gfy78岩手競馬では2018年以降、出走馬から相次いでボルデノンが検出され、原因不明のままレースの中止と再開を繰り返していた。



・岩手競馬禁止薬物、寝床わらのカビ由来 事件性なしで書類送検へ



岩手競馬の競走馬から禁止薬物のボルデノン(筋肉増強剤)が相次いで検出された問題で、岩手県警は原因について、寝床のわらにカビが発生し、それを食べた馬が体内でボルデノンの成分を生成したため、と判断したことが分かった。

県警は県競馬組合から告発を受けて競馬法違反(禁止薬物使用)で捜査していた内容を事件性がなかったと結論付けて、近く盛岡地検に書類送検する方針を固めた。


・岩手競馬 禁止薬物は自然発生 「事件性極めて低い」書類送検



 岩手競馬では2018年以降、出走馬から相次いでボルデノンが検出され、原因不明のままレースの中止と再開を繰り返していた。県警は19年、県競馬組合から「何者かが故意に摂取させた」として告発を受け、捜査を始めた。

 捜査関係者によると、ほとんどの厩舎(きゅうしゃ)では寝床にわらを敷いていた。本来えさではないが食べてしまう馬もいるという。

県警が専門機関で分析したところ、一部のわらには馬の排せつ物が含まれ、カビが発生していたことが分かった。そのカビが馬の体内で反応し、ボルデノンの成分を生成する可能性があることも判明した。






・しかし、岩手だけで起こるのかな。
ワラを使う厩舎は多いのに、よそでは、そんな話し、聞かないな。
昔、自分がいた地方にも競馬場があって、勝ち馬から禁止薬物が出たが、原因不明。結局は、獣医師が責任を被って終了という事があったけど、ひょっとしたら、今回のようなワラのカビが原因であった可能性も無きにしもあらずだなぁ。

・植物にカビが作用して毒や薬品になるのはよくある事。高齢者が普通に処方される血液抗凝固薬ワルファリンも1933年の猛吹雪の夜、アメリカのカールソンと言う酪農家が、飼育している牛の大量死に絶望してウィスコンシン大の研究所に、死んだ牛と、死因と思われる「固まらない血液」と飼料のスイートクローバーを持ち込んだ事から発見されている。
たまたま夜遅くまで研究していたカール・リンクと言う生化学者が対応、研究を進めて、この大量死の原因がカビの生えたスイートクローバーから生成される化学物質「ジクロマール」にある事を発見した。

・可能性として、厩舎が不衛生というより、寝藁として農家から
仕入れた時点で、藁の内部にカビが発生していた、もしくは輸入藁の中に
カビが発生していたのだと思う。天日干しの藁でも日陰の部分だったり
重なっている内部まで、きちんと乾燥されない事もあります。寝藁の保管場所に、雨水がかかる事もある。寝藁を仕入れに行った日に雨に降られる事もあります。

・蔵付き酵母菌みたいにそのカビ菌は岩手の環境に合っていて厩舎に付いてるのかもしれない
研究したら新しい薬やサプリが作れたりしないだろうか

・酒蔵や醤油屋さんには蔵の神様がいて柱や屋根に住み着いていて建物を改築するとお酒や醤油の味がかわるらしい。たぶん厩舎にもそのような菌があってそれが繁殖し、いくら藁を代えても建物自体に住んでいるので構造物を変えない限り繁殖するらしい。なので厩務員さんの怠惰ではないとおもいます。特に寒暖の差の大きい地域ではカビ繁殖しやすく、なかなか死滅しない丈夫な菌がいるみたいです。

・そのカビが有害か無害かは不明ですが、仮に無害な状態で人体に摂取できて、人体内で筋肉増強物質が合成できるなら、ある種の高齢者向け筋肉量維持のための健康食品/薬品を作ることができそうですね。

・今頃寝藁のカビが原因って…。JRAの総合研究所あたりだとその辺の情報持ってそうだけどね。地方競馬とその辺の情報交換とかしてないの?