転載元:http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1277902734/
何かよくわからない世界を見てきた
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4710427.html
https://livedoor.blogimg.jp/nwknews/imgs/0/0/008f30a6.png


24: 本当にあった怖い名無し 2010/07/01(木) 03:35:03 ID:GuvzssgbO
昔配水管の点検するアルバイトしてた。地下に潜って管に異常は無いか調べる仕事。
ちょっとした冒険みたいで毎度ワクワクしながら働いてた。

まだ始めたての頃、管に潜ると人がいることがあるから気を付けろって先輩に言われた。
人を見つけたらまず声をかけて、何も言わず逃げていく奴は絶対に追うなと。
何度か潜って分かったけど、場所によっては人が住めるような管があって住み着いてる浮浪者に遭遇することもあった。
浮浪者はまあ安全なのだけど、その頃はまだ左翼の過激派なんかがぼちぼち活動してた頃で
過激派が居住してたらしき跡も見つけたことがある。今思うに結構危険な仕事だった。

10メートルも潜ると完全に真っ暗で正直言って心霊的にもかなり怖い。
一度、奥の壁全面にみっちりお経みたいな文字が書かれていたことがあって戦慄した。
そんなこんなで楽しく働いてたある日、川にあるあの横穴から中に入ってく仕事がきた。
このタイプの管は最深部まで行くと、配水管の合流点にたどり着くことがある。
色々なとこから水がぶわって流れてて中には巨大な滝もあって絶景の一言につきる。
それを見るのが楽しみで意気揚々と中に入って行った。20メートルくらい進んだところで
奥に人影らしきものを発見。「そこで何してる」とさっそく声をかけたけど、返事が無い。
そこは増水したら水が流れるし、まず人が入り込むような場所じゃない。
ゴミでも詰まって見間違えてるのか、それとも何か悪さしようとしてるんじゃないかと、とにかく確かめることにした。

近づいてみるとやはり人間っぽくて微妙に動いてるから、「おい、危ないからでろ」と
声かけながらさらに接近。すると向こうも奥の方に逃げていく。なんか金属で壁を叩くような妙な音させながら。
ちょっと仕事に慣れっこになってた俺は捕まえてやろうと追いかけた。
けど、気づいたら合流点の手間まできてて危うく落ちる所だった。その上、人はどこにもいなくて
滝の音とキンッキンッって音だけがコダマしてた。慌てて逃げだして入り口で見張りしてた先輩にそのこと話たら
だから追うなって言ったろと叱られた。他にも何人か見た人がいるらしくて、業界じゃ有名な話だったらしい。
俺はそれで潜るのが怖くなってやめてしまった。



25: 本当にあった怖い名無し 2010/07/01(木) 06:03:34 ID:Baxo7SMQ0
>>24
一般人の知らない世界だ
おもしろい



29: 本当にあった怖い名無し 2010/07/01(木) 10:30:47 ID:MOyCx+7mO
>>24
地下の話って中々聞かないから面白い。他にもなんかあれば、よろしく。



31: 本当にあった怖い名無し 2010/07/01(木) 12:29:10 ID:PlClCTZ50
>>24
面白かった。
ただ、川から入った配水管の先の合流点に「落ちる」というのがよく判らない。
川という一番低いところから上がってゆくと思うのだが



70: 本当にあった怖い名無し 2010/07/01(木) 21:35:20 ID:GuvzssgbO
>>31
俺も詳しくは分からないんだけど、街に溜まった雨水を川に流す管と川に溢れた水を何処かに流す管があるらしくて
山に面した住宅街とかに結構ある。

他は職場の人から聞いた眉唾物の話しかない。地下鉄のトンネル掘り現場で土偶や壺と一緒に人骨がでてきて
警察に連絡したら、大学に回した方がいいだろうと言われて、寄贈した大学側で年代測定をしたら現代人の骨だったとか
星と何かの絵柄が描いてあるマンホールは旧帝軍時代の地下施設に繋がってるとかそんなのばかりだ。



73: 31 2010/07/01(木) 22:23:57 ID:+ZnWRDHM0
>>70
ありがとうございます。
川から逆流ですか。なるほどです。
治水対策だと相当規模の大きな管でしょうね。



37: 本当にあった怖い名無し 2010/07/01(木) 14:12:37 ID:vGoUTmEV0
小学三年の頃体験した話。
俺が通っていた小学校には裏山というものがあるんだが
人が入れないようにフェンスが張ってあった。
ある時俺の友達のAが探検ごっこかなんかの遊びで
フェンスに家から持ってきたペンチで穴をあけて山の中に入った。
俺も面白半分で中に入った。

入ってみると中は竹が凄く生えていて昼間なのに凄く薄暗かった。
奥に行って見ると広い場所に出た。
その真ん中に小さな祠(この辺りはあまりおぼえていない)みたいな物があった。
Aは『なんだろう?』とかいいながらそばにあった木の棒で祠をつつき始めた。
俺はなんだがすごく気持ち悪くなってAの服をひっぱりながら帰ろうよと言った。
だがそんなことで帰るようなAでもなく俺も一人で帰るような勇気はなく
結局薄暗くなるまでその場所に居た。

Aはその間ずっと祠を触っていた。
俺的には怖いのは祠じゃなくてAだった。
普通なら飽きて別の場所に行くか別の遊びをするのに
Aはなにかに取り憑かれているかのように祠を触っていた。
文章だけじゃ分からないかもしれないがあのときのAはすごくこわかった。



44: 本当にあった怖い名無し 2010/07/01(木) 15:28:43 ID:l0ZBawWc0
半年ほど前に体験した話なんだけど、
細い道を車で走ってたんだわ。
十字路を過ぎようとした時、「バン!」て音と衝撃が。
慌ててバック&サイドミラーを見てみたんだが。
特に何もない。
一応停車して、何かが当たったと思われる場所を見たら、
ドアに思いっきり傷が。しかも無数に。

で、警察呼んで調べてもらったら、どうやら自転車が
ぶつかった痕跡があるらしい。ハンドル部分のゴムが付いてるんだと。
“相手が逃げちゃった物損事故”として扱われたけど。。

音と衝撃を受けて、1秒もしないうちに、俺、ミラー見てるんだよね。
自転車と人は、一瞬でどこに消えたんだ?



45: 本当にあった怖い名無し 2010/07/01(木) 15:44:04 ID:UbwzYeTaO
母親が我が家で助産院やってたころの話。
妊婦健診にきた人のなかで、変な患者さんがいたそうな。
妊娠してないのに、健診にきていたらしい。
お母さんが何度もカウンセリングをしていた。
どうやら不倫相手に捨てられて病んじゃったらしく、

「なんとしてでも不倫相手の子がほしい!」
という気持ちが強すぎて、想像妊娠状態に陥っていたみたい。

で、毎回くるけど、もちろんエコーしたって何もうつらない。
ただ、おなかは膨らんでいく。
乳も張る。

ある日突然、我が家の玄関先で産気付き、
そのまま「出産」。

……自分で赤ちゃんの人形(ポポちゃんみたいなやつ)を押し込んできたみたいで、下半身がなんとも悲惨なことになっていたとのこと。


女ってここまで悲しい生き物になれるのか、って思った。



83: 本当にあった怖い名無し 2010/07/02(金) 08:56:59 ID:1PBw8Wba0
10年くらい前になるかな。俺は3流大学に通う苦学生だった。
週4日のバイトと仕送り(家賃と光熱費で消える)で、やっと人並みの食い物が食える程度の収入があった。

それは大学2回生のある夏のことだ。
俺は夏の暑さに参っていた俺は、バイトがない日はほぼ毎日エアコンの効いた市民センターで大学のレポートを仕上げるのが日課だった。
そして、そこには「地域の交流掲示板」という勝手に張り紙してもいい掲示板があった。
俺はいつもその掲示板をチェックしていた。というのも、高校受験に限っては自信があったので、家庭教師募集でもあれば、と思っていたのだ。
しかし、外国語を一緒に勉強しませんか?とかいったものがほとんどで家庭教師の募集はあまりなかった。

そんなある日俺がいつものようにその掲示板をチェックすると、こんな張り紙があった。
「7月○日~○日の間の日でお部屋の片付けを手伝ってくれる方募集 半日5千円~ TEL XXXX-XX-XXXX 田中(仮名)」
ちょうどその間の日は大学がテスト終わり直後で休みでバイトも入っていない、さらに帰省する予定の数日前で都合が良かった。
5千円なら帰省費用の足しになるだろう、と思い即決。すぐさま電話をかけた。

「掲示板で片付けのお手伝い募集してるようで、それに応募したくて電話したんですが・・・」
というと男は少し戸惑った感じだったが、少しして「分かりました、何日ならいけますか?」と言って来た。
そこで、「○日以降ならどの日にちでも大丈夫です」というと男は「じゃあ○日で・・・朝からいけるなら9時からでお願いします。」と返してきた。
そしてこちらの連絡先や男のアパートの住所を聞いて、応募は完了した。
電話に出た男は声から察するに、30代半ばくらいで少し元気がなさそうだったのは印象的だった。



84: 本当にあった怖い名無し 2010/07/02(金) 08:57:43 ID:1PBw8Wba0
そうこうしている間に日は過ぎ、約束の日になった。
天気は快晴で朝でも暑い日だった。
「田中さんの家、クーラーあるといいなぁ~」なんて思いながら俺は田中さんのアパートに向かった。

