sefdeees日本の華字メディア・日本華僑報網は、「安倍晋三元首相が北方四島のために行なった27回の献身を、岸田文雄首相が一発で破壊した」とする記事を掲載した。以下はその概要。



・安倍晋三氏の北方領土での27回の献身を岸田文雄首相が一撃で破壊―華字メディア



北方四島返還を目指す日本によるロシアのプーチン大統領との関係づくりは森喜朗元首相の時代から始まった。プーチン大統領が2000年に大統領として初めて訪日した際、森元首相が自ら接待の陣頭指揮を取り、当時の天皇陛下との会見もセッティングした。

そして、森元首相が築いた土台を十分に利用したのが安倍元首相であり、プーチン大統領との間で「堅実な盟友」と称される個人関係の構築に尽力した。安倍元首相は首相在任中27回にわたってプーチン氏と対面での会談を実施し、地元山口県でフグを振る舞ったり、秋田犬をプレゼントしたりしたのである。







森、安倍両元首相による努力により、確かにプーチン氏から少なくとも表面的な友好を得ることができた。プーチン氏は6回日本を訪れ、日本側と北方領土問題を協議するとともに、共同開発プロジェクトに合意した。そして、安倍氏と平和条約締結、二島返還などの意向を示しさえした。

かくして日本はなんとか北方四島返還という「ジャパニーズ・ドリーム」実現を目指してきたが、ロシアとウクライナとの開戦で日本が欧米に同調してロシアに制裁を加えたことで、「ジャパニーズ・ドリーム」を短期間のうちに実現するのは不可能というべき状況になった。





岸田政権は欧米側に立つことを選択し、まずロシアを世界的な金融決済の枠組みであるSWIFTから排除すること、プーチン氏を含むロシア政府関係者の資産を凍結することへの支持を表明した。また、その後もロシアの金融機関を対象とした資産凍結などの金融制裁、半導体などの汎用製品の対ロ輸出を制限する経済制裁などを含む追加制裁を発動した。

そして、2月27日の記者会見では「ロシアとの関係をこれまで通りにしていくことは、もはやできない」と語った。そこにロシアへの敵対意識があることは言わずもがなだ。日本政府の敵対姿勢はロシアを激怒させ、ガルージン駐日ロシア大使が「重大な対抗手段」を取ると語るとともに、日本の行動が北方四島問題の解決に必ずや影響を及ぼすとの認識を示したほか、3月3日には北海道で2日にロシアの武装ヘリコプターと見られる飛行機が日本の領空を侵犯したとの情報が防衛省から発表された。

日ロ関係が現在ここまで変化し、長年にわたる努力の成果が一瞬にして破壊された安倍氏の心境は、いかばかりか……。




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「残念ながら、日本はこの西側のメインストリームに最も積極的な形で加わり、すべての指示を従順に遂行している」と指摘し、「彼らは見たところ、自分たちの国益に関してどれほど破壊的な行動を取っているかを単に理解していないようだ」と述べました。

そして、「彼らは十分に長い間なんらかのバランスを維持することを試みてきたが、どうやら、現在は賭け金がつり上げられ(現状のリスクが極めて高いため)、彼らはもはや抵抗を示していない」と状況を語りました。