ewrrrrバレーボール男子日本代表でステージ4の胃がんを告白した藤井直伸(東レ)が4日、自身のインスタグラムを更新し、1日に東レに同期入団の3人が立ち上げた「Team藤井募金」について、この日をもって終了することを発表した。



・胃がん告白の藤井直伸 募金終了発表し謝罪「冷静な判断できず不快な思いを」



 美弥夫人との連名で「たくさんの方が動いてくださり、その想いが何よりの力になりました。そして、たくさんの方の気持ちを形にする場をつくってくれた同期3名にも感謝しています」と綴った上で「しかし、治療方針も明確に定まっていないのにも関わらず、冷静な判断ができなかったことにより私たち家族や知人、会社、チーム等の理解を得ることもなくスタートした事で、大勢の方にご迷惑や不快な思いをさせてしまったのも事実です。大変申し訳ございません」と、謝罪した。

 藤井は2月27日に自身のインスタグラムで胃がんのステージ4と医師から宣告されたことを公表。1日に東レ同期入団の井手智、伏見大和、佐野翔が藤井の治療費をサポートしようと「Team藤井募金」を始めた。3月31日を期限目安として、目標額5000万円を募っていた。藤井は2日には募金活動に感謝し、協力を呼び掛けていた。

 今後については「現在、信頼のおける先生方と共に治療を進めております。皆様の善意を無駄にすることなく、元気な姿をお見せするためにも治療に専念してまいります。頂いた支援金につきましては、少しお時間を頂くこととなりますが、別途ご報告させて頂きたいと思います」と、説明した。


・ステージ4の胃がん公表の藤井直伸、「最善の治療のため5000万円支援呼びかけ」に疑問の声が噴出





・仲間の思いは痛いほど分かるし、何か力になりたいといてもたってもいられずに動き出した結果だと思います。確かに治療方針が決まって、これくらいかかりますってことが分かった上での呼びかけの方が理解、支援が得られやすいだろうなあと思います。


・胃癌の診療に携わっているものですが日本は幸い国民皆保険制度のため保険証さえあれば健康保険を使いエビデンスレベルの高い複数の治療を受けることができます。さらに高額療養費制度により支払う医療費の上限も決められています。ごく小さな負担ではないかもしれませんがどの病院も経済的な不安のあるかたに対する専門知識を持った職員がいますので是非信頼できる医療チームとともに頑張って下さい。


・藤井選手がすぐに募金活動をやめられて、謝罪されたことは素晴らしいと思いました!!間違ったことをした場合に素直にきちんと謝罪される藤井選手を尊敬しました。みんなのお手本を示された気がしました。


・この募金の話を目にした時、同じ癌患者でありながら、正直なところ、何故か、不愉快でした。そんな募金を呼びかける事ができるなんて、誰でもができるわけではないし、日本の胃がん標準治療のレベルって、世界的にも屈指のはずなのに。多額の治療費のために財産を処分したり、親族や会社に借入したりして工面している人もたくさんいる。そもそも、5000万とは何ごと?家族や所属の企業の支援はないのか。などなど、いろいろ考えてしまいました。


・この世代の方の癌治療や療養は金銭的になかなか困難なんですよね。高齢者なら介護保険が使えるけどそれもないし、収入は途絶える。
夏にオリンピックに出ていた方ですもんね、それがステージ4と言われたら、ご本人も友人も冷静になれないでしょう。勇み足も仕方がない、これで落ち込まないで前向きにまずは標準治療に向かってほしいです。


・胃がんでは無いですが、母親を肺がんで亡くしました。発見時はステージ4でしたが翌月にはもう末期になり、余命宣告を受けその通りになりました。
で、確かに治療にはとてもお金がかかりました。こんなことを言うと親不孝ですが正直あと1年とか生きていたら家族の資金はかなり厳しかったかもしれません。
高額医療制度等使えるものは使いましたが…ただそういうもの以外にめちゃくちゃお金かかるのはエセ医療がほとんどでした。
父親が割とそういうのに引っかかってしまうタイプでアレコレしてましたが身内の医療従事者と担当医、セカンドオピニオンを付けた上で家族で説得して止めました。
藁にも縋りたい気持ちは分かりますし、もし本当にそれで…という気持ちもありましたが、まずは日本の基本医療を信じて欲しいです。