8時50分ごろ、「田中」と書いた表札がある部屋の前にたどり着いた。
ピンポーンと呼び鈴を鳴らすと男が出てきた。
「よくきたね、いらっしゃい。入って入って」
男は他人と話すのが苦手なのか目をそらしながら俺に挨拶し、部屋の中へと入っていった。
俺は「お邪魔します」と靴を脱ぎ男の後を追った。クーラーの効いた涼しい部屋だった。

その後、改めてお互い自己紹介した後、片付けの段取りや何を手伝って欲しいかと伝えられた。
重い物を持つときに運ぶ手伝いと、ゴミをゴミ捨て場に捨ててくる、簡単な清掃、というのが俺に求められた役割だった。
ゴミは結構多くて、苦学生の俺が欲しいと思うようなお宝も数多くあった。
それを察したのか、田中さんは「欲しいのあったら持って帰っていいよ」と言った。
俺は喜んで持って帰るものは選別しカバンにつめていた(古いゲームなど)。

そうこうしている間に片付けは進んだ。田中さんの部屋は見る見る綺麗になった。というか、最初からそこまで物が多い部屋ではなかったので
かなりガランとしてしまった。田中さんは「そろそろ・・・」と言って少し考えた後、ハッと俺のほうを見た。
そしてさらに考えるそぶりをして「そろそろ終わりにしようか。」と言った。
そして、一日働いたからと1万円のピンサツをくれた。
田中さんは「できれば明日半日くらい空かない?もう少し手伝って欲しいことがあって。」と言った。
俺は「あと5千円もらえる、ラッキー!」と思い快諾した。
そしてお宝を満載にした自転車で家に帰った。



85: 本当にあった怖い名無し 2010/07/02(金) 08:58:24 ID:1PBw8Wba0
次の日、田中さんの家に来ると玄関が空いていた。
「すいませーん田中さんいますかー」というと奥から「いるよ、入ってきて」と声が聞こえた。
俺は玄関を閉め、「お邪魔しまーす」と言って部屋に入った。
田中さんどこだろう、こっちから声が聞こえたな。
そう思って奥の部屋に向かうと田中さんがニヤニヤしながら近寄ってきた。

田中さんは「今日は半日でいいから5千円入れた封筒ここに置いとくから」と机の上に置いた。
そして、「こっちきて」と俺の手を引っ張り部屋の置くに連れて来た。
実はこの部屋のウォークインクローゼットの中に重い荷物(海外旅行用のスーツケース)があって、それを1人で出すのが大変だから手伝って欲しいとのこと。
田中さんは中から押すから合図したら外から思いっきり引っ張って欲しい、と言って田中さんはクローゼットの中に入った。
クローゼットにはジャケットやスーツがかけられており、田中さんの姿は見えなかった。

少しして田中さんが「引っ張って」と言ったので、その荷物の取っ手を思いっきり引っ張った。
ズルズル・・・ズルズル・・・・少しずつ荷物が動く。重い。60キロくらいありそうだ。
するとズコッと荷物が抜けた。あれ?空じゃん。
クローゼットからバタバタバタンと音が聞こえる。田中さん?何度か声をかけたが返事がない。バタバタという音が徐々に消えかけた。

え?え?その時、状況が全く把握できなかった。
そして、ハッとしてスーツやジャケットをどけた。実際ここまで十数秒だっと思うが何分も経ったような感じがした。
田中さんはクローゼットの中で首を吊っていた。踏み台をどけたのは俺だった。
すぐに降ろそうとしたがロープが硬くて外れない。切る物・・・全部捨てた記憶がある・・・
正直パニクっていた。田中さんが動かない。降ろさないと・・・太いロープだ。鋏じゃ無理・・・どうしよう・・・
隣人に助けを求めたのは1分以上経った後だった。

それから救急と警察が来て一日事情聴取。実家からは親が来てなぜか号泣された。
田中さんは救急車で搬送されたが、降ろすのに時間が掛かりすぎその日のうちに病院で亡くなった。
遺品はほとんどなかった。綺麗なもんだ。いっぱい片付けたから。



86: 本当にあった怖い名無し 2010/07/02(金) 09:02:00 ID:1PBw8Wba0
結局、俺に渡そうとしていた封筒に5千円札と一緒に遺書めいた紙が出てきた。
リストラにあったこと。妻が他の男と逃げたこと。借金があったことなどが書かれており。最後に俺君には迷惑をかけた。など書いていたため
なんとか自殺幇助の疑いも晴らすことができた。そして事情を理解した警察が一時期押収していたその5千円もくれた。
結局、自殺の際身辺整理をしたかっただけ、そう思っていた。

その1週間くらい後、昔田中さんと縁を切ったという、田中さんの姉が来た。
そこには自分にとって嫌な真相があった・・・
田中さんは某宗教の熱心な信者だった(それが原因で家族と仲違いしたらしい)。
その宗教では「自殺すると地獄に落ちる」など言われている。
そこで、死にたいけど自殺は駄目。だから今回のような方法で死ぬことを選んだ。らしい。
そして最後に「これ少ないけど迷惑かけたから・・・」と10万円をくれた。

田中さんの解釈だと、俺は人を殺したことになるのか?
俺は11万5千円で地獄行きなんだろうか。



101: 本当にあった怖い名無し 2010/07/02(金) 20:44:14 ID:jf5VRNXD0
>>83は身辺整理してるから翌日行ったら自殺してんのかなとか、トランクに何か入ってたのかなと思いながら読み進めてた。
まさか自殺を手伝わされるとはまったくの予想外。
何の罪や落ち度も無くてもトラウマもんだなぁ・・・



109: 本当にあった怖い名無し 2010/07/02(金) 22:26:14 ID:7ZDNUtBx0
>>83
死体の処分ならよくあるパターンだが、予想の斜め上を行く展開で良かった。



88: 本当にあった怖い名無し 2010/07/02(金) 09:17:58 ID:tTeGhlv30
>>86は騙されただけだから気に病むことは無いけど
田中の方は人をだました上に自分を殺させてると解釈できるから地獄行きじゃないか



89: 本当にあった怖い名無し 2010/07/02(金) 09:42:29 ID:jf5VRNXD0
何とも後味の悪い出来事だな・・・。



131: 本当にあった怖い名無し 2010/07/03(土) 12:09:03 ID:mZIsWvVQ0
6年位前の話。

私の家は丁度小学校の学区の境目に立ってるんだが、中学校に上がってその隣の学区に住んでる子と仲良くなったんだ。
そうしたらその友達が私が怖い話を好きだって知って教えてくれたのがこんな話。
「あそこ(通学路の途中で家の近所)の街灯の下で白い服着た女の人が乳母車押して立ってるんだって」
家の近所は近所だけど別学区だったから全く知らなかった。
でもまぁ良くある話だよなと思ってその時は大して気にしなかったんだけど、その後が良くなかった。

私と違って当時小学生だった妹は行動派なんで別学区にも遊びに行ってたんだよ。
んで帰って来たら
「あそこ(例の街灯)でずっと女の人が立ってるんよ。乳母車押してたんやけど何かきしょかったわー」
詳しく聞くと白い服を着てたって。

一気に血の気が引いたよ。
だって私はその話を家族にした事無かったし、妹に別学区の友達は居なかったから妹が知ってる訳無いんだよ。
そもそも妹はそういうオカルト話が嫌いで、絶対そんな悪戯する訳ないんだから。

零感の私とは違って妹は昔っから見えてしまうらしくこんな事がちょくちょく有る。
本人は嫌がってなかなか認めないけど、塩だけは常に鞄に入れてるよ。



132: 本当にあった怖い名無し 2010/07/03(土) 12:13:30 ID:lPIP2fyy0
>>131
「白い服を着た女性が乳母車を押して立っている」

オカルトでもないし、怖くもないように思ったんだけど、何か読み違いをしてる?



134: 本当にあった怖い名無し 2010/07/03(土) 12:44:06 ID:mZIsWvVQ0
>>132
書き方が悪かったな。
友達に聞いた話を少し詳しく書くと
「かなり昔からうちの小学校(別学区の)に伝わる話で、その人は時々現れるんだけど目撃される時はいつも同じ姿で老けもせずジッと其処に立ってる。目の前ですぅっと消えたりするらしい」
って話だったんだよ。



136: 本当にあった怖い名無し 2010/07/03(土) 15:38:59 ID:lPIP2fyy0
>>134
最初からこれ書かないと、単に白い服が好きなお母さんが決まったところに立ってることが多い
ってだけの話になっちゃうっしょ。



137: 本当にあった怖い名無し 2010/07/03(土) 15:54:48 ID:yb/A35Y4O
>>136
確かに。
文を読んだ時に、ただのメンヘルサンがうろうろしてる話かとオモタ。



158: 本当にあった怖い名無し 2010/07/04(日) 00:40:27 ID:f4ASyC170
洒落にならない程恐ろしかったので他スレより転載↓

636 名前: 本当にあった怖い名無し Mail: sage 投稿日: 2010/07/04(日) 00:13:48 ID: 4q92Rnwv0
過去スレにあったよ。

