1374話：思い知る

間柴了という男が、ずっとずっと好きだったのですよ。

すごいリアルな話になるんですけど、これで年齢バレるかもしれないというのを承知で書くと、自分がマンガを読むきっかけになったのが「金田一少年の事件簿」なんですよね。単行本単位で読んでてね、雑誌は読んでなかったんですよ。

そしたら、近くの書店でマガジンが読めたので、金田一の少年ちゃんがどんな活躍するだろうかと楽しみにしていたところ…現れたのが一歩そして間柴。

正しくは、間柴VS木村戦ね。この試合は神回とよく言われてるんだけど、このころは自分はまだボクシングについてあんまりわかってなかった。後にファイ○クラブで知ることになるんだけどもそれはさておき。

まあとにかく、この神なる試合をスルーしつつ、むしろ「将太の寿司」「中華一番！」の料理作品から「脳みそプルン！」まで読んでいて…で、結局その後、イーグル戦でハマり…そして自分の中では最高であり最悪の思い出となっている、沢村竜平戦…。

間柴は、登場したときからずっと、どこかヒール的な扱いを受け続けていた。実際そういう行動をしていただろうし、見た目からしてヒールっぽい。それは結構最近までそんな感じだった…。

でも！でもでも！妹ではない別の春がきて！応援してくれる人が出てきて！間柴は生まれ変わった！

そんな間柴だからこそ

そんな間柴だからこそ！世界へ羽ばたいてほしい！夢見させてほしい！一歩が引退した今！間柴に一歩がなし得なかった夢を！夢を見てもいいじゃないの！

間柴間柴間柴間柴ァ！

最高、最高だったよ間柴…。もうお前は、最高の選手だ。ぶっちゃけ反則すれすれな間柴も好きだけど、今の世界を獲るためクリーンな戦いをする間柴も、最高だ。いや今一番最高だ！最高っちゃ最高だ！

間柴ァ！日本の間柴了！

もうこれで、自分はもう何も言うことはありません。間柴と出会って20年以上、ありがとう間柴ありがとう。ほんとありがとうホント…いやまだ終わってないからもっと夢見させてくれよね！

はじめの一歩（１３４） (週刊少年マガジンコミックス)

森川ジョージ(著) | 講談社