元NOAのレジー氏はフェイスブックが始めたメタバースに否定的、革新的なものではないと言及へとしていて、何がダメといっているのかという話ですよね。
SXSWが今週末に開幕し、元Nintendo of America社長のReggie Fils-Aimé氏が会場に来て、BloombergのEmily Chang氏に娯楽・レジャー市場の混乱について語った。
インタビューの中で、現在スピンマスター社とブランズウィック社の非常勤取締役を務めるレジーは、メタバースについての考えを聞かれました。メタバースとは、3D世界のはかない『ネットワーク』で、私たちすべてをデジタルと社会的に魅力的な新しい方法で結びつけると謳われています。あるいは、Second Lifeのように、バットマンとスパイダーマンが一緒に豆を冷やしているようなものになるのかもしれませんね。そう、将来は知的財産権弁護士がすべてを取り仕切るようになるに違いない。
レジーは、パフォーマーやアーティスト、デジタル空間で交流する人々がいるように、メタバースの要素はフォートナイトやロブロックスのようなゲームにすでに存在すると考えています。しかし、Facebookのメタバースへのアプローチについて質問されると、彼はより懐疑的になりました。
『私はそのアイデアの買い手ではありません。彼らの現在の定義が成功するとは思えない。』
そしてレジーは、Facebookは『革新的な会社』ではないと言い、その理由として、『彼らはOculusのように、Instagramのように、面白いものを買収したか、人のアイデアに素早く追従してきた』からだと述べています。レギューラーからの大胆な言葉、そこにあり。
昨年、マーク・ザッカーバーグはThe Facebook Companyの社名をMeta Platformsに変更すると発表したが、これはメディアへの関心が変化していることを意味している。しかし、このコンセプトは単なるビジネス・バズワードに過ぎず、技術的、法的にも多くの障害があるため、『メタバース』を面白く魅力的に実現することは極めて非現実的であるという感があります。実際、多くのゲーム会社がメタバースのアイデアに反発しています。
しかし、レジーは、『本当に革新的な』企業こそ、デジタルの未来を切り開くパイオニアになると考えています。また、Epic Gamesと彼らが過去4年間にFortniteで達成したことを賞賛し、マイクロソフトによるActivision Blizzardの買収は『ファンタスティック』だったと述べています。
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レジー氏は客観的に見た上でメタバースを否定していて、フェイスブックを革新的な会社ではないとバッサリと語っていますね。メタバースに入れ込んでいる人もいる中、今後どうなっていくか?