523 名前:本当にあった怖い名無し[sage]:2009/08/20(木) 00:35:22 ID:ZILiKJIl0
自殺マニュアルより

89年2月夜7時頃
61歳の主婦が熊本県阿蘇町にある阿蘇クマ牧場十二支宛内のコグマの檻の中に飛び込んで自殺した。

ドスーンという音を聞いた飼育係りが駆けつけると、
柵から2.5メートル下の小熊の檻には、68頭のクマが黒山のように一箇所に群がり重なり合っていた。
消火器でクマを追い払うと白い粉の中から人の姿が浮かんできた。

死体はすでに小熊に食い荒らされ内臓はすっかりなくなり、胃から腸にかけてポッカリと穴が開き、
手足など全身の箇所にクマに食いちぎられた後があった。
衣服はズタズタ、裸同然、右目は飛び出していた。

彼女は熱心な仏教信者で以前から
「自分は悪魔の世界に落ちる」「人間は死んでも魂は生き残る』などと語っていた。
昼過ぎに家を出るとき「私はあの世に行くようにいわれている」と言い残し、夫宛に遺書も残していた。

この女性は以前から「トラに食べられて死にたい」などともらしていたことから、
クマ檻の隣にあるトラの檻に入ろうとしたが、鉄格子の為入れず、代わりに熊の方へ飛び込んだのでは、と噂されている。

こんな記事でした、適当に抜粋したので、誤字脱字あればすまん。



162: 本当にあった怖い名無し 2010/07/04(日) 03:57:29 ID:Xmq/+X880
俺が実際に見た話

実際に動物の解体を見た人なら知ってると思うが
死んだばかりの動物の肉はピクピク動く。
鶏が首を切って体だけで走り出したのは有名だけど
切断して皮を剥いでも肉はピクピク動く。
丁度ナウシカの巨神兵の肉の塊の時みたいな感じ。

俺の父さんは猟師の爺さんに憧れて、中年になってから猟師になった。
父さんが猟をしに山に行く時、俺はしょっちゅう一緒に付いて行った。
勿論捕った鹿を解体するまで一緒に
その日はいつもと同じく、解体小屋で鹿を解体した。
肉は吊るして血を落とさないと不味いし臭みが凄いから解体した後は吊るす。
(人によっては血を落とさない方が好きって人も居るけど。)
今回捕った鹿は猟犬のご飯にするから普段よりは大胆に解体。
鹿肉食わせるとへなちょこ犬もガチムチマッチョになるから不思議w

ほぼ脚はそのままの形で、食べやすそうな腿の所だけ皮を剝いだ。
皮が剥き辛く食べる所が無い細い足の部分は後で切る事に
解体した肉を吊るすと父さんは近くの販売機がある場所まで車でジュース買いに行った。



163: 本当にあった怖い名無し 2010/07/04(日) 03:58:26 ID:Xmq/+X880
俺は当時、吊るした肉がピクピク動く事が解って興奮してた。
たぶんオカルト好きの血が騒いだんだと思う。
その時も吊るした肉がピクピク動くのをドキドキしながら見てる俺。
すると急に吊るしていた一本の足が間接を動かして動いた!
まるで走るようにギュンギュン動き出す鹿の足
俺は悲鳴を上げてびびった。
そんな事今まで一度も無かったからだ。
すると他の吊るしていた足も動き出した!

もう失禁寸前で俺は解体小屋を飛び出して道まで走った。
丁度ジュースを買って帰ってきた父さんの車に出会った時は本当にホッとした。
父さんが見に行った時にはもう動いてはいなかった。

あの動きは鶏のような物かなと思ってるけど
鳥獣供養するくらいだし心霊現象でも有りうるのかなとも思ってる。
まあ何はともあれ、お肉を食う時は美味しく頂きますするべきと思った。



168: 本当にあった怖い名無し 2010/07/04(日) 13:57:50 ID:WyJEsaHuO
初めてて書き込みます。
読みにくかったらすいません。

ついこの前の話

私は大学生なんだけど、その日は普通に講義を受けてた。その講義は友達もいなくて、まんなかの席を陣取るのもなんとなく気が引けたから、後ろの方の席に座って、講義を聞いていた。

その前日、飲み会で徹夜していたからだろう、私はいつの間にか気持ちよく眠ってしまってた。
それでしばらく、そのまま寝てたんだけど、何だか隣の席から変な音がする。

コツッ・・・コツッて何かが軽くぶつかるみたいな音。
せっかく気持ちよく寝てるのにうざいなー、って思いながらもその時はそのまま机に突っ伏せて寝てた。

でも、ずーっと続くんだよね。その音。
コツッ・・・コツッ・・・って一定のリズムで。

隣のやつがシャーペンで机でも叩いてるのかな?と思った。たまにいるよね、そういう癖がある人。

ずっとその音聞いてたら、何だか目も冴えてきちゃって、あーもう起きようって気になった。
そんで机から顔をあげて、ついでに隣のやつがどんなやつか見てやろうと思ったの。


見なきゃよかった。



171: 本当にあった怖い名無し 2010/07/04(日) 14:03:02 ID:WyJEsaHuO
よく考えたら私の席、窓際だった。隣のやつなんか要るわけない。

その代わり、窓の向こうには“いた”。

もう、思い出すだけで寒気がする。

そいつの顔は女だった。すっごい白い肌をした、黒髪の女。

怖いのは身体だった。

まず、身長が異常に低かった。椅子に座ってる私よりも頭は低い位置にあった。でもそんなことより気持ち悪いのが、身体の作りというかなんというか・・・
細すぎる。本当に、テレビで見る拒食症とかそんなレベルしゃない。骨だけっていうか、骨も入ってんのソレ?って位。

でも顔だけは普通の顔。黒髪の綺麗?な女の顔なんだよ。そのアンバランスさがとにかく気持ち悪かった。
そんな奴が、窓の外のバルコニーに立ってた。

枯れ木みたいにガリガリの腕で窓ガラスを叩きながら。

コツッ・・・コツッ・・・

本当に怖い物を見た時って、逆に目を離せなくなるもんなんだろうね。
全くの無表情で窓を叩く女を見ながら、そう思ったよ。



172: 本当にあった怖い名無し 2010/07/04(日) 14:08:00 ID:WyJEsaHuO
女を見てる間、心の中でずっとナムアミダブツを唱えてた・・・。でも全く効かないから、もう藁にもすがる思いで

おばあちゃん助けて!
お願い!!

って去年死んだおばあちゃんに向かって念じた。
(私に優しいおばあちゃんだったのと、霊感があってそういう相談にのっていた人だった)

そしたら、その瞬間女の姿がスーっと薄くなっていって、気がつけば消えていた。


今はおばあちゃんの仏壇にお参りするために、地元に帰ってるところです。好物だったバナナもお供えした。
おばあちゃん、ありがとう!

でも、もうあの教室には一人では入らない。単位落としてもいーや。

初めて書き込むので不備があったらすいません。
親に言っても、夢だと笑われて消化不良だったもので・・・



259: 本当にあった怖い名無し 2010/07/05(月) 08:09:27 ID:zXxO3DdW0
廃墟で拾った日記帳

俺は霊感が全くない。
人間は死ぬのが怖いのは死後の世界を確認できないから。
死んだ後、苦しみだけが永遠に続くのか?
意識だけが天国や地獄、はたまた全く別の世界に飛ばされるのか?
完全な無となり意識の欠片すら残らないのか?
霊となり現世をさまよい続けるのか?

俺も死ぬのは怖い。
だから俺はいつも霊を探している。
霊の存在が確認されれば少なくとも、完全な無となるという恐怖からは逃れられる。
完全な無ほど恐ろしいものはない。
だから俺はいつも霊を探し、いそうな場所では霊に声をかけ、返事を待つ。
これまで20年間以上ずっとそうしてきた。
様々な心霊スポットに行った。
葬式会場や霊柩車があれば、念を送った。
墓場や交通事故現場では花束に向かって話しかけてきた。

だがやつらは一切答えを返さない。
俺の時間も残り少ない。
もうこれ以上やつらの返事は待てない。
待つことができない。俺はまもなく死ぬから。

これを読むお前は俺と同じ希望を持つ人間か?
俺は俺を無視した霊のようにはならない。
お前達の希望のため、お前達に答えを示すこと、それが俺の使命。
もし霊が存在するなら俺はこの日記帳の元にとどまり続ける。
お前が今読んでいるこの日記帳に。

そしてもし霊が存在するのなら、今俺はお前の後ろにいる。
振り返ってくれ。答えはそこにある。



260: 本当にあった怖い名無し 2010/07/05(月) 09:15:51 ID:XKZzvRP+0
>>259
ほんのりと怖いね

廃墟でそれを拾ったとしたら確かに洒落になってないが



290: 本当にあった怖い名無し 2010/07/06(火) 18:34:08 ID:Kls6P8tM0
>>259
中々良いね



261: 本当にあった怖い名無し 2010/07/05(月) 09:53:06 ID:m4rUsQA90
逆に笑う
厨二の黒歴史ノートレベルではないかw



276: 本当にあった怖い名無し 2010/07/05(月) 17:19:05 ID:Y7xo1zYGO
内緒ですよ
幕末から終戦までぐらいの頃までまだ結核が流行してまして。
その頃 肺病洗濯屋と呼ばれた 結核患者専用のクリーニング屋があったそうです。
今でも肺病クリーニング屋とか肺病洗濯屋とか呼ばれて地元の人でも利用しない。
病院と専属のみというとこがあります。
病院のシーツだけとかの専用が昔のソレだそうです。
田舎にあって地元や近所は、扱わない。外商が病院のみ



291: 本当にあった怖い名無し 2010/07/06(火) 18:52:28 ID:2ko5uIeyO
>>276
うわぁ…
そのクリーニング屋は
大丈夫だったんだろうか?



