第112話「人目」

スズメちゃんも安心できる野見宿禰の上げたかかと、それくらい抜群の安定感がある四股…からの勢いよく地面をドッ

その四股は、あの徳川邸に地震を起こすほど。

地震といえば、かつて範馬勇次郎が地面を殴って止めたことがある。地面を殴るといったら、中国のイベント会場で地面に大きな凹みを作ったことを思い出させる。それと同じくらいの力…いやそれ以上の力を見せてくれてるじゃないだろうか。

迫力は抜群にある。オーラもある。ぶっちゃけこれジャックハンマーやばくないか！？

ジャック、挑む…！

ジャックと野見宿禰、ついに対峙する…。身長はもちろん、骨延長しまくってるジャックのほうが上。問題なのは、ジャックの体型。逆三角形だとオリバの二の舞になりかねぬ…。

だがジャックは、自分の力にすごい自信があるみたいだ。それも、人目がほしい…これはジャックが相撲という競技で勝利したいという気持ちがあるのかもしれない。

そんなジャックに、さっさと襲いかかってこいよと挑発する野見宿禰。徳川邸で戦ってやるぜという意気込みはあり、あのジャックに対して極小の精神…

やりやがったジャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアック！

ジャック、顔面捉えた野見宿禰の張り手に、噛みつきのカウンター、それであの野見宿禰の小指を簡単に噛みちぎってしまった…。とんでもない、とんでもない…。

相撲で小指といえば、0.25トンの相手でも小指一本で倒せるという逸話というか事実がある。その大事な大事な小指を、切断してしまうなんて…ヤバイ、やばすぎるよジャック。

指を噛みちぎったというのは、ガレリンのことを思い出す。ここから一気にガレリンぶっ倒し恐ろしい表情をしたジャックは、今でも恐ろしかった。あのころのジャックが再び戻ってくるのか…それとも、ブチギレた野見宿禰がジャックの骨を砕きまくってしまうのか…さあ、ここからが本番だ…！

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