逃げ上手の若君：第10話「逃げながら1333」

ついに、マイサンにしてマイペアレント、マイボーイにしてマイガール、マイプリティプリティプリティマン、プリプリしたほっぺをぶっちゅー…そうです！逃げ上手の（マイフィアンセ）若君が10話に突入したのです！

9話と10話では、意味合いが大きく違う…。だってよく見てください10という数字を！2つ文字があるんですよ！これってカップルに見えません！？

1が自分だとしたら、若君は0。0には大きな穴が空いている。その穴に、私の1が入るわけですよ。逆も可。

ちなみに５５っていう数字は、左の５が右の５を狙っているように見えて…おっとこれ以上はやめておこう。

…って、ホントにそんなこと言ってる場合じゃないって！あの貞宗のヤロウが若君の後頭部に弓当てやがった！大事な大事な後頭部をよくも…あの、長い髪を縛って見えるザ・ビューティフルうなじをよくも攻撃しやがって…。分かってんのかこの男はァ！

それでいて、若君が犬を狙ったところをウマで体当たりしてくるなんて…ウマのアプリでさえ体当たりしてねェのにこの野郎がァ！

大体貞宗、あと4点取られたら敗けだって子供に対して大人気ねェだろうがァ！てめェは大人なんだから譲れよ！子供だぞ！日本の宝だぞ！ジャンプの財産だぞ！それをよくも…

逃げながら…

もうこんなことやってる場合じゃない！今すぐこの試合を終わらせないと、若君が怪我してしまう！そのモッチモチ肌にキズ出したらどうするんだ！？この時代、メンソレータムどころかアロエすらあるか怪しいってのに、もう一生モノのキズになってしまったらどうするんだ！？頼重分かってるだろ…今すぐ試合を止め…

しかし見えねェ！そりゃそうだ！だって若君スカート穿いてねェもん！

ウマを後ろ向きに乗り、さらに身体を思いっきりひねる、押し捻りで貞宗の喉仏に弓を当てちゃったよ若君すげェ！でもお尻が見えねェ！10話なんだからご褒美ないの！？

もう誰がどう見てもやわらかそうな桃…いやこれはもうイクラのようなプリップリつるっつるなモンだって分かるのに、下の衣装が邪魔で…ちくしょう。もしスカートだったら、きっとそこからフンドシが見えると思うと、これほどまでに残念で仕方ないってことはない。

フンドシってアレでしょ？割れ目の部分だけ隠して広い面積隠さずでしょ。それが見れないなんて…。え？この時代ってフンドシじゃないかもって！？そもそも何もはいてない可能性があるって！？ということは、若君の矢が、ふいに飛び出してしまう可能性もある…いやいやいや！若君はまだ子供！子供だからそんな飛び出すなんてことないでしょ！米青はとおってないでしょ年齢的に！とおってるなら私も本気を出さざるを得ない。

しかし、喉仏とはいえ、貞宗は（のど）ち○○をシゲキさせられぶっ倒れたなんて…。悔しい、悔しすぎて泣きそうだ。こんなシゲキ、もう二度とないぞ…。

若君、圧倒す

ギリギリの点数だったけど、若君は勝利！若君は2度も宗貞に矢を当てたっていう事実は、とんでもないぞ。

これにて宗貞は、敗北した上に（のど）ち○○までシゲキさせられ、帰るのであった。こんなにもうらやましいことはないが…でもショック受けてるだけで、快感までは感じていないはずだ。はずだ…

ウソだろオ、イ…若君に恥ずかしいまでの敗北をして、そして目ン玉飛び出して、その瞳には若君のたくましくも美しい姿が焼き付いて…惚れねないか！？若君のこと好きになってないか！？

…そうか、好きの反対は無関心、好きと嫌いは表裏一体、恨み募ってラブラブチュッチュー。ふざけるなよ惚れるなんてふざけるなよ！

だが…悔しいかな、立ち振る舞いの品や、上流階級の品を感じるあたり、同じ上流階級同士だからこそ感じたもの。一般市民の自分は、若君から漂う気品さに気づけていなかった。ただ、可愛い結婚したいという気持ちが大きくなりすぎていて、若君の本質を見ていなかったと、痛感してしまった。

情けない本当に情けない。若君を始末しようと動いていた宗貞のほうが、若君を見ていたという事実に気づき、本当に情けないと思ってしまった。アカン、ガチ凹む。…自分って、もしかして若君のこと好きじゃ、ないのかな…。

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