293: 本当にあった怖い名無し 2010/07/06(火) 20:05:47 ID:Uk7+N8Rn0
3日前にあった事。

そろそろ暑いからと、友達4人でふざけて ジャンケンで負けたら一人で心霊スポットにいって幽霊探してくる
っていうのしてたんだけど・・・
友人Aが負けて、 くそー とか言いながら心霊スポットに行ったんだ・・・



294: 本当にあった怖い名無し 2010/07/06(火) 20:08:00 ID:Uk7+N8Rn0
それで心霊スポットに着いた友人Aが、電話かけてきて・・・
別に何もないけど っていうか暗くて何も見えない 逆に変なやつに襲われそうで怖い
そんなたわいもない話しをしてたんだけど、明らかに友人Aの後ろが煩いんだよね
相手に聞いて見ても 何も無い静かだ っていうし・・・
それで、そいつが携帯を切る瞬間キーンっていう音がしたんだけど、電話してた俺以外のやつにも聞こえてて、何の音だったんだろって話してたんだけど
まぁ、少しの時間だったし気にしなかった。

それからしばらくしてチャイムがなって、心霊スポットに行った友人Aが帰ってきたから、玄関まで迎えに行こうとしたら、突然停電してしまった。
みんなは うわっ とか 押すなって とか言ってた。
なんかふざけてるのかなって思ってた。
それで、玄関に行って、チェーンを外そうとしたら、玄関が突然ドーンって蹴られた様な音がして不審に思ったんだ。
それで、穴から覗いてみると、友人Aが立ってるんだけどなんかおかしいんだよね。
暗い顔してずっと俯いてる。



295: 本当にあった怖い名無し 2010/07/06(火) 20:09:01 ID:Uk7+N8Rn0
そしたら、また扉がドーンって音がしたんだけど、友人は一歩も動いてなかった。
それで、友人Aがゆっくり顔を上げたんだけど顔が真っ暗で目が異様に赤く見えた。
これはヤバイと思って、友人あに電話したんだ。
そしたら、何コールか後に、何?今バイク乗ってんだけど って帰ってきた。
そういえば、玄関の前に居るのに着信音も何も聞こえなかった。
友人Aに早く帰って来てと頼んで電話を切った。
それで怖くなってもう一度覗いてみると、相手もこっちを凄い形相でみてたんだ。
その後、連続でドーン ドーンって蹴るような音がして、後ろの友人達はずっともめてるみたいだった。
携帯で照らしてる程度で何してるかわからなかった。
暫くすると、音が止んで電気もついた。



296: 本当にあった怖い名無し 2010/07/06(火) 20:09:44 ID:Uk7+N8Rn0
後ろを振り返ると友人4人がバラバラの位置でしゃがんでた。
それと同じくらいにバイクの音がして、ドアの前まで歩いてくる音が聞こえて おーい って声が聞こえたので覗くとそこには友人Aがいた。
今度はなんの疑いも無くチェーンを外してドアを開けたんだけど、その友人Aの向こうに目を真っ赤にして凄い形相でこっちを見てるやつが居た。
友人Aを中にいれてすぐに鍵を閉めてチェーンをかけた。
友人Aはわけがわからない様子で奥の部屋に行き腰を降ろした。

俺は、部屋に戻って皆を見渡すと友人が4人居た。
さっき見回したときも確かに友人が4人居た。
その事で怖くなり後ろで何を叫んでたか聞くと、誰かに押されたりひっぱられたりしたそうで、だけど誰もしてないと言ってた。
友人Aは何も無かった 普通のトンネルだったよ と言った。
その瞬間、友人Bが うわあああああ って叫んで窓に向かって指を指したからそっちを見ると、さっきの目が真っ赤で黒い顔のやつがじっとこっちをみてた。

全員叫んで・・・その後の記憶は無い。
次の日、起きたら一人ずつ帰っていった。
B C D Eと順番に一人ずつ。
そして、最後に 俺も帰るわ と友人Aも玄関をあけて帰っていったんですが、友人Aが開けた扉の先に目を真っ赤にした黒い顔のやつが立ってニヤッって笑ってた。
友人Aには何も言えなかったけど、今でも友人あには連絡とれるから何も無いんだろう・・・

文章下手だけどかいておきたかったから・・・すみませんでした。
もう二度とそういう事はしないでおきます。
あと、場所は怖いのでかきません。
大阪府の奈良よりの場所とだけ言っておきます。



299: 本当にあった怖い名無し 2010/07/06(火) 20:17:54 ID:tK73O+w70
>目を真っ赤にして凄い形相

こういうのを想像するとすげえコワイよね



309: 本当にあった怖い名無し 2010/07/06(火) 21:46:57 ID:YSBnzJZi0
文章力0なので、見苦しい所あるがすまん!

10年前くらい祖父の家に言ったときの話
俺はぁまだ厨房の頃、GWに家族と祖父の家に行った。
とりわけそこは田舎でも無いし(多分)かと言って都会でも無い。
洒落怖が好きな俺は、興味本位で、祖父に、色々洒落怖の有名な話をしてみた。
すると父親が、いつも俺が寝る寝室の部屋のふすまへ案内してくれたんだ。
何か、コトリバコ的なものがあるんじゃないか!?と思ったら、なんと、ふすまの中
にさらに場所みたいなところがあって、そこで見たのは、おじいちゃん曰く、
ひいじいちゃんが戦争時着ていた服と、刀(どっちかというと剣っぽい)物があった。

俺のひいじいちゃんは俺が生まれる前に戦争で死んでいて、おばあちゃんにもよく
ひいじいちゃんのことは聞かされていたし、なんだかんだ、ひいじいちゃんは部隊の隊長で、隊員の人
がひいじいちゃんとの戦争記(?)みたいな本も出版している。
じいちゃんは馬に乗って剣を持った騎手? だったらしく、特攻して死んだらしい。
(と、いうか銃相手に特攻する方もアレだ・・・)
それで、話に戻るけど、その服見たとき感動したのだが、
服の内側見たら血の乾いたあとがべったり付いてて、しかもなぜか服の内側なのに手形がびっしり付いてた。
気持ち悪くてしょうがなくて、その後早く寝ることにした。


314: 本当にあった怖い名無し 2010/07/06(火) 23:18:24 ID:YSBnzJZi0
そんで、なかなか寝付けず、とりあえず喉が沸いたから水飲みに行こうと思って
少し遠い台所へ
水飲んで、部屋に戻ったらふすまが開いてる。
こういう経験が無いビビりな俺は鳥肌が立った。早く移動したかった。
だから、一番近い祖父の部屋に行こうとしたんだ。そしたら部屋が無い。
本当に、ほかの壁と同じように壁になってる。

震えがとまらなかった。その場で立ち尽くして、もう目をとにかく瞑っていた。
そしたら、うしろで、喘ぎ声が聞こえた。「ん゛ぅぅぅううう・・!ん゛ん゛ん゛ぅ・・・!!」
本気で死ぬかと思ったそしたら父親が何故かもう夜中遅いのに、居間から走ってやってきた。
「おい!!お前あの部屋を開けたのか!」と言われた
未だに震えが止まらず、開けていないと言った。
「こっちへ来い!と言われ、風呂で全裸にされ、酒を体にぶちまけられた。
そして、少し余った酒を飲めと言われ、震えながら飲んだ。
「今日は俺の部屋にいろ!」と言われ、さっき壁だった場所が嘘のように
きちんとふすまの扉があった。

それで、2、3時間立ってやっと眠れて、後日祖父に聞いたら、
「あの部屋は昔から誰かいるんだ。ここ最近は誰も使って無かったから、
そういう話に興味あるお前にあの部屋を見せたんだ。」
と、言っていました。
あれ以来あの部屋には入ってもいません・・・
うーん・・・怖かったなぁ・・・

へたくそ&説得力0すみませんでした。
実話です。



310: 本当にあった怖い名無し 2010/07/06(火) 22:00:45 ID:2xlkBUA/0
>>309
おまえのひいじいちゃんはまさに神風だな。
服の内側に手形があったのは戦火から子供を守るために
服でまもっていたんだろう。
血は負傷したひぃじいちゃんの血でそれが子供の手について内側に
手形がついた。それか部下達の手形かもしれん。
銃相手に特攻したのも部下が全員戦死して自分だけ生き残ろう
なんてさらさら思ってなかったんだろう。
俺は最上位のヘタレ野郎だからいくら戦争でもそんな真似はできん。

まさに男の中の男。いいや漢の中の漢だ。



311: 本当にあった怖い名無し 2010/07/06(火) 22:01:32 ID:ydJ/ncLW0
隊長が馬に乗って刀一本で特攻とは
よっぽど切羽詰ってたんですね



317: 本当にあった怖い名無し 2010/07/06(火) 23:31:52 ID:zmLklK4U0
日露戦争の辺りかな? 
コンクリート造り&機関銃装備の近代要塞旅順に肉弾特攻とかしてたからな・・。



