787 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:01/11/06 16:17 ID:0sHK2Oq9
二年前の冬、四才になったばかりの娘を自動車事故で失いました。
それからの妻の落ち込みようは尋常でなく、僕の方はといえば、
仕事が手につかない日々の連続で、転職を繰り返しながら過去の
思い出に浸る毎日でした。
娘が生きていたときのような笑い声は家の中から消えてしまって
いました。街を歩いていても、テレビを見ていても、小さい女の子
を見るたび心が重苦しくなってきて…自分でもその状態から脱した
かったのに、どうしようもなかったのです。

先々月、朝起きると妻がいきなり「お墓参りに行こうよ」と言い出し、
僕は会社を休んで電車で三時間かけて、あの子の眠る墓へ。
その日はとても青空が澄んでいて、久しぶりのデートみたいに二人
ともなんだか気持ちが弾みました。

お参りしたあと、妻と固く握手。
そのまま2時間くらい、握手したまま二人で大声で泣きました。
こんなに出るのかと思うくらい涙が流れたあと、
二人で娘の墓の前で約束したんです。僕たちは一生懸命生きるよ。






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