「かつて偉大だけど飛行機が大嫌いなサッカー選手がいた…」海外掲示板でベルカンプが話題に
「極度の恐怖症により飛行機に乗れず、列車や船を利用していたスポーツ選手」
往年のサッカーファンであればピンと来るのではないかと思います。
アーセナルのレジェンドであるベルカンプが「飛行機が大嫌いなサッカー選手」として海外掲示板で話題を集めていました。
Dutch footballer Dennis Bergkamp : Reddit
Dennis Bergkamp's Top 5 Premier League goals - YouTube
元オランダ代表でアーセナルの伝説的プレイヤー、デニス・ベルカンプ。
極度の飛行機恐怖症としても有名で、アウェイの試合には車や電車やフェリーを乗り継ぎ、それが不可能なときは行かない選択をするほどの徹底ぶりでした。
そのため、「ノン・フライング・ダッチマン」（空を飛ばないオランダ人）の異名を持っていました。
（※70年代に活躍したオランダの伝説的サッカー選手ヨハン・クライフの異名、フライング・ダッチマン（空飛ぶオランダ人）を文字ったもの）
彼の自伝によると、飛行機恐怖症のきっかけはインテル・ミラノ時代のファーストシーズン。当時のアウェイの試合は、チームが小さな飛行機を使っていたことから恐怖を覚えるようになったのだとか。1994年のW杯が決定的となり、それ以降は二度と飛行機には乗らないと決めたそうです。
精神医学の助けを得ることも考えましたが、飛行機に乗る前日に凍りついてしまい、パニック症状を起こしていたとのことです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●水の上を歩けるのに、なぜ飛ぶ必要があるんだい？
（※水の上を歩くはキリストの奇跡の1つで、奇跡的なことをする人の例えとしてよく使われる。ベルカンプの横断幕に使われていたフレーズ）
↑元ドイツ代表監督のハンス・フーベルト・フォクツ氏は、彼に対する批判に対してこう言った。
「もし私が水の上を歩けたら、彼らは『見ろ、あいつは泳ぐことも出来ない』と言っただろう」
●クレイグ・ファーガソン（アメリカの俳優）は飛ぶの怖いので操縦免許を取った。裕福層の間では乗り越えるのに一般的な方法らしい。
↑うちの父親もそれを狙って大金を払って操縦レッスンを受けた。それは大丈夫だった。旅客機に乗った段階もリラックスしていた。ドアが閉まるまでは。その瞬間、自分を見失った。わかったのは彼は閉所恐怖症だったこと。
↑自分は金持ちではないが、飛ぶのは怖い。自分は理性的なコントロールができないと思っていた。でもそれは言い訳かもしれない。高所と落ちることが怖い。飛ぶことは自分には向いていない。
●すばらしいニックネームだ。
↑我々アーセナルサポーターの間では「アイスマン」と呼んでいたよ。
（※ゴール前の冷静沈着ぶりと映画「トップガン」のキャラクターから）
●自分の最もお気に入りの選手だ。彼はアーティストだよ。
↑最高のアシストとパスは、この動画を見るとわかる。強烈なラストパス。
Dennis Bergkamp The passing genius - YouTube
↑同意。ベルカンプを見て、ロングボールのトラップ練習をしたよ。
↑プレミアリーグ最高の選手。思い出して欲しいのは彼は、ティエリ・アンリと同じアーセナルでプレイしてたってこと。
●「当時のソースによると、1994年のW杯に向かう飛行中にエンジンが切り離された、ジャーナリストがバッグに爆弾があるとジョークを飛ばしてフライトが遅延した、など諸説ある」
どれを考慮しても彼を責められないと思う。乗った飛行機のエンジンが落ちたりしたら地獄だよ。
↑自分は飛行中に問題が起きたことは一度もないけど、2年前に気流が大荒れで、高度を長時間落とした。自分が心配したのは後部座席に旅行中の女の子グループの叫び声や金切り声。それだけが理由で、今は飛行機に乗るのがちょっと不安。
●彼を知らない人はYouTubeでチェックすべき。信じられない選手だよ。
●ブリンク182のドラマー、トラヴィス・バーカーを思い出すよ。
彼は数名が亡くなった飛行機事故に巻き込まれ、体に大やけどを負った。飛行機恐怖症になり、ブリンク182のツアーがヨーロッパであるときは大西洋を船で渡るほど。
（トラヴィス・バーカー - Wikipedia）
↑去年かそれくらいに、また飛行機に乗り始めたよ！
アーセナルで2トップを組んだフランス代表のアンリは、メッシやジダンなどのスーパースターともチームメイトだったことがありますが、最高のチームメイトはベルカンプだと答えています。
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