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カリフォルニア州の「刑務所」と「大学」を比較したメッセージ性の強いアート:らばQ
2020年12月19日 15:21

カリフォルニア州の「刑務所」と「大学」を比較したメッセージ性の強いアート

 

カリフォルニアの刑務所と大学00
「刑務所」と「大学」を比較したアートが、2015年にカリフォルニア州・ロサンゼルスで展示されました。

どんなアートなのかご覧ください。

2015 art exhibition at the Manifest Justice creative community exhibition, Los Angeles from r/pics

1980年以降、カリフォルニア州で建設されたもの。
左:22の刑務所 右:1つの大学

刑務所は激増しているのに、大学がほとんど増えていないことを表したメッセージ性の強いアート。

昨今のアメリカは他の先進国より受刑者の数が多く、教育費が高騰して学生ローンが大きな負担としてのしかかっています。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●右下の※印の説明は何?

↑「カリフォルニアの大学」と書いてある。
ソース記事があった。
Since 1980 CA Built 22 Prisons & 1 University – Underground Network

●アメリカの(高額な)教育費用と、簡単に刑務所に送れる状況を考えると、それが説明になってないかな。

↑シカゴ出身の友人女性は、アメリカより安いからとシドニー大学にやってきた。シカゴだって高いのに馬鹿げている。なぜ飛行機代もろもろも含めて、世界で最も生活費の高い都市のシドニーに来ることが、自国にいるより安く上がるんだ?
アメリカよ、狂ってるだろ。

↑服役者にかかるコストを見たことがある? 年間8万1000ドル(約840万円)だよ。カリフォルニア州は年間1人の受刑者にそれだけ払っている。
完璧な世界ならそのお金を教育に回す。大勢が犯罪に手を染めないようにね。
犯罪しなければ年間8万1000が浮くことを想像してみよう。犯罪者のために刑務所の滞在費用が支払われるんだ。
もちろんそんな単純なことではないだろうけど、考えさせられるよね。

●ふむ……。写真の囚人服を数えたら21しかない。それは囚人服が1つ脱走したか、本当に大学が必要かのどちらかだな。

↑カメラから外れた左下の部分に囚人服が1着あるよ。

●これは正確には間違いだけどね。
カリフォルニア州立大学サンマルコ(1989年)、カリフォルニア州立大学モントレーベイ(1994年)、カリフォルニア州立大学アイランド(2002年)は、全て1980年以降に創立している。
アーティストが「建てた」という言葉をクリエイティブな解釈をしたに違いない。古い軍の基地跡を使ってオープンしたからね。1980年にはなかったが今は存在している。
カリフォルニアはすでにすばらしい公共の大学がたくさんあり、少なくともメジャーなメトロ都市に最低1つはある。

↑※印の説明の通り「カリフォルニアの大学システム」という意味だと思う。他の州立大学はカウントしていないんじゃないかな。コミュニティ・カレッジも10校くらいあるけど、それもカウントしていない。

●ほとんどの人は刑務所のように、20年〜生涯とか長期間大学には通わないからね。数が少なくて済む。

●人口が1970年から倍以上に増えていて、年間3%ずつ増えている。この10年でまた1000万人増えることが予測できるので、刑務所もそれに合わせて増やさなければいけない。

●1つの大学では何万人、1つの刑務所では数千人を収容するので、収容能力も考えないと単純に比較はできない。


単純比較は難しいですが、刑務所の需要増と教育費の高騰は、どちらも深刻な社会問題となっています

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