第1328話「風を感じぬか」

八木ちゃん…いや、ヤミさんが主人公のマンガ「はじめの一歩」が新しくスタートしました。

ということで、プロボクサーで麻雀のプロではない男、キース・ドラゴンを相手に、麻雀のプロ2人はことごとくやられてしまい、残るは麻雀の歴史に名を残すボクシングジム社員の男・八木ちゃんだけ。

プロ2人もいるのに負け確定、というか気持ちの面でもう勝てないって諦めちゃっててそれってどうなんだ！？と思いながら、ヤミさんとキースの戦いの行方を最後まで見届けよう。

試合はどうなった？

実を言うと、麻雀のこと全然詳しくなくって、とりあえず3つずつ揃えたらいいんでしょ？迷ったらチートイツしときゃいいでしょ？レベルでしか理解できていないけど、学生時代よく駆り出されていた自分は、この戦いの内容について語るほどの知識はないので、結論だけ言いますね。キースが勝ちました。

ヤミさんは九蓮宝燈待ちだったけど、キースは国士無双待ちだった。ヤミさんはツモできると確信して捨てた牌をキースに拾われロンされて、試合終了です。

この勝負…キースの運で勝てたとも捉えられるけど、ヤミさんがいい役作りたくて育てすぎて時間がかかったから負けたんじゃないかとも感じる。というか、いい役出ちゃってそのテンション上がっちゃってバレバレだったんじゃないの？あと周りの人間もリアクションしすぎてバレてたんじゃ…。

ただ、キースが国士無双揃えていたのがすごい。あの男、実はとんでもなく強いんじゃないだろうか…。

キースの強さが判明した！

まあそんなわけで接待麻雀はキースが勝利したことで相手を喜ばせちゃったわけなんですが、この麻雀によってキースの強さが判明した！

前回、一歩がキースに違和感を感じた。そこで自分は「もしやキースは反則スレスレのことやってるんじゃないか！？」とか思った。果たしてその予想は合っているのかどうか…

あの豪快な右パンチがよく当たっていたけども、実は注目すべきは右ではなく左。左を当てているから右が生きているのだ！

左で器用に当てて、よろめいたところを右で仕留める。左利きだから当然左はパワーある。茂田みたいなエセサウスポーじゃない、純正サウスポーだ。

と、いうことはですよ…とんでもなく右が強いと感じていたけども、実は奥の手で破壊力とてつもない左パンチ持ってるんじゃないの！？

まあそりゃそうだよね…運だけで勝ち上がってくるほど世界チャンピオンは甘くない。ちゃんとした強さがあって、それに運が加わっての強さ。

果たして鷹村は、キースに勝利できるのだろうか…？イーグル以来、対戦相手の背景をしっかり描いているVS鷹村のボクサーなので、すごく熱くなる試合を期待したい。

はじめの一歩(129) (講談社コミックス)

森川 ジョージ(著)

クリックで商品ページへ