319: 本当にあった怖い名無し 2010/07/06(火) 23:37:16 ID:hmi75m/Q0
んじゃ、あまり怖くはないかも知れんが俺も一つ。

今から十数年前、俺がまだ消防だったころの話だが、ある朝起きてみんなで飯食ってると、
父ちゃんと母ちゃんが「おったな」「おったねえ」みたいなことを話してる。
何かと思って尋ねてみると、両親がこんなことを話してくれた。
当時俺らはボロっちい借家住まいで、八畳ほどの部屋が寝室だった。
布団を敷いて親子五人雑魚寝していたのだが、夜中に両親はふと目を覚まし、
父「おるな」母「おるね」

両親曰く、その時見えない“何か”の群れが大量に、俺らの周りを這いずり回っていたらしい。
何をするでもなく、ひたすらぐるぐるぐるぐる。音か気配かは分からんが、そう感じたらしい。
幸い、二人が何もせずじっとしていると、ほどなくしてそれらの気配は消えていった。
豪胆というか鈍感というか、そんな両親は「悪いもんじゃない」とか言って平然としてるが、当然俺と姉妹はビビリあがった。普通にこえーよ。

そんな感じでビビりまくる俺らに、しかし母が続けて飄々と一言。
「だってニョロニョロだったもん」
…ニョロニョロ。
ムーミンに出てくる白いニョロニョロしてるやつね。
二人が言うには、部屋の中を這い回ってたのは、それ的なものの群れだったそうな。
夜中、部屋の中を這いずり回るニョロニョロの群れ…
想像すると微妙過ぎて怖がればいいのか笑えばいいのか分からんかった。今でも分からん。

ちなみに、それ以後そのニョロニョロ的なものが現れることはなかったとさ。



372: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 14:01:00 ID:DhTpzPx+0
スレチだったらsry
ただかなり印象的だったのでここへpick うp

俺の小学校には、授業の3時間目ぐらいに、校門に現れる通称「あきちん」という
黒い帽子にジャージを来た謎のおっさんがいて、ソイツは必ずその時間になると、
校門で踊っているんだ。しかも毎回同じ踊りで、毎回同じ場所。
手を上下に振りながら首をめちゃくちゃ振ってる。先生達も知っていたが最初小学校に入ったときは
皆で楽しんで見ていたんだが、そのうち慣れて、皆も気にしなくなってきた頃。

俺は皆となわとびで遊んでいた。当時はリズムなわとびと言って、ラジオで
なわとびを飛んでさらに上級を目指すというのが流行っていたんだ。
そんで肝心のなわとびを学校に忘れた。土日だったので、先生は一人しかおらず、
先生と教室に入って、なわとびを取る際、外をみたら、何故か校庭にあきちんがいた。
いつもの校門では無く。

そしたら、あきちんと目があってしまった。初めて顔を見た瞬間身震いした。
何故なら、顔が真横になっているからである。
その瞬間あきちんが思いっきり走って俺達がいる校舎に向かって来た
が、考えると、先生が俺を校舎に入れたとき、校舎の玄関の鍵
は空けた状態だった。
小学生だった為、腰を抜かした俺は先生にすがりついた。
先生もびっくりしたらしく、すぐさま近くにあったデカイ先生用の1M定規を持って
廊下を出て、階段を下りた。すると、バタバタと階段を上ってくる足音が聞こえた。
「隠れていろ・・・」と言われたので、壁際に急いで隠れた。


373: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 14:02:00 ID:DhTpzPx+0
あきちんを待つ先生の姿はヒーローそのものだった。
「○○! 俺が良いっていうまで、そこから動くんじゃねぇぞ!」と、言われ、
先生の神々しさにドキドキしていた。足音もバタバタしなくなって数分経ったが何も気配が無い。
階段を覗くと先生も、バタバタする足音も無かった。
と、その瞬間「○○、もう出てきて良いぞ」と聞こえた。
しかし先生の声では無い。急に期待から一気に恐怖に変わった。
数分間その場で恐怖で震えていたが、今すぐここを出たいという気持ちと、
あの声の恐怖が入り混じった。ついに決心した俺は階段まで一気に走った。
すると、廊下からバタバタ足音が追いかけてきた。
もう怖くて怖くてとにかく走った。もう無我夢中で。
玄関を出てすぐ校門まで走ると、もう足音はうしろから聞こえてこなかった。
ぐしょぐしょに泣きながら校舎を見ると、俺の覗いた教室から先生とあきちんが
顔を出していた。後日、その先生は職員室にいた。
それ以来もう先生と話すことも出来ず、顔も会わせるのが嫌だった。
先生はその事件いらい一週間で教師をやめてどこか行ってしまった。
あきちんもそれ以来見ていない。
もうあの事を思い出したくない。色々謎が多すぎる
またあのあきちんの顔を思い出すと背筋が凍る。こっちに来るような気がして・・・

以上です。
ちなみにその小学校はまだあると思うが良く分からない。
あきちんを知っている人もいると思う。



376: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 14:51:30 ID:Lcyy+/rA0
>>372
どこがスレチだよ!
めちゃくちゃ怖かったぞ!

ところで顔が真横になっていたって体に対して
首が直角に曲がってたってこと?



379: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 18:00:36 ID:DhTpzPx+0
>>376
そう、真横になってた
目があった時は無表情だった。



374: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 14:15:17 ID:9V0F9HPNO
>>372-373
乙!
あきちんと先生がグルだったって事?



375: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 14:17:34 ID:DhTpzPx+0
>>374
分からない。ただ後日先生をちらっと見たけど、ふつーだった
もう昨日が嘘だったみたいに



378: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 14:54:27 ID:9V0F9HPNO
>>375
子供の目から見たら怖かっただろうね‥
大人になった今は、知識が豊富過ぎて普通に大人の考えを持つ子供達が怖いけど。



381: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 20:29:57 ID:KafhssaJ0
ふと思い出した話があるのでカキコします。
長文&駄文の上に誤字脱字あったらすみません。


何年前だったかは今はもう覚えていません。
でも当時はすごく暑くて、扇風機つけっぱなしで寝ていたので夏であることは確かだったと思います。
熱帯夜ってやつですね、暑いと本当眠れなくて…。窓も開けっ放しで、ただ布団に寝転がって目を瞑っていました。
ふと、その日見たホラー番組の映像が頭に流れてきて、「あぁ、何思い出してんだろ自分」なんて思ってました。
夏の夜って異様な雰囲気があるじゃないですか。だからかな、いつもより余計怖くなっちゃって。
とにかく目を瞑って寝ることに集中したんです。
まぁ、当然意識して寝ようとすれば眠れませんよね。
それでも何も考えないようにして、ただ扇風機の音に耳を傾けていました。
そしたら突然、窓の外から赤ちゃんの泣き声が聞こえてきたんです。

(夜泣きかな?)

なんて思いつつ、窓の外に目を向けました。だけど窓から見える家はどこも電気はついていない。

(おかしいな)

なんて思えば、気づいてしまったんです。赤ちゃんの声は、窓の外から聞こえているのではないことに。
なんて言えばいいのでしょうか。
耳元というより、脳内に響く感じって言えばいいのかな。
とにかく、窓の外ではなく、中なんですね。もっと言ってしまえば、私にだけ聞こえている。みたいな。

心霊現象ってのにあったことのない私でしたが、これは危険だとすぐに分かりました。
だって、赤ちゃんの泣き声が窓の外からではないことに気づいてから、私の足元に重みがあったんですから。
丁度、赤ちゃんくらいの重みでした。



382: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 20:31:04 ID:KafhssaJ0

気づいた時には体も動かない、扇風機の音も聞こえない。

(あぁ、これはやばいな)

金縛りのように体が動かなくて、唯一の救いは目を瞑っていたことだけ。
こういう時って「謝ったらダメ」って言うじゃないですか。だからとりあえず「南無阿弥陀仏」って繰り返し唱えました。まぁ心の中でですが。
すると赤ちゃんらしき重みが、徐々に顔の方へと上がってきたんです。
その時私は仰向けになっていたので、本当、上がってくるラインが一直線です。
顔まできたらどうしようとか、いつになったら消えるんだろとか、とにかく混乱しちゃって。
それでもひたすら「南無阿弥陀仏」って繰り返し唱えました。すると赤ちゃんらしき重みが、お腹の部分でピタリと止まりました。

(あぁ、やっと消えるのか)

そう思って、少し冷静になった時です。

ドンドン!ドンドン!

