「歴史上で人類に最大の損害をもたらした1人を選ぶなら誰？」回答いろいろ
人類の発展に貢献した偉人はたくさんいますが、逆に足を引っ張った人もいます。
損害の基準や定義にもよりけりですが、
「人類に最大の損害をもたらした人は誰ですか？」
この質問に対する海外掲示板のコメントをご紹介します。
●シェイヒュルイスラーム
テレビでこの人がイスラム世界を何世紀も後退させたと文句を言っていた。オスマン帝国時代の1515年に、学識深い彼は印刷（プレス機）禁止の法令を発した。使った者を死刑にした。
（シェイヒュルイスラーム - Wikipedia）
↑それは名前ではなく肩書き（学者階級の長）。
●ローマ帝国の第2代皇帝ティベリウス・カエサル
文筆家のペトロニウスによると、名も知られていないフレキシブル・ガラスの発明家が、ティベリウスの前へ酒器を持ってきたと言う。目の前で破壊してみせると、割れずに凹むだけだった。
発明家は小さなハンマーで簡単に直した。その製造方法を知っているのは彼だけだと誓いを立てさせられたあと、ティベリウスは発明家を死刑にした。
その新素材ガラスが、金や銀の価値を下げることを恐れたのである。
↑何てバカなんだ。ティベリウスは金や銀より価値あるかもしれない素材を手にしたのに、それを自分の利益に使うのではなく存在を消したのか。
↑仕切っているからといって賢いとは限らない。
↑まるで透明のアルミのようだな。大丈夫だ。クジラを救おうとしているスコットランド人と物々交換でゲットするさ。
●アンドリュー・ウェイクフィールド
「ワクチンが自閉症を引き起こす」という作り話を始めた。個人的に多くのアンチワクチン派の存在は、この男の責任だと思う。
●ムハンマド・バフティヤール
疑問の余地もない。12世紀のインドには「ナーランダ」と呼ばれる世界最大の大学（僧院）があった。世界各地から学者たちが学問の研究に来ていた。
そこにトルコ人がムハンマドの下、インドを侵攻してきた。ほとんど全員の学者を皆殺しにした。大学を破壊し図書館を燃やした。
3か月に渡って燃え続けたと言う。間違いなく人類にとって最大の損失だよ。
（※西遊記のモデル玄奘三蔵も、天竺（インドの旧名）にあるこの僧院から657冊のサンスクリット語仏典を持ち帰った。：ナーランダ僧院 - Wikipedia）
↑スンニ・アリも同じ。
ソンガイ族の王は読み書きが出来ず、その劣等感がティンブクトゥを焼き尽くし、逃げられなかった全ての学者を殺した。
（西アフリカに存在したスンニ朝ソンガイ帝国の君主、在位1464〜1492年：スンニ・アリ - Wikipedia）
●多くの人が質問を理解していないようだ。これは誰が悪いことをしたかや一番嫌いな人ではない。最も人類発展の妨げになった人である。
●ギー・ド・ショーリアック
1300年代の外科医（フランス）だが、別の外科医のテオドリック・ボルゴニョーニに猛烈に反発していた。
ボルゴニョーニは傷の手当についての自説を論文にし、傷に一番いいのは巻いて清潔にすることだと主張した。
それは古代ギリシャの外科知識に反するものだったので、ギーはテオドリックの書いたものを嫌った。ギーの教えは広く受け入れられ、その無知さが消毒法を600年も遅れさせることになった。
（ギー・ド・ショーリアック - Wikipedia）
●ロバート・マクスウェル
ギレーヌ・マクスウェル（性犯罪者の元恋人に加担して有罪に）の父親。
この男は今どきの科学誌に掲載された論文の購読費用を高額化させた主因。
以前は科学出版物は比較的オープンだったが、彼はこの分野をいびつな構造に作りあげた。
（メディア帝国を築き上げたメディア王：ロバート・マクスウェル - Wikipedia）
●ルパート・マードック
この男による気候変動否定論はひどい。数十年後には明らかとなるだろうが、人類の歴史で最も大きな損害を与え、死者を出すと思う。
彼のプロパガンダの直接の結果として、アメリカ人の大多数は地球温暖化が作り話で、リベラル派と中国人のでっち上げだと信じている。
（ルパート・マードック - Wikipedia）
●トマス・ミジリー
彼の発明・発見したほとんど全てが人類に重大な害をもたらした。
（有鉛ガソリン、フロンガス、）
「その発明で、トマス・ミジリーは3世代の子供たちに毒を与え、皮膚がんやその他の皮膚の問題のリスクを増加させた。そして紫外線への露出や、地球温暖化にも大きく貢献している。
（トマス・ミジリー - Wikipedia）
「有史以来、地球の大気に最も大きな影響をもたらした生命体」と言われるほど悪名高いトマス・ミジリーも、生前は素晴らしい発明家として称賛を受けていました。
時代によって人物評価も変わるのでしょうね。
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