492 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2005/08/14(日) 09:27:23 ID:gNuYAAxx
むかしむかしのそのむかし。
ちーさなまちの、ちーさなボーリング場の片隅に
『スパルタンX』なるゲーム機があったそうな。
そのゲームに夢中になっている青年。
それを横で見つめている幼い子供。
ゲームは淡々と進んでいく…。
そのときふと、子供がこう呟いた。
「キックよりパンチでてきをたおしたほうが、とくてんたかいよ」
そう、スパルタンXというゲームではキックとパンチが使える。
そしてキックで敵を倒すと100点、パンチで倒すと200点だったのだ。
青年は黙ってゲームを進め、その階のBOSSを倒した後、黙ってポケットに手をつっこんだ。
そして100円玉を取り出し、子供に手渡してこう言った。
「ありがとな、坊主」
その子供は100円玉を手に取ると
笑顔で、照れくさそうにうつむきながら
両親の元へ走り去っていった。
ちーさなまちの、ちーさなボーリング場の片隅で
ちーさな友情が生まれた瞬間であった。
あんときのにーちゃん
お礼を言えなくてごめんな。
むかしむかしのそのむかし。
ちーさなまちの、ちーさなボーリング場の片隅に
『スパルタンX』なるゲーム機があったそうな。
そのゲームに夢中になっている青年。
それを横で見つめている幼い子供。
ゲームは淡々と進んでいく…。
そのときふと、子供がこう呟いた。
「キックよりパンチでてきをたおしたほうが、とくてんたかいよ」
そう、スパルタンXというゲームではキックとパンチが使える。
そしてキックで敵を倒すと100点、パンチで倒すと200点だったのだ。
青年は黙ってゲームを進め、その階のBOSSを倒した後、黙ってポケットに手をつっこんだ。
そして100円玉を取り出し、子供に手渡してこう言った。
「ありがとな、坊主」
その子供は100円玉を手に取ると
笑顔で、照れくさそうにうつむきながら
両親の元へ走り去っていった。
ちーさなまちの、ちーさなボーリング場の片隅で
ちーさな友情が生まれた瞬間であった。
あんときのにーちゃん
お礼を言えなくてごめんな。