そんな効果音でも聞こえそうなくらい、力強くお腹が叩かれ始めました。
もちろん赤ちゃんが出せる力ではないのです。本当、遠慮なしにお腹を何度も何度も殴られる感じです。
直接触れてはいないのに、痛みだけがあるような、そんな感じでした。
少しでも冷静になったのは本当に一瞬で、お腹を叩かれ始めてから恐怖で混乱しちゃって。とにかくどうしたらいいのか分からなくて。
それでもお腹を叩く行為は続きました。しばらくすると、赤ちゃんの泣き声が徐々に大きくなっていたことに気づきました。
お腹を叩く強さに比例して、泣き声も大きくなっていくのです。
もう本当どうしたらいいのか分からなくて、ただただ「私は何もできないの!早く消えて!」って何度も何度も思いました。

どれくらいそれが続いたのでしょうか…。もうその時は必死で、ただこれが早く終わることを願い続けました。
すると、それが届いたのでしょうか。赤ちゃんの重み、泣き声、お腹を叩く行為、全てが一瞬で消えたのです。
呆然としていると、聞きなれた扇風機の音と、窓の外からは自然の音。とりあえず現実かと頬をつねったのもいい思い出です。



383: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 20:31:50 ID:KafhssaJ0
後日、友人にこの話をしました。誰かに聞いて貰いたかったってのもあったと思います。

すると友人が真剣な顔で、

「アンタの家族でさ、誰か子供流してたり、おろしてたりしてない?」

なんて、言ってきました。

はっきり言って、驚きました。友人には言っていませんでしたが、私の親と姉が子供を流す&おろすの経験があったのです。もちろん、親も姉もその時はすごく悲しんだらしいです。

「何で知ってるの?」

「いや、知ってるって言うか…多分その水子だと思うよ」

それを聞いたとき、「怖い」なんて思った自分を悔やみました。きっと勝手な都合で生むことを余儀なくされた赤ちゃんが、遊び(?)に来たのでしょう。それを、私は怖いなんて思ったのです。

「きっと寂しかったんだろうね。生んで貰えなかったことがさ」

「うん…、そうだね」

友人がそう言った言葉に、私は素直に頷きました。だけど、友人はこう言葉を続けたのです。

「それか、アンタに生んで貰おうと、中に入りたかったんじゃない?」


以上です。
長文&駄文失礼しました。
てかスレチだったらすみません><;



384: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 20:43:20 ID:Lcyy+/rA0
>>383
最後の文読んですんげえ鳥肌たった。
今日は良作が続きますなぁ。



385: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 20:44:18 ID:WhIWqJMIO
>>383
かなりヤバいね。



386: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 20:50:47 ID:2EQswIzvO
子供の頃、お盆で山形にある父の実家に帰省した時の話。
夏休みの宿題の自由研究でトンボの観察にするために
昼過ぎに田んぼのあぜ道にビデオカメラをセットした。
そのまま、川に泳ぎに行った帰り道だった。
生暖かい風が吹いてきた。折角さっぱりしたのになんだよ!と思って空を見上げ
ると
入道雲がもくもくと空に広がっていく。一雨くるな、と急いでカメラを回収にそ
の場所にむかった。

雲の影が田んぼを走っていく。カメラが見えてきた。そのとき、カメラの向こう
に何か見えた。
遠くからでよく分からなかったが、全身白づくめの人たちがうねうねと動いてい
るようだった。
段々遠ざかっていく。その先には田んぼしかない。
奇妙に感じたが、雨も降りそうだしカメラの回収が先だ。

カメラを持って家に付くとすぐに夕立が振り出した。
濡れずに済んだと安心して居間に入ったとき祖父が帰ってきた。
濡れた頭をタオルで拭きながら居間に来た祖父にさっきみたものを訊いてみた。
祖父は途端に険しい顔をして「にしゃ(お前の意味)、あれ見だんか?目ぇ合わ
せぢまっだんか?」
そのとき雷が丁度近くに大きな音を立てて落ちた。
祖父のあまりの剣幕と雷に驚いて、訳も分からず俺は泣き出してしまっていた。
「遠くだったから良く分からなかったよ…」泣きながら言う俺の頭を撫でながら
言った。
「あれは見ぃだらいがん。見んでえがった。」祖父は涙ぐんでるようだった。
落雷で停電してしまったのでビデオを見るのは忘れていた。



387: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 20:54:43 ID:mN8pz4K+O
くねくね第二章か



397: 2010/07/07(水) 22:12:31 ID:BOEM9U5G0
オカルトじみてはいないんだけど、バイトで経験した自分とは縁遠い人たちの話をひとつ。。。

オレは知人の紹介で裁判所がらみのバイトをしていたんだけど、
この仕事って言うのが、団地に住んでいて何らかの理由で立ち退きを宣告された部屋の荷物を片付け、
きれいに掃除をして明け渡すというもの。

仕事の流れとしては、
①裁判所の強制執行員が令状みたいなものを差し出して強制執行を告げ、住人を追い出す。
(すでに立ち退いて空家になっている場合も多い)
②同行している鍵師が新しい鍵に交換する。
(ピンポンを押しても反応がない場合は、裁判所の執行官立会いの下に鍵師が道具を使って鍵を開ける)
③執行官の号令のあと、トラックで待機していた我々が、ダンボールをもって
一斉に部屋内へ入り、家具からごみまで全て運び出す。

東京地検特捜部の家宅捜索とか良くテレビに映るけど、はたから見るとあれに近いかもしれない。


398: 2010/07/07(水) 22:13:21 ID:BOEM9U5G0
続き1

で、そんな訳ありの人たちを相手にした仕事なのでいろんな衝撃事実を目にしてきたんだ。

ほとんどの場合、家賃の支払いが何ヶ月も滞ってて退去命令がでるケースが多いんだけど、
中には団地住人の苦情なんかで退去命令が出ることもある。
今回は、そんなケースで退去させられた一風変わった住人の話をいくつかしたいと思う。

①鳩男

執行官のゴーサインが出た後我々は勢いよく階段を駆け上がり玄関のドアを開けた。
その瞬間、数羽の鳩が襲い掛かってきた。「うわっ」とびっくりしたのもつかの間、
さらに恐ろしい光景が・・・
部屋に入ると部屋内には50羽はいると思われる大量の鳩。さらに床一面は鳩の糞で真っ白。
もちろん、悪臭もそこらへんの臭さの比ではない。
床の鳩の糞はすでに10cmほど積もっており、乾いて化石化している。
次の部屋に入ろうにも、糞で底上げされた床が引っかかって、引き戸も開かない。
仕方がないので引き戸を取り外し、やっとの思いで居間にたどり着くと、
そこにはさらに驚くべき光景が・・・
居間の中心に蚊帳が立てられており、蚊帳の中には布団が一枚、その横には
トイレ代わりと思われるバケツがひとつ。
そう、ここの住人はこの蚊帳の中だけで生活し、周りは鳩だらけ、という生活を送っていたのだ。
何がしたくてこのような生活を送っていたのかは理解できないし、当の本人も見たことがないため、
私には何とも言えない。我々は愚痴をこぼしつつ延々とスコップで鳩の糞をすくい続けるだけだった・・・



399: 2010/07/07(水) 22:14:03 ID:BOEM9U5G0
続き2

②暴力団関係者

意外と知られていないが、団地にはそっち系の人が多く住んでいるらしい。
公団の場合、暴力団と分かれば入居はできないのだが、
下っ端の組員ともなると金もないので、何らかの手を使って家賃の安い公団に住むらしい。
で、隠された銃を発見したこと数回。日本刀の類はもう驚きもしない。
けど、そんな私でも腰を抜かしたものがある。
やくざ社会ではおなじみの「小指」・・・
冷蔵庫を空けると、「ごはんですよ」の瓶のようなものにホルマリン(アルコール?)
が満たされていて、その中に沈んでいる小指が・・・瓶には丁寧にマジックで日付が書いてある。
驚くことに、そんな瓶が5個もあった。
さすがにその日は業務中止。執行官が警察を呼んで我々は解散となった。
ミスを犯した後輩の指を集めるのが趣味だったのだろうか・・・
そもそも立ち退きを喰らった本人は今何処に・・・(逃亡中?刑務所?あの世?)

③宗教関係者

立ち退きを喰らった人たちの半分以上は、何かしらの宗教団体に入信している。
この仕事で部屋の荷物を片付けていると、たいてい宗教の本が出てくる。
国内でも巨大な某新興宗教団体がほとんどだ。
金がないから幸せを掴みたくて入信したのか?それとも、入信したために有り金を失ってしまったのか?
いずれにせよ、公団の家賃数万円が払えないほど金銭的に困っている人が宗教団体に入信している。
という事実だけは目の当たりにした。



400: 2010/07/07(水) 22:14:51 ID:BOEM9U5G0
続き3

④・・・

この仕事をやっていて、やはりこれ以上の衝撃は無いと言えるのが、そう「自殺」
私は5回ほど遭遇したことがあるが、住人が死んでいた場合は執行官がその時点で強制執行中止を告げるため、
直接死体を見たことは無い。ただ、数週間後に死体が片付けられた部屋をきれいにするのは我々の仕事だ。
そんなケースの場合、事前にその旨を告げられ、苦手な人は事前に仕事を辞退する。
まず、玄関のドアを開けると、花瓶に花が置いてある。
一度、畳が赤茶けてシミになっていることがあったが、そのシミの輪郭が人の顔に見えて仕方が無いこともあった。
どんないきさつでなぜ死を選んだのかは、私には分からない。
我々はただただ部屋のものをダンボールにつめ、ほうきで部屋を掃くだけだった。
この仕事は、同じ団地に何度も訪れることが結構ある。
最も切なかったのが、その自殺のあった約一年後同じ部屋でまた自殺者が出たことだった。
さすがにこのときは、仲間一同無口になった。。。
偶然といえば偶然だが、何かあるのかもしれない。
この事実を知ってか知らずか、2度目の自殺があった数ヵ月後、すでに新しい住人が住んでいるようだった。
ここではあえて言わないが、2chのローカル心霊スポットスレでも、ここの団地はたまに名前が挙がる。
半年後、私は就職のため、このバイトをやめたが、3度目、4度目の自殺者が出ていないことをただただ祈るのみ。

団地にお住まいの皆さん。隣近所に怪しい人はいませんか?
急に見かけなくなった人はいませんか?
団地は魑魅魍魎の世界ですよ。お気をつけて・・・


長文読んでくれてどうもありがとうございました。



406: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 22:45:42 ID:b8S5uSoIO
>>>>397
時給が良かったんだろうけど、洒落にならんな。
世の中を見る目が360°変わりそうだわ。



