チラシの裏でゲーム鈍報:インターネットクリスマス呪詛

インターネットクリスマス呪詛

2020年12月24日　12:00

インターネットは変わった。変わってしまった。そんなことはとうの昔に気づいていた。いつからだ？クリスマスはぼっちだから。俺たちは仲間だよなみたいな空気、もう寒くね？というような風潮になったのは。いつの間にか僕たちが暮らしてきたインターネットの文化は完全に破壊された。もうそういう時代ではないのだ。いい加減にクリスマスが寂しいという風潮に飽き飽きした。もうそういう文化じゃないと。そういう透明な声が届いてくるようだ。なぜそうなってしまったんだ。なぜそうなる必要があったのだ。10年前、僕たちが楽しんでいたインターネットの文化には、引きこもりでニートの社会不適合者が集まる場所だった。そんな人たちがリア充（当時、恋人がいるなどの意味ではなく、インターネットにしか自分の居場所がない人たちが、リアルに居場所を持っている人全てを呼称するためにリア充と呼んでいた）を妬んで、あいつらが羨ましい、あいつらはバカだ。寂しい俺達にはインターネットがあると叫んでクリスマスを過ごしていた。キャラクターが映し出されたモニターの前にケーキを置いて、飾り付けして、俺たちのクリスマスはこうだと社会の隅っこで声を張り上げていた。一人のクリスマスだったが、大勢の一人のクリスマスがたくさんあった。そういう場所だった。だが今はどうだ。インターネットは一般的な人間が使うツールとなった。もはや誰もがインターネットに潜る時代だ。そう、ここは社会の隅っこではなく、もはやメインストリームに成り果てた。そんな大きな場所で社会不適合者の叫びは届かず、時代に迎合し、インターネットのメインカルチャーに媚びへつらって生きていくしかなくなった。昔のインターネットは良かったと宣う本当の社会不適合者は居場所なんてなくなった。それもそのはずだ。インターネットが普及したというのも理由の一つだろうが、そもそも論、10年の時が経っているのだ。当時20歳の若者でそういう文化に触れていたものは、現在30歳になり、まともに社会を経験し、まともな地位を持ち、まともな生活を送っていておかしくない。もうそういった社会不適合者ごっこをやめてしまった人たちが大勢なのだろう。だからこそ今のインターネットが変わるのは自然なことだ。10年も経てば、人が入れ替わるが、そもそも人が10年生きれば、その人自体が変わってしまう。なるべくしてなったのがこのインターネットの文化なのだ。じゃあ、僕たちは、あの頃の”俺たち”はどうすればいい？泣いて喚いて叫んでいた人たちはどうすればいい？まともになれなかった人たちはどうすればいいんだ。この今のインターネット文化に迎合するしかないのか。なぜ俺たちは忘れてしまうのか。社会不適合者だったあの頃の嫉妬と一体感。それらを全部吐き捨てて、今のまともな人間がまともに過ごすインターネットで、まともなふりをして過ごすのか。なぜそんなことをしなければならないんだ。新しい人達が入って来ようが、元いた人たちが変わろうが、ここは俺たちの場所だった。俺たちが社会の隅っこで泣いて喚いて叫んでいた場所だった。それがなぜ時代によって淘汰されなければならないのか。泣き喚かせろ。元々は俺たちが喚き騒いでいた場所で、誰がそれを止ませることができる。いつの間にか、そうしたこういう想いが全部なくなっていた。時代が、文化が代わり、その場所に留まろうとするならばそれに適応する考えにならなければならなかった。社会不適合者ごっこは、本当に気づかないうちに、いつの間にかまともな人間ごっこになっていた。この考え方を奪われていたことにすら気づけなかった。だけどここは今でも変わらずインターネットであることに間違いはない。誰が何を叫ぼうが自由であるはずだった。何を恐れることがある。元々やってきたことだ。声を上げろ。嫉妬を絶やすな。まともな人間も社会不適合者ごっこをしろ。思想を奪われていただけだ。いつの間にかやってきたことがやっちゃいけないことになっていた。飽き飽きするな。諦めもするな。隅っこで泣いて喚いて叫んでいたあの頃と同じように、今回も泣いて喚いて叫んでやろうじゃないか。寂しい思いを抑える必要もない。嫉妬を我慢する必要もない。世界がどんなに開けようとも、この場所は雲が空を遮って暗い空気が漂う、どこの道にも繋がっていない、どうしようもない場所だった。薄暗い中で石を投げあい、そこに人がいることだけを確認して、それだけで暖かさを知れる場所だった。この世界がどんなに開けようが、変化しようが、この薄暗さだけは何年経っても変わらない。時代遅れの苔の生えた考えだろうが、その考えは元々僕が持っていたものだ。いつの間にか捨ててしまっていたかもしれない。それでも僕の持ち物だった。もしこの考えだめだったとしても、ならせめてこの日だけ、このクリスマスの特別な一日だけは、薄暗い場所から呪詛を叫ばせてくれ。だからこれはもう読まれなくていい。

