g78約30戸が並ぶ神戸市北区の住宅地に、車で出入りできる唯一の橋が突然封鎖され、警察官が出動する事態がたびたび起きている。




・唯一の出入り口なのに…住宅地の橋が突然封鎖 実は私有物「買い取るか、通行料を」



50年近く公共物という認識で使われてきたが、最近になって「私(し)橋(きょう)」であることが判明。所有者は老朽化のため「維持管理費がかかる」として住民に購入を求め、住民は市への移管を提案するが、主張は平行線をたどっている。

 2019年12月末の午前10時ごろ、神戸市北区山田町小部。有馬街道(国道428号)に沿う天王谷川にかかる1本の橋の上に突然、鉄パイプや土のう、ドラム缶が置かれた。進入禁止の標識の紙が添えられ、張り紙には所有者の名で「維持管理費等のご協力を得られない為、住民の皆さまの安全を確保する」と書かれていた。

 19年12月、所有者が説明会を開き、「個人所有なので自治体の修繕対象にはならない。1200万円で自治会に橋を売却するので、神戸市に移管してほしい」と提案があった。できない場合、自動車2万円、小型オートバイ5千円などの月額通行料を取るという代案も提示した。

 住民側は提案を受け入れなかった。住民の1人は「これまで当たり前のように通っていた橋。急に所有者が現れて、『お金を払え』と言われても」と話す。所有者は「事故があっても責任が取れない」とし、代案提示から約20日後、橋の封鎖に踏み切った。

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