入も1・5倍の57億円となった。

 一方、自前で雇う配達員を増やしたほか、配達拠点の整備費や広告宣伝費もかさみ、営業利益は26億円の赤字(前期は3900万円の赤字)、最終利益は41億円の赤字(同1億円の赤字)と赤字幅が拡大した。