408: 本当にあった怖い名無し 2010/07/07(水) 22:52:37 ID:yxhRTWDD0
>>406 360°てw一周してるじゃねえか



429: 本当にあった怖い名無し 2010/07/08(木) 01:03:38 ID:Lgo+nfaCO
>>400
乙!
めちゃめちゃ良かった。



419: 本当にあった怖い名無し 2010/07/08(木) 00:08:12 ID:FQawXqW30
ちと長くなるかも。なるべくはしょる。
親戚の家には仏壇が二つある。
向かって左がその家の亡くなったじーさんで、右が若くして亡くなった
その甥のものだという。ただ妙なことにお盆にお邪魔しても右側の
仏壇は扉が閉まったまま。なにより、嵩張るのになぜふたつ置いているのか
気になったので、以前尋ねると親戚が話してくれた。

じーさんは消防勤務で活発な人だった。人助けも大好きで余計なことにまで
首を突っ込むような、ある意味人のよいお節介者だったらしい。
そのじーさんには可愛がっていた姪と甥がいて、よく近所の川に連れていっては
遊んでやっていたそうだ。

上流に雨が降ったためか急に水嵩が上がって、姪が溺れかけた際には
自ら飛び込んで抱え、向こう岸に無事引き揚げた。姪や家族が喜ぶ一方で、
甥が自分もーとせがんだ。じーさんは笑いながら、そんな時に居合わせたら
甥も勿論助けるぞ、とアタマを撫でてやっていたという。



420: 本当にあった怖い名無し 2010/07/08(木) 00:10:31 ID:FQawXqW30
数年後、甥が川の淵に嵌った。同行していたじーさんは、助けを呼ぼうと主張
する姪を岸に置いて水に入り助けに向かったが、既に相当老いていた。
甥のもとにたどり着いたものの、しがみつく甥を支えきれず溺死。甥は他の人たちの
手によって救助された。家族が甥の無事を喜ぶ一方、じーさんの死を悼んだが、
甥は別段悲しむ様子もなかったという。

年齢が長けるにつれて盆の時期、お迎えをするのも甥はいやがるようになった。
親がそれを叱り付けると、じーさんは自分の力不足で勝手に死んだんだろ、と
啖呵を切る始末だったので、それからは甥は抜きでやるようになったが、
ほどなく甥は死んだらしい。学校からの帰りが遅いので探しに出ると、川原で
独り川面に向かって、いかにも愉しげに笑っていたという。ひっぱたいても全く
変わらず、ただケタケタと笑っているだけだったらしい。

入院してからは打って変わって表情を一切失い、食物も全く受け付けず
半年ほどで身罷った。しかしそれから、じーさんのと並べて安置してある甥の
位牌が朝、倒れて畳に転がっていたり、仏間から何かを叩くような物音が
頻繁にするようになったため、寺の坊主と相談の上で、仏壇を分けて安置
するようになったという。

しかし何も盆の時期なんだし扉ぐらい開いてやったらいいじゃないかと言うと、
親戚はうっすら笑って、同じ時期に弟には線香は手向けたくない、と言った。
また、盆の時期がくる。生半可な墓地なんぞよりも、オレはあの家が怖い。
やっぱ長くなっちまったスマソ。



437: 1/3 2010/07/08(木) 14:32:30 ID:X7mQZJhV0
もう10年以上前の話、おれが友人たちと野外の会場借り切って、フリーライブをやってた時の話
季節は、春先くらいだったろうか、日曜日
まだ開演したてでお客の数はそう多くなかった
こういう時は歌いながらでも、客席がよ~く見える
その中に、40前後の男女のふたり連れ
デートの途中、休憩がてら立ち寄るカップルは珍しくないのだが、いでたちがおかしい
男性はスーツ、ネクタイ。女性もいわゆるビジネススーツだ
日曜日のデートでこの格好はあるまい
休日出勤の同僚、とも考えたが、なら、こんなところでなにやってんだよ、という話である
ただふたりの座る距離が妙に近い
試しに、と、次にやる予定の曲を取りやめ、不倫をテーマにしたバラードをやることにした
リアクションはテキメン
女性のほうなど手を胸の前で握り合わせ、夢見るような表情で聴いている
歌い終わると、笑顔で拍手だ
もし、「そういうこと」なら、わかりやす過ぎるぜ、おねえさん――などと苦笑しながらワンステージ終える
替わって友人たちのバンドが演奏をし、おれは会場係
その時、例のおふたりが声をかけてきてくれた
演奏の後、会場をうろうろしていると、聴いてくれたお客が話しかけてくれることがある
大抵の場合、好意的な励ましの言葉がいただけるので、その時も、満面の笑みで応えた
友人たちのバンドが演奏を終え、ライブはインターバルの時間になった
まだ若い、無職のヴォーカリストがおれのところに走ってきた
顔色が、悪い
「Tさん、いまのひとたち…」
呼吸も荒い
「……ど、どんな話、されました?」



438: 2/3 2010/07/08(木) 14:34:19 ID:X7mQZJhV0
「いい歌だとほめてくれたよ。それと――なんだっけ、なんか決心がついたとか……」
おれの話を聞き終わる前に、そいつは舌打ちをし辺りを見回した
さっきの男女を探しているなら、もうみつけるのは難しいだろう
彼もそう思ったようで、あらためておれに向き直り、真面目な口調でいった
「そのおふたり――おそらく、結ばれることが難しい立場にいる、恋人同志でしょう」
多分ねーと軽く返すおれ
「ステージから見ていてもわかりました。多分、その抱えている問題はおれたちが想像する以上のもので…」
「うん」
「おれは何度も見たことがある。自殺者の――自殺志願者の姿です」
彼は、”見える”人間だという話は聞いていた
現に、彼の”ご託宣”に従い、人生をまったく変えてしまった(いい方に)男をおれは知っている
「それって、不倫の末に心中とかの話か?」
「多分」
「へえ」
「へえじゃないですよ!Mさん(彼のバンドのリーダー)もそうですけど、ふたりとも自分たちの”歌の力”に
無頓着過ぎる。いいですか、人間の声の力というのは、祈りであれ、呪いであれ、古来から超自然的な効果を
期待されて発せられてきました。言霊、とかじゃなくて、声を発するという行為自体が非日常であり、そこに
届く力があるんです。洗脳の技術として、異様な発声や執拗な繰り返しに曝し続けるという方法論がありますが
故なきことではないんです」
そいつがあまりに真剣で、しかもおれに対し怒っているようなので、だんだんおれも怖くなってきた



439: 3/3 2010/07/08(木) 14:38:13 ID:X7mQZJhV0
「じゃあもしあのふたりが心中したら、最後にやったおれの曲のせいってことか?」
「はい」
「いい切るな馬鹿!それじゃこれからなにも歌えなくなる!」
「そこまではいってません。ただ――Tさん、あのふたりの関係にうすうす気づいた上で最後の曲やったでしょ」
「…………」
「そういうことは、やめた方が、いいです」
話はそれで終わった
その後、おれの目にした範囲の事件の記事やニュースで該当する男女の死亡事件はない
しかし、人間が声を――特に非日常的な声を発するというのは、危険なことなのだといわれたことが、頭に残った
そういえばどこかのスレで、カラオケボックスには霊が集まりやすい、とかいう話を読んだ
おれはその後、ほどなくライブ活動をやめ、作曲活動に専念したが、数社から新人歌手の楽曲提供のオファーが
来て、結局どれも採用されず、音楽活動をやめ、現在に至っている



446: 1/2 2010/07/08(木) 17:55:25 ID:JRfMDJ/A0
やっと書き込む決心がついたから書く。
幽霊の類じゃないんだが、今思い返せば、文字通り「死ぬ程」怖かった話。

俺の親父は、良い人とは言えないけど悪い人ってわけでもない。
クラスに一人はいるだろ?お調子者で自分勝手で、頭も良くないけど何故か友達は多い奴。
親父は正にそのタイプで、勉強はそこそこ出来るけど対人スキル0の俺とは正反対。
正直言って、親子じゃなかったら絶対接点なんてなかっただろうな。
でも仲が悪いわけでは決してなくて、キャンプなんかにもよく連れてってもらってたし、
週末なんかほぼ毎週家族で出かけてたから、多分良い父親なんだと思う。
まあ、遊園地のお化け屋敷で泣いた俺(当時3歳)に、「もう連れて来んぞ!」って
マジギレした、なんて話もあるんだがw

それで、これは俺が小学校4年生くらいの時の話。



447: 2/2 2010/07/08(木) 17:57:03 ID:JRfMDJ/A0
その頃俺はもう一人で寝られるようになってたんだが、休みの日はいつも通り起きて、
その後両親の布団に潜って二度寝する、なんてことをやってたんだ。
で、その日も一度起きて母親の布団に潜り込んで、俺・母・父の順で並んで寝てた。
それから二度寝して、どのくらい経ったか分からないけど、急にふっと目が醒めた。

目が醒めたって言っても、急に意識が戻った感じで、目は開けてなかった。
けど感覚で、鼻を摘まれてることに気がついたんだ。
俺は親父がふざけてるんだと思って払い除けようとしたんだけど、
違和感がそれだけじゃないことに気がついた。
掌で口も塞がれてた。

