862 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:01/11/12 20:31 ID:vjDjLb1Q
おととし自分と母子ふたりだった母親が死んだ、八十四才だった
入院したときは、まさかそんなに悪い病状だとは思ってもいなかった
検査の結果は肝臓・腎臓・骨盤と、どこから発症したかわからないほど
転移しまくりの末期がんだった、、、半年間の闘病ののち他界した
最後の半月までは意識もあったしベッドの上に起きてもいた
これなら一年ぐらいは生きてるだろう、いや治るかもしれない
それぐらい安心していたんだ。
仕事帰りに三日に一度ぐらい病院に顔を出した
たまーに一週間に一度ぐらいになった
いつもは無精な自分があまりマメだとあやしまれるとおもった
あるとき隣のベッドのおばちゃんが被っているナイトキヤップの様な
ネットの帽子が欲しいといった
似た様なものを買って来てくれといった。
男の俺はそんなおばちゃん向けの衣料品をどこに買いにいけばいいのか
良く分からなかったので結局忘れてしまっていた。
しばらく顔を出していなかった、ある日の深夜三時に電話がなった
意識不明だという、慌ててタクシーを飛ばした
つい先週まで起きて元気そうだった母が昏睡状態に陥っていた
結局、一度も意識が戻らず帰らぬ人となった。
不思議だったのは母が欲しいといっていた帽子を被っていたことだった
借り物だと困るので、看護付さんに聞いてが分からなかった。
葬儀の最中はあわただしくそんなことは忘れていた
出棺するときも最後に身に着けていたしあれだけ欲しがっていたんだからと
その帽子のまま見送った。
親類も、母の知り合いもみなくちぐちに、
いつも身の回りをキチンとしていた人だから
最後まで身だしなみに気をつかったんだよといっていた。
荼毘に付すため、ホテルのロビーのように妙にこぎれいになった
焼き場の控室で親類連中と食事をしていた、
すると他の人の葬儀で通りかかった身知らぬ人が
母の遺影に気がつき声をかけて来た、
母のとなりのベッドに入院していたおばちゃんの知り合いだという
おばちゃんのお見舞にいったおり母に帽子をかって来てくれと頼まれて
おつかいにいったという、、、
なんというぐうぜんか、、、
ありがとうございますありがとうございます
ただただ号泣するしかなかった。
なぜ自分が母の願いをかなえられなかったのか
なぜ赤の他人に頼まなければいけなかったのか
そしてここで引き合わされてお礼をいえという母が
死んだあとのことまできちんと後始末をした母が
かなしく、そしてうれしかった。

墓に衣は着せられぬ 孝行をしたいときには親は無し

まさしくそのとおりでございます。 長文スマソ






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