「肉食動物と草食動物の見える範囲はこう違う…」わかりやすい比較
過酷な野生環境をサバイバルするために、肉食動物にも草食動物にもそれぞれに備わった能力があります。
視力もそのひとつで、捕食者(肉食動物)と被食者(草食動物)では視野にどんな違いがあるのか、比較図をご覧ください。
The difference in vision between predator and prey from r/coolguides
捕食者(左)は獲物との距離を測る必要があるため、両目で同時に見る範囲が広く、立体認識や遠近感を得やすくなっています。
被食者(右)は敵の存在に早く気付くのが重要なので、片目で見える範囲が広く、360度に近い視野を持っています。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●(投稿者)この比較はかなりオーバーに単純化したもので、全てのケースに当てはまるわけではないけど、一般的なガイドとしては役に立つと思う。
↑これは哺乳類だけだと思う、そうだよね? フクロウはこのルールに沿っているがワシやタカは目は横についている。サメ、ワニ、トカゲ(カメレオン以外)、カエルはみんな横に目がある。
●今日、機関車トーマスは捕食者だと知った。
↑トーマスの立場で言うと、機関車は右や左は見なくていいだろう。
●今日、ファービーは捕食者だと知った。
●霊長類は例外とされている。全ての霊長類の目は前に付いているがハンターというわけではない。目が前にあると立体的な視覚が得られるので、森で生活していた霊長類が森のナビゲーションとして活用していたという仮説が立てられている。
●ビッグバードは捕食者だな。目が前についてるから。
(※セサミストリートのキャラクター)
●捕食者のトップであるシュモクザメはガイド通りじゃないようだ。
↑シュモクザメはその先に進んでいるんだ。その個性ある目の位置は垂直に360度見ることができる。
このため上も下も見ることができて、さらに電気による位置確認能力も持っている。3人称視点モードでゲームをしながらミニマップを常に開いているようなものなんだ。
●ということは捕食者は捕食者を捕食したほうがいいということ?
↑一般的には捕食者の数は獲物の数より少ない。捕食者を食べていると維持できない。
●深視力 vs 広い視界 だね。
ヤギのような草食動物はこっそり近づかれないため広い視界が必要。猫のような肉食動物はこっそり近づいて攻撃するために深視力が必要。
瞳の形も影響する。水平な瞳は視界が広く、垂直の瞳は奥行きの感覚を得る。そして丸い瞳を持つ動物はその2つの組み合わせがある。
全てに当てはまるわけではないようですが、必要な視覚によって目の位置が大きく違うのは興味深いですね。