se78去年、川崎市の住宅で37歳の男性が死亡しました。自宅の玄関に敷かれたブルーシートの上、衣服を身につけず、手足を縛られた状態でした。男性には精神疾患があったとみられます。



・自宅で監禁され死亡した男性 “普通の家族”がなぜ…



同居していた両親と妹が監禁の疑いで逮捕され、父親は「外に出すと迷惑だと思った」と供述しました。

なぜこんなことが起きたのか。誰かの支援を受けることはできなかったのか。見えてきたのは「どこにでもありそうな家族」が、孤立していく姿でした。

手錠やロープで手足を縛られ、身動きできない状態で、食事や排せつもその場でしていました。

精神疾患があったとみられ、17年前から自宅にひきこもる生活を送っていたといいます。

雄一郎さんは、小学校では卓球クラブや飼育委員会に所属していました。

取材を重ね、雄一郎さんと小中学校で同級生だったという男性から話を聞くことができました。

おとなしく、真面目な子だったと振り返りました。