esrerew WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(36)=帝拳=とIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(40)=カザフスタン=の王座統一戦が9日、さいたまスーパーアリーナで行われ、村田が9回TKOで敗れた。



・村田諒太、“現役最強”ゴロフキンに9回TKO負け「総合力で上と感じた」日本ボクシング史上最大タイトル戦



 村田は試合後、「みなさん、応援ありがとうございました。想像していたものと違うものを感じた。総合力で上をいかれているなと感じた。見て下さったみなさんが楽しんで下さったかどうかが大事。こうやって拍手をいただけること、すごくうれしい」と話した。

 勝ったゴロフキンは「村田選手はオリンピックチャンピオンというだけではなく、ほんとにスーパー王者、その名にふさわしい戦いを見せてくれた。私も一緒に戦えたこと、ほんとに誇りに思っています。日本のこのような素晴らしいイベントをみなさまにお見せできたこと、戦えたこと、とてもうれしく思っています」と、村田をたたえた。

 世界王座防衛21度の現役最強ボクサーとの一戦は、17年10月、エンダム(フランス)に7回TKO勝ちして世界王座を奪取した時には「自分の上にはゴロフキンしかいない」と話し、熱望していた大一番。「プロになって9年。追い求めてきた舞台を用意してもらい、本当に幸せ。彼を倒して強さを証明する」と意気込み臨んだが、あと一歩及ばなかった。