逃げ上手の若君：第30話「騎馬戦1334」

（あれ…若君どこ…）

逃若党のメンバーが死んでしまうかもしれない…と不安になってた頼重の気持ちが、今分かる。弧次郎が単独で、国司軍と戦う。それも単独で、相手の強キャラと戦う。デブと戦う。

弧次郎といえば、いかにもヤンチャでナマイキなこと言いそうでどこかでちょっと困らせたらいい感じにテレて赤面ベイビーフェイス見せてくれるんじゃないかっていうような子、かと思ったらかなりまともな子で周りのペースに巻き込まれる苦労人な子。若君にちょっかい出す系かと思いきや、若君に振り回される弧次郎であった。

つまり、彼は今、若君にとても信用され信頼されている。悔しいわオイ！ホントに羨ましい位置にいやがる。あの身内がどんどんいなくなって、頼れる人が全くいなかった最初のころに出会い、今ではいなきゃダメな存在にまで昇華しきってる。どうして自分はその立場になれなかったのか…。

いくら悔やんでも、解決方法がない。かといって、この戦いで弧次郎がいなくなるというバッドエンドを考えるほど自分は悪人でもない。むしろここを切り抜けてこの2人がチョメチョメしているのを両手で抱え込んでしまうほどの包容力を持ちたい！というかしていいよね！あんだけの危険なことを切り抜けれたらやってもいいよね包容！ホールドユー！ホールドユー！

不利な状況に、若君の声が…

弧次郎、国司軍のツワモノ相手に、騎馬戦での戦いに挑む…けど、もう誰がどう見たって不利！マジでここで生き延びてくれないと若君が泣いてしまう！若君のライバルが減って喜ぶなんてことはしない！若君のライバルごと2人ごと抱きしめてHOLD ON ME！

とにかく、弧次郎にはここで生き延びてもらわないと！

（仲間からの若君思い出話を受けて）若君の声注入！若君がただ弧次郎を褒めて褒めて褒めまくってるだけの声なんだけど、これで弧次郎もすごく気力アップして…

いや…ちょっと待って…若君、弧次郎のこと好きすぎないか！？いくらなんでも、興奮しすぎてやしないか。…あの雄野生猫、若君の心を奪いやg…はっ、自分は今、何を思ったんだ…弧次郎が生き延びるよう、応援しなくては！

…と思ったけど、相手が自滅してくれたので勝てた。相手、馬に乗りながらあの巨体で弧次郎の攻撃をガンガン躱すもんだから、マジでヤバいんじゃないかと思ったけども、油断してたところを仲間が馬から引きずり落として、動きを封じたところを一発ザクッとね。

仲間のおかげで、被害出ることなく、勝利できました。そうそう、この程度のデブ1人で倒せよなんてことは言いません。よくぞ生き延びてくれた、よくぞ生き延びてくれた…。

まあそれはそれとして、自分の中では若君の心を狂わせるオスネコ認定させていただきました。もし若君と影でチョメチョメつつ→××とか…おいやるなよ！

若君がいないんですけどどういうこと！？もしかして来週もこの感じ続くの！？若君の摂取しないとこのままではぁぁ～～～～～～～～～～っ。

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