Amazon Web Servicesは、同社のLumberyard Engineのアップデート版をOpen 3D Engineプロジェクトに提供し、Apache 2.0ライセンスによる完全なオープンソースとして提供を発表
Amazon Web Servicesは、同社のLumberyard Engineのアップデート版をOpen 3D Engineプロジェクトに提供し、Apache 2.0ライセンスによる完全なオープンソースとして提供を発表としていて、そのコメントを紹介していますね。
Amazon Web Servicesは、同社のLumberyard Engineのアップデート版をOpen 3D Engineプロジェクトに提供し、Apache 2.0ライセンスによる完全なオープンソースとして提供することを発表しました。
AWSのエンジニアリング担当VPであるBill Vass氏は、次のように述べています。
私たちは、3D開発コミュニティに、最新のゲームハードウェアと分散型クラウド・レンダリングの両方に対応した新しいフォトリアリスティック・レンダラを含む、業界で最も幅広く統合された3Dオーサリング・ツールを備えた、誰にも邪魔されないAAA対応のリアルタイム3Dエンジンを提供できることを誇りに思います。LinuxがOSに、ApacheがWebにもたらしたように、コミュニティ主導の一流のオープンソースオプションを作ることで、リアルタイム3D開発に革命を起こすことができると信じています。
また、Linux FoundationのCTOであるChris Aniszczyk氏は次のように述べています。
新しいOpen 3D Foundationは、ゲーム開発者やエンジン開発者に、世界的なオープンソースコミュニティによって長期的に維持されるメジャーなAAAクラスの3Dエンジンの方向性に影響を与える機会を提供します。さらに、自動車やヘルスケアなどの他の産業も、エンジンを組み込むことで、すべての人に利益をもたらすエンジンの進歩をサポートすることができます。
また、10月11日~12日にカリフォルニア州ロサンゼルスで開催される「O3DECon」と呼ばれるイベントがすでに予定されているほか、7月22日(木)午前8時30分~午前9時30分(太平洋時間)に開催される仮想イベント『GDC 2021』では、Open 3D Engineのパネルが放映される予定です。
思い出してほしいのですが、『Amazon Lumberyard』は2016年2月に初めて発売されました。元々はCrytekのCryEngineをベースにしており、現在は中止されている『Breakaway』や『Crucible』、『The Grand Tour Game』、そして今後発売予定の『Star Citizen/Squadron 42』、『Deadhaus Sonata』、『New World』(7月20日にClosed Betaに入り、8月31日にフルリリース予定)など、数多くのゲームに採用されています。
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オープンソースになったとしており、これで採用するメーカーが増える可能性が高いとみていいでしょうね。制作者は革命を起こしたいと意気込んでいますね。