fsdh『R-1』は、「世紀の凡戦」と言われたモハメド・アリとアントニオ猪木の対戦を繰り返しているようなもんです。






・ナイツ塙が明かす「女芸人No.1決定戦 THE W」「R-1グランプリ」が“つまらない”理由



 若い方は知らないと思いますが、1976年、ボクサーのアリと、プロレスラーの猪木が戦ったことがあります。アリは立ち続け、猪木は終始寝転がりながら戦ったため、3分15ラウンドまったく噛み合わないまま試合が終わってしまいました。

『R-1』も、それぞれの芸同士がまったく噛み合ってないので、戦いようがないし、ジャッジのしようもない。



 ボクシングが世界一の格闘技になり得たのは、攻撃を拳によるものだけに限定したからです。そのため、お客さんや審判から見やすく、また、テクニックが異様なまでに高度化し試合自体がおもしろくなりました。

 ピン芸人でコント師のバカリズムさんが、おもしろいことを言っていました。

「ピン芸人が『キングオブコント』に出られないのが納得いかない。出る大会が他にないので『R-1』に出てるけど、ピン芸、ピン芸って言われるのが嫌なんだよ。本来、そんなジャンルはないでしょう。俺のはコントだから」・・

・詳細はソース




・塙さんの話は面白いし、妙に納得しました。
「M-1は吉本流の漫才コンテスト」!
昨年優勝のミルクボーイは歴代最高得点でしたし、コンテストの王道中の王道という感じでしたね。
歴代優勝者だと、やっぱりトレンディエンジェルはちょっと異色のような…。

・塙さんのご意見、ごもっともと思った。R-1もW-1も何回見ても洗練されたイメージが無いのは、ごちゃごちゃした物を見せられてる感じがするから。更にそれはルールが緩いってことなんでしょうね。見てると気が散るし。

・芸に統一感を持たせないと、大会自体がつまらなくなってしまいます、
というのがスッと入ってきました。

・談志さんのテツandトモさんに対する辛辣とも取れる発言は、種目の違い(漫才ではない)というよりは
「誰かと比べる必要の無いスタイルとクオリティを持ってるらコンテストになんか出る必要が無いよ」
って感じだったと記憶しています。
立川流の寄席にゲストで呼んだり、「なんでだろ」の人気が頭打ちに成ったとき「俺が良いと言ってるものを止める必要があるのかい?」とアドバイスされたようですし。

・M-1で優勝できたとしても結局その後のテレビ番組に呼ばれたときに普通のしゃべりが面白くなかったりキャラがたっていないとテレビに出続けられる芸能人にはなれず、舞台や営業だけで活躍するパターンとなる気がする。
逆に、M-1でそこそこだったとしても、しゃべりやキャラ立ちで活躍しているのが麒麟やオードリーやメイプル超合金、最近だとぺこぱとか。ハライチもテレビで安定感ある。

・正直最近見ていて思うのはこれはそもそも漫才なのかコントなのかわからんっていうネタが多いって事です。
M1でもこのネタならキングオブコントに出たほうがいいんじゃない?って思うことよくあるからね。

・今回のTHE Wを観て、漫才とコントを同時に戦わせるのは厳しいと思った。ピン芸ももちろんそう。
漫才はマシンガンみたいに冒頭から笑わせられる攻撃力があるけど、コントは設定なんかを把握しなきゃいけないんで、入り口で身構えてしまう。様子見して、イマイチ、と思うと、起承転結、まったく笑えずに終わってしまうことがある。つまんねー、というより、出ている人がかわいそう、とも思ってしまう。
あと、審査ですよね、もうTHE Wは性別ありきの異種格闘技戦なので、順番に10組やって、この中で今日いっちゃん面白かったの誰ですかー?みたいなシンプルな審査でいんじゃなかろうか。

・R-1もキングオブコントもWなんちゃらも全部、M-1の二番煎じ。
M-1は島田紳助が壮大なスケールで作った大会。優勝賞金1000万円、審査員は全員漫才などお笑い経験者。松本紳助という番組でマネージャーを通さず番組内で紳助が松っちゃんに「お前審査員やで」ってぶっ込んで来たところからスタートしている。
ただただ高額賞金で審査員適当に並べただけのところを真似た番組が番組が番組が面白いわけがないんだわ。だから優勝しても大して売れない。