戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://www.vsnp.net/article/posttime-202107092300.html


南総里見八犬伝で打線組んだ: V速ニュップ

南総里見八犬伝で打線組んだ



1: にゅっぱー 21/03/17(水)23:02:03 ID:vbM
1 二 安西篤子 『安西篤子の南総里見八犬伝 わたしの古典』(集英社、1986年/集英社文庫、1996年)
2 左 藤江峰夫編著 『長編ダイジェスト5 南総里見八犬伝』(有精堂、1994年)
3 捕 鈴木邑訳 『南総里見八犬伝 現代語で読む歴史文学』 (上・下 勉誠出版、2004年)
4 三 丸屋おけ八訳 『全訳南総里見八犬伝』(言海書房、2007年)
5 一 白井喬二訳 『現代語訳 南総里見八犬伝』(上・下 河出文庫、2003年)
6 遊 山田野理夫訳 『八犬伝』全8巻(太平出版社、1985年)
7 右 平岩弓枝 『南総里見八犬伝』(中公文庫、1995年)
8 中 栗本薫 『里見八犬伝 21世紀版少年少女古典文学館21』(講談社、2010年)
9 投 石川博編 『南総里見八犬伝 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』(角川ソフィア文庫、2007年)

監督
小池藤五郎校訂 『南総里見八犬伝』(全10巻、岩波文庫、1990年)

イチオシ記事


2: にゅっぱー 21/03/17(水)23:03:19 ID:5cH

3: にゅっぱー 21/03/17(水)23:03:55 ID:vbM
簡単な解説1

1 二 安西篤子 『安西篤子の南総里見八犬伝 わたしの古典』(集英社、1986年/集英社文庫、1996年)
女性作家による女性読者を対象とした古典の現代語訳「わたしの古典」の一冊。
各シーン各パートを女性キャラクターで章立てするなど、女性キャラクターに焦点を当てている。
流麗かつ平易な訳文で無用な改変を行わず、最後までしっかり書いている数少ない抄訳。巻末に登場人物紹介あり。

2 左 藤江峰夫編著 『南総里見八犬伝 長編ダイジェスト5』(有精堂、1994年)
多少文語調を残した現代語訳が特徴な抄訳本。
無用な改変やカットされた部分もほとんどなく原作に忠実。
原本と対照できるようにエピソードに即して回数を示している。
ただ現在は絶版で入手困難。

3 捕 鈴木邑訳 『南総里見八犬伝 現代語で読む歴史文学』 (上・下 勉誠出版、2004年)
完訳ではないものの、細かいエピソードもしっかり拾っている抄訳本。
衒学的な考証などの部分は省略されていて読みやすい。
絶版で入手困難なのが玉に瑕。

4 三 丸屋おけ八訳 『全訳南総里見八犬伝』(言海書房、2007年)
南総里見八犬伝の唯一完全現代語訳した本。
回外剰筆まで訳しているが、各編の序、跋などは最初のものを除き未訳。
加えて原本の区切りを無視して独自で章立てを行っていたり、
台詞が脚本風に記していたり、数え年や数の単位も現代調に改めていたりするのがやや残念。

5 一 白井喬二訳 『現代語訳 南総里見八犬伝』(上・下 河出文庫、2003年)
もっとも有名な南総里見八犬伝の現代語訳(抄訳)。
原本と対照できるようにエピソードに即して回数を示しているものの、
前半部はほぼ全訳だが後半に行くほど省略が進み、終わりの方になるとほぼ粗筋になってしまうのが欠点。

4: にゅっぱー 21/03/17(水)23:04:12 ID:vbM
簡単な解説2

6 遊 山田野理夫訳 『八犬伝』全8巻(太平出版社、1985年)
青少年向けの児童書だが、原作の雰囲気そのままに冗長な箇所を程よく省略しており読みやすい抄訳。
もちろん京物語や対管領戦も省略されておらず、原作の挿絵も使用されている。
また、原作通り全180回(上中下や「勝」も入れて)に分けているのも好印象。
絶版で入手困難なのが玉に瑕。

7 右 平岩弓枝 『南総里見八犬伝』(中公文庫、1995年)
元々は新聞で連載していたやつ。
基本的には原作に忠実ながら、ダイジェストのように話が流れていく。
簡素ながらも情感のこもった描写や和風の挿絵が魅力。

