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大炎上 | 紫電改343 燃料と残弾少ない帰投中に会敵する菅野たち
 

紫電改343 燃料と残弾少ない帰投中に会敵する菅野たち

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『イブニング』連載、「紫電改343」の第28話
モブリー少佐が率いるF4U コルセアの部隊に大打撃を与えた菅野たち戦闘301飛行隊(新選組)。本来の目的だった呉への攻撃は目の前なのでキャントレル大尉は進言するも却下された。我々が飛んでいられるのはコルセアというタフな機体があってこそ。帰投できるチャンスはこの一瞬しかないと、悔しさを滲ませながら部下に言い聞かせた。

確かに隊長の判断はビンゴだとキャントレル大尉。この戦争を終わらせるにはアイツらをどうにかしないといけないと雪辱を誓う。
オレ達アメリカを甘くみるなよ
お前達を倒すオプション(戦い方)は必ずある!


このセリフを実証してしまうのが図らずも「紫電改の弱点」について語っていた呉のおじさん。誰かと思ったら海軍工廠で紫電改の開発に関わってきた人らしい。そうだとしても一般市民に対して新型機の弱点を教えてしまう行為は、憲兵にしょっびかれて当然な行為だと思うけどな。
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紫電改の航続力は増槽なしで30分。20ミリ機銃が4門あっても各2百発の弾丸を撃ちっ放しでは24秒で底を突く。
つまり30分しか闘えない戦闘機
それが紫電改なんだよ!

「遅すぎた零戦の後継機」と言われる紫電改ですが、航続距離が短いのが致命的なのか。まぁ局地戦闘機と割り切ってしまえば楽かもしれませんが、零銭に慣れている人からすれば物足りなさがあったかもしれませんね。

菅野はモブリー少佐の部隊が離脱するのを確認。追い掛けないのは戦う意思がない者への攻撃は無意味ということか。撃墜数を杉田に訊いたら「5・6機で勘弁してやった」とのこと。これを上回ったのは加藤勝衛 上飛曹の10機。これはいささか大袈裟だったようだけど、8・9機は間違いないらしいですよ!?
見渡す限り敵機は見当たらないことから帰投する301です。

その頃の空襲警報がやんだ松山基地の近郊。菅野が贔屓にしている すき焼き専門店「喜楽」の女将・今井琴子さんのもとに訪れる人がいました。
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日光安治 上飛曹の姉と、井上伊三郎中尉の奥さんです。
よりによってこの二人の身内を出しますか!?
お涙頂戴劇の何ものでもないんですけど…。ここまで書けばほとんどの人が察しているでしょうが死亡フラグになってるんですよ。だからこれから起きることを思うと切ないったらありゃしない!

帰投する菅野機が被弾していることに気付いた杉田。右翼の補助翼(エルロン)が3分の1ほど無くなっているけれど帰るには支障がないという。けれどこんな時に限って不幸がやって来るというもの。四国の西条飛行場あたりを攻撃して帰還するF6F ヘルキャットの編隊と遭遇してしまう。お互いに攻撃帰りなので燃料と残弾が厳しいに違いない。だから見逃すし、相手も見逃して…くれませんでした。4機だけが編隊を離脱してこっちに向かってきます。
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ならばこちらも攻撃態勢になるしかないね! 「日光! 行くぞ!!」と激を飛ばすわけですが──301部隊を設立して初の戦死者を出すことになるとは誰が思おうか!
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