f66言葉が出にくかったり、同じ音を繰り返したりする吃音(きつおん)のある札幌市の新人看護師の男性(当時34)が自殺したのは業務が原因だとして、遺族が国を相手取り、遺族補償などの不支給の取り消しを求めた訴訟の判決が14日、札幌地裁(武部知子裁判長)であった。





・「来ないで。気持ち悪い」吃音で患者から苦情…自殺の看護師に、労災認める判決



判決は、業務での心理的負荷により精神障害を発病したとして労災を認め、国に不支給の取り消しを命じた。

判決によると、男性は2013年3月に看護学校を卒業し、翌4月から札幌市内の病院で働き始めたが、試用期間中に適応障害とうつ病を発病し、7月に自宅で自殺した。男性は吃音があったため、初対面の患者や威圧的な患者に対して言葉が出なかったり体が揺れたりすることがあり、「来ないで」「気持ち悪い」と言われることがあった。また、本採用に求められる水準に達していないとして、病院側との面談で試用期間の延長を告げられていた。

判決は「患者からの苦情があり、さらに勤務を継続できなくなるかもしれない心理的負荷が加わった」などとして、自殺と業務との関連を認めた。原告側は上司の指導や叱責(しっせき)について「業務指導の範囲を逸脱していた」と主張したが、判決は「指導の範囲内」とした。


・判決を受け、男性の遺影とともに遺族が集会に参加した

・新人看護師に本採用に求められる水準に達していないですって?!吃音が原因で、患者から「来ないで」「気持ち悪い」と言われた職員をフォロー出来ない程度の病院側こそかなり低い水準だと思いますよ。

・看護師は緊張感のある仕事
吃音のあるなし関係なくストレスフルです
頑張って資格をとっている新人に周りのスタッフがフォローしてあげれないなんて気の毒で仕方ない。

・吃音で悩んでいる子がいたら、看護師として働いている姿を見て、道を開けたと思う。
病院は、そういった希望も壊したのだと知ってほしい。

・見るからに優しそうな人。
きっと思いやりのある優しい看護師さんだったんだろうな。

・うーん、患者さんも入院とかで不安なのは分かるんだけど、
「気持ち悪い」とかは言い過ぎ。
上司も何言ったか知らないけど、叱責するとき、
吃音の部分に触れたのかもしれない…

・労災の基準からすると、ストレスはあったが「弱」とされる案件のように思います。明らかなパワハラ、モラハラ、労基違反があって鬱病を発症しても、残業時間とか基準に達していないと労災は認められません。自殺に至れば一転、労災が認められることが多い。しかし本人はもういない。救える命を死に追いやる労災の基準、看護師の労働環境を徹底的に改善していただきたい。

・殆どの看護師はストレスの塊。イジメ、ハラスメント、サービス残業等々。精神的な病で休職したり、看護師自体を辞めてしまう人もいます。
吃音があっても、看護学校での実習や病院の就職面接はこなしてきたのだから、上司がきちんとフォローしなければならないですね。患者側からすれば不安になるとか、そういうのを差別とか偏見と言うのです。