8 中 栗本薫 『里見八犬伝 21世紀版少年少女古典文学館21』(講談社、2010年)
少年少女を対象とした古典の現代語訳「21世紀版少年少女古典文学館」の一冊。
さし絵や図解、注釈やコラムがたくさんあり、読みやすい。
六犬士が廻り会うまでの抄訳で、その後はざっと粗筋になっているのがやや残念。
なお90年代初期に出た旧版「少年少女古典文学館」(中古)は古典全集とは思えないくらい相場が安く、比較的気軽に揃えやすい。

9 投 石川博編 『南総里見八犬伝 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』(角川ソフィア文庫、2007年)
古文初心者を対象とした古典の入門書「ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」の一冊。
『八犬伝』の名場面を現代語訳と原文を並べて提示し、その間のストーリーは「あらすじ」として紹介する形式が特徴。
抄訳では省かれがちな終盤もしっかり扱っている上に、コラムと解説も載っており非常に分かりやすい。


監督
小池藤五郎校訂 『南総里見八犬伝』(全10巻、岩波文庫、1990年)

最も知名度・普及度が高い『南総里見八犬伝』の原文で、八犬伝や馬琴に関する書籍や論文でも「岩波文庫版に基づく」と書かれてる事が多い。
馬琴手沢本の口絵・挿絵が全て収録されている(ただし1990年以前に出た旧版では一部しか収録されてない)。
各冊冒頭に「話の筋(あらすじ)」と「解説」(どちらも現代語)があり、登場人物一覧もあるので、古文初心者でもある程度理解できる…かもしれない。

33: にゅっぱー 21/03/18(木)08:00:12 ID:iWj
>>3>>4
参考にするわ

5: にゅっぱー 21/03/17(水)23:04:34 ID:uyi
漫画で分かり易いのある?

7: にゅっぱー 21/03/17(水)23:06:17 ID:vbM
>>5
大長編やから漫画にしたらあらすじになりそう

8: にゅっぱー 21/03/17(水)23:07:36 ID:5cH
>>7
はえー

6: にゅっぱー 21/03/17(水)23:05:30 ID:5cH
けっこう差があるんやな

9: にゅっぱー 21/03/17(水)23:08:00 ID:T7D
やっぱり信乃が好き!(´・ω・)

10: にゅっぱー 21/03/17(水)23:09:03 ID:5cH
>>9
八犬伝前半の主役かな

12: にゅっぱー 21/03/17(水)23:10:10 ID:T7D
>>10
そうだよ(´・ω・)

13: にゅっぱー 21/03/17(水)23:10:40 ID:5cH
>>12
南総里見八犬伝はどんな本持ってるん?

15: にゅっぱー 21/03/17(水)23:11:36 ID:T7D
>>13
高校時代に読んだだけで、今は持っていないよぉ(´・ω・)

11: にゅっぱー 21/03/17(水)23:10:04 ID:vbM
>>9
わかる

14: にゅっぱー 21/03/17(水)23:10:43 ID:T7D
あとは胤智もキャラ設定が好き!(´・ω・)

17: にゅっぱー 21/03/17(水)23:12:14 ID:vbM
>>14
犬坂毛野やろ

18: にゅっぱー 21/03/17(水)23:12:35 ID:T7D
>>17
智の字好き!(´・ω・)

16: にゅっぱー 21/03/17(水)23:12:12 ID:T7D
でもたしか岩波だった気がするかも(´・ω・)

20: にゅっぱー 21/03/17(水)23:13:03 ID:5cH
>>16
岩波文庫かな?

21: にゅっぱー 21/03/17(水)23:15:10 ID:T7D
>>20
たぶんそれだったかなぁ(´・ω・)

19: にゅっぱー 21/03/17(水)23:13:01 ID:41e
登場人物で打線だと思ってスレ開いたのに…

23: にゅっぱー 21/03/17(水)23:17:38 ID:vbM
>>19
すまんな

22: にゅっぱー 21/03/17(水)23:15:24 ID:T7D
もう10年前だよ(´・ω・)

関連する記事

この記事へのコメント