13年後に浮かび上がった聖母マリアのチョーク絵 image credit: youtube
欧米では子供が道路にチョークを使って落書きをして遊ぶが、大体は雨が降ったら流れてしまうし、すぐに消えてしまうものだ。
ところが、メキシコのヌエボ・レオン州にあるグアダルーペで、13年前にアスファルト上に描かれた聖母マリアのチョーク画がしっかりと残されており、今年になって発見された。
このチョーク画がどのようにして13年間そのまま残っていたのか、またはなぜ13年間誰にも気付かれていなかったのかは、全く持って謎だという。『Oddity Central』などが伝えている。
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VIRGEN DE GUADALUPE FUE PINTADA HACE 13 ANOS CON GIS Y APARECE IMAGEN EL DIA DE HOY.
13年前の聖母マリアのチョーク画が浮かび上がる
メキシコのヌエボ・レオン州、第3の都市モンテレイの東側に位置するグアダルーペで、屋外駐車場のアスファルトに聖母マリアのチョーク画が現れた。
このチョーク画は、2007年の「ベラ・ビア」と呼ばれる祝賀会である芸術家が描いたものだが、13年の時を経て、まるで突然のように再びそこに浮かび上がったのだ。
image credit: youtube
チョーク画は、普通ならすぐに消えてしまうもので、3週間残ってれば良い方だ。ましてや描かれた場所は舗装道路上であり、毎日絶え間ない交通量がある。
にもかかわらずなぜ13年も描かれた時のままの状態で残っていたのか、また長い間誰もこの絵に気付くことがなかったのか、このミステリーな出来事に住人らは驚きを隠せないようだ。
SNSで拡散し、キリスト教徒の巡礼地に
メキシコは、カトリック教徒の数が世界で2番目に多い(最も多いのはブラジル)国だ。メキシコ国家統計地理情報局の2014年の統計によると、メキシコ人の83.9%がカトリック教徒だという。そのため聖母マリアは、メキシコで最も敬愛されているシンボルだ。
このチョーク画が1SNSで拡散すると、多くのキリスト教信者が「自分の目で確かめたい」と、現地を訪れるようになり、今や駐車場の一角は、教徒らの巡礼地と化した。
チョーク画がある場所をトラフィックコーンで囲み、聖母マリアを称えるために信者らはキャンドルを灯し、花を飾り、水を備えた。
image credit: youtube
グアダルーペ市の文化局長は、この1件をTwitterでシェアし、次のように綴った。
Creanlo o no la pregunta es como es q reaparecio esta imagen despues d 13 anos d su creacion, la Virgen d la Anunciacion y esta en el estacionamiento d Presidencia @municipiodegpe @Cristina_Diaz_S pic.twitter.com/aO30xG98S9
— felix palomo (@palomofelixtv) October 8, 2020
奇跡を信じるかどうかに関わらず、この絵は作成されてから13年後に再現しました。どうやってこんなふうに見事に再び浮かび上がることができたのか、まるで謎です。
実際に、このチョーク画を描いた芸術家(匿名)も来訪。「間違いなく、当時自分が描いた絵だ」と確認したという。
2020年は新型コロナが世界を襲うという未曽有の出来事が襲来した。その年に浮かび上がった聖母マリア。これは奇跡か、祝福か?それとも”13”年後という数字を考えると何かの警告なのだろうか?
written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
13年目の出現が奇跡なのかわかりませんが、13年蝉を思い出した。
2. 匿名処理班
交通死亡事故現場みたいになってんじゃねーか
3. 匿名処理班
濡れてるし、水をかけたら浮き上がる材料で作ったチョークで書いたんじゃない?
雨の日なら視界は悪く、みんな急ぎ足だから気づかなくても不思議はないし