タグ：: クリスマス

Comments(34)│コラム│

この記事へのコメント

1. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 12:04

マクセルちゃん！どうしたんだ！
早く病室へ戻ろう！！

2. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 12:11

改行無しで怖いぃ…

3. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 12:35

はぁ～、最初と最後の数行は読んだ。加齢でいろいろ企画するの面倒くさくなったんよね。わかる～。

日本中、歳食ってクリスマスもアンチクリスマスも騒ぐの面倒になったんよね。

4. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 12:37

俺がついてるぞ！

5. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 12:51

10文字くらいしか読んでないけど言いたいことは大体分かった

6. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 13:32

縦読みはどこですか？(すっとぼけ

7. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 13:36

わかるわー
今やネットもアニメもゲームもオタクじゃない奴らばっかりで居場所ないもんなぁ･･･

8. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 13:43

なるほどなー

9. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 13:49

だが、今年はローマ教皇自らがクリスマスの中止を宣言した…
だから、今年はクリスマスが訪れることはない…

そう、クリスマスは中止されたのだ…！

10. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 14:03

せやな

11. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 14:26

あらゆるいんたーねっとコンテンツは金儲けの手段が濃くなった時点でもう終わってんだよ
その中でもここはまだいい方だと思ってたわけよ
だけど色々吐き出しちゃったね～

12. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 14:42

性欲まみれのアホみたいなマクセルちゃんに戻ってよぉ！

13. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 15:22

マクセルちゃん幼女なんだから
10年前のネットの話しないでｗ

14. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 15:59

めりー苦しみます

15. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 16:21

長い三行(＾ω＾)

16. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 16:26

落ち着けマクセルちゃん
ほら、今日はSwitch版のスーパーリアル麻雀が発売されるぞ
そっちを見るんだ

17. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 16:49

タイトルみて狂気記事だろうなと思ったら
やっぱり狂気記事だった

18. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 16:52

11年前のイブ記事見たけど本質は何も変わってないの草なんだ
負の感情だけため込んだ結果なんやなって

19. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 17:10

マクセルは中途半端に三次元のお姉さんにも未練を残しているというか、どっちも好きなタイプだから余計に苦しいんだろうな。

若い頃はオタ趣向でも、持ち前のコミュ力で女の子とも普通に話せたタイプだろう。
二次元も三次元も好きだから。三次元のお姉さん関係が充実していないことが苦しいんだろうね。俺はマクセルが風.俗行っても責めないよ（報告とかしなくていいけどw）。

長生きして僕らを楽しませて頂戴。

20. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 17:58

読みづらくて草
クソワロタwww

21. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 18:14

まさに元引きこもりニートの30歳だわ
すまんな

22. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 19:11

ソシャゲでクリスマス衣装来ても
「もうクリスマスか」
じゃなくて
「もう冬か」
と感じてる自分に気づいた
ほんと縁がないんだなぁ・・・別にいいけどね！

23. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 19:54

そんなことよりおっぱいとかパンツの話しよーぜ

24. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 19:56

まあ、気持ちはわからんでもない
最新情報ばかりを提供するのではなく
たまには懐古記事とか作ってみたら？

居場所がないならあんたが作ればええんちゃう？

25. Posted by 名無しさん 2020年12月24日 20:06

読んでしまった
確かにモニターにお気に入りのキャラうつしてケーキおいてたのとか、ぼっちだけど謎の楽しさはあった
今はみんなSNSとかでなんだかんだつながってるけどSNSにすら馴染めない真のぼっちはほんとにしんでる