何故か苦しいとか怖いとかは感じなかったな。
それより、起きてることがばれたらマズい、と思って目を閉じたままじっとしてた。
多分30秒くらいはそのままだったんじゃないかな。あの頃は肺活量凄かったしw
でもまあ流石に苦しくなって、出来るだけ自然に、寝返りをうつ感じで顔を背けた。
そしたら親父が小声で「起きたか・・・?」って。
「起きたか?w」なんて軽い感じじゃなくてさ。
寝返りうってからこっそり目を開けて、今のはなんだったんだろう、って考えてた。
そのうちに母親も起きて、俺もタイミング見計らって起きた振りしたんだけど。

その他に変わったことは無かったし、今も親子仲は悪くない。
まー、この件で一番怖かったのは、妙に冷静に空気読んでる俺自身なんだけどなwww



451: 本当にあった怖い名無し 2010/07/08(木) 19:23:16 ID:JvqtsuHv0
>>446
どう考えてもキョンシーが近くにいたとしか考えられん。



453: 本当にあった怖い名無し 2010/07/08(木) 20:43:23 ID:opSJdM4Q0
>>446
イタズラでしょ
「うわっ、息できねーと思ったら何すんだよ親父ーww」
「わはは苦しかったかww」って展開になるはずだったんだよ
親父さんの計画では

だって、本当に殺意があったなら
釣りに連れて行って海に突き落とすなり
山奥に置き去りにするなり
相手が小学校4年生ならいくらでも「不幸な事故」に仕立てられるでしょ



496: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 02:41:02 ID:QGrzL5yX0
さっき見つけたのコピペ、見た人も居るんじゃないかな


社内では有名な話なんだが、俺が某国に行ったときの話
詳しい場所は省くけど、まだまだ戦争ど真ん中。思いっきり米と黒が戦争してる
って言えばもうみんなどの辺かわかるだろうけど。
白人の同僚と俺、地引、護衛3人で取材に。

取材は円満に終了、子供の死体とかかなり見た。変な話だけど慣れてきて
そこまでショッキングな映像だと思わなくてあんましっかり撮らなかった
問題は帰り道、2台に分かれて車乗ってたんだが走行中にいきなり前の車が逸れた
同時に首の後ろ叩かれて何も聞こえなくなって真っ暗になった
目を覚ましたら汚い病院の中で医者っぽいのと同僚2人がいた
体中がチクチクというか切り傷みたいな痛みがある
何が起こったのか聞いたら前の車が銃撃されたあと、俺がのってた方の車に
ロケット弾があたって地引に直撃、脇から上が全部なくなった

斜め前に座ってた俺は衝撃波で昏倒して護衛に助けてもらったらしい
最高に気持ち悪かったのがチクチクの原因
ロケット弾が当たって体がなくなった地引の骨とかが俺の体に刺さりまくってる
ロケット弾の破片はわき腹にシートのおかげで少し食い込んだだけで済んだんだけど、地引の骨は体中に
刺さりまくった
爪ではさんで取れる位に浅いのしかなかったけどね
もう全部取ったんだが今でもチクチクする幻覚を見るんだよなこれが

銃で撃たれたり爆死したりってのは考えてたけど骨が刺さるってのは考えてなかった



人間が作った物ってひでぇんだな、心霊とは違うけど、内蔵が出るとか腕が千切れるとか
そういうのじゃなくて吹き飛んだ骨が刺さるってのでリアルな怖さを感じたわ
病気とかならんのかね



508: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 12:01:17 ID:vPohnWqW0
去年の今頃、深夜に一人暮らししてるマンションに帰ってエレベーターに乗った。
自分の部屋のある階で降りたら、見たこともない女三人組が手を繋いでエレベーターを待ってた。
こんな人達住んでたっけ?と思ったが、結構部屋数の多いマンションだったので自分が
把握しきれてないだけかと思い、あまり気にしなかった。住人の友達かも知れないし。
一応エレベーターを降りる時に挨拶をしたんだけど、全員にキレイに無視された。
何だかなーと思いつつ会釈をしてすれ違った直後、いきなり「マー」という声が聞こえた。
驚いて振り向いたら、その女三人組がそろって「マーーーーーーーーーーー」と大声で言ってた。
機械みたいな言い方(?)で、ものすごくビビってダッシュで部屋に戻った。それからその三人に会うことはなかったけど。
別に幽霊とかじゃないと思うけど、気持ち悪かった体験なので投下。



576: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 21:05:04 ID:FNhFiGOU0
>>508がガチなら良く訓練された合唱団員だが
そんな場所で練習を始めてしまう事に異常性を感じる



515: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 12:50:41 ID:rCuNQgj80
ちょっと投下しようかな
俺自身は死ぬほど洒落になってない

3年前まで中古車屋で働いていた
中古っていろいろやっぱ有るのよ
オークションから仕入れた車の内装シミだらけで醤油臭いのも有ったし
水没車も生乾きの洗濯物の臭いどころの騒ぎじゃない
そんな車達も見慣れた勤務3年目にあれは起きた
上司「事故車の中にお客様が忘れ物(CD)をしたそうだ○○取ってきて」
チッそんなの自分の客だろ?自分で行けよとか思いつつも怖い上司なんで逆らえず
しぶしぶ言われた車に向かった。その事故車
フロント(車の前)部分ぼっこり逝ってたフロントガラスも何かに当たってたようで
粉々だった。うわーやっちゃってんなー何て思いながらさっさと言われた物探そうと
運転席のドア開けてダッシュボード辺りを探してたんだ
ふと割れたフロントガラスに目をやると黒髪の髪の毛が割れたガラスとガラスの間に
びっしり付いてた良く見ればうっすら血痕も・・



517: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 12:51:48 ID:rCuNQgj80
俺「やばいコレは物損事故じゃねえ人身じゃねえか!!」
狭い車内でちょっとパニックになった俺は運転席で何やってたかよく覚えてない
忘れ物鷲づかみにして急いで車内から飛び出して呆然と遠目から事故車見てると
ふつふつと上司に対して怒りがこみ上げてきた
はめられた!!あの糞上司それを知ってて俺に取りに行かせやがったのか
怒りを抑えつつ上司にCDを手渡して聞いてみた
俺「あれ何があったんですか髪の毛付いてますけど」
上司「事故みたいだな人轢いたらしい」
俺恐る恐る「死んだんですか?」
上司「さー?」なぜか言いたく無さそうだった・・
俺も怖い上司だったんで「そうですか・・」とだけ言ってさっさと通常業務に就いた
その事故車だけは怖かったんでなるべく近づかないように日々すごしていたら
解体屋さんが持っていったらしいその後はわかんない
あのワインの初期型アコードワゴン目に焼きついて離れない



550: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 18:12:27 ID:jK+xYIsE0
夏風邪はつらいです。
小さい頃マジでビビった体験。ちと長いですがご容赦を。

あれは俺がまだ7、8歳の頃だった。
正確な時節は覚えていないが、おそらく冬だったような気がする。
ちなみに当時の俺は怖いものが極端に駄目で、映画学校の怪談とかで泣く位に駄目だった。
当然夜が嫌いで、部屋が真っ暗だと怖くて寝れないビビり小僧だった。
幸運だったのは、俺は三人姉弟の末っ子で、三人とも同じ部屋で寝ていたことである。

さておき、夜も更けた頃、ふと遠くから聞こえてくる音に俺は目を覚ました。
いや、今となっては音で目を覚ましたのかその時偶々目が覚めてしまったのかはわからないが。
それは何かの金属のような音だった。

――シャン

――シャン

――シャン


551: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 18:13:20 ID:jK+xYIsE0
音は、外から響いていた。音は、幾重にも重なって聞こえる。
当時の俺にはちょうどタンバリンの音に聞こえた。
それだけならなんということはないのだが、その音は、段々と近づいているような気がした。

――シャン

――シャン

気のせいではなく、間違いなく近くなっていた。正体不明の音に俺は怖くなった。
泣きそうになって寝ている姉を起こそうと思ったが、恐怖で身体が硬直していて声も出せなかった。

――シャン

――シャン

およそ二秒おきに、断続的に鳴る音は、明らかに近づいている。
音は、家のすぐ傍まで来ていた。俺は窓の外を覗こうかと一瞬思う。


シャン



553: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 18:14:05 ID:jK+xYIsE0
しかし、家の前で一際大きく鳴り響いた音に、俺はおののいて布団を頭から被った。

――シャン、シャン、シャン……

離れていく音が聞こえなくなるまで、俺は布団の中で震えていた。


その日、怖くていつ眠りについたか覚えいていない。
翌日起きて、同じ部屋で寝ていた姉にその話をしても、そんな音は聞いていないと言う。両親に訊いてみても、答えは同じだった。
だが誓ってもあれは夢などではなかった。
「シャン」という音が耳から離れず、俺はそれから数日寝るのが怖くなって姉の布団に潜り込んだりしていた。

……ここまでなら良かったのだが。
数年後、俺はまた恐怖することになる。



554: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 18:15:41 ID:jK+xYIsE0
俺は上述した恐怖体験のことなど忘れ、小学校高学年(中学一年だったかも)になっていた。
で、その当時流行っていた某少年誌の漫画がある。
妖怪とか霊とかが出てくる漫画だ(って分かる人は分かると思うが)。
姉がコミックスを買っていたので、俺もよく読んでいた。
で、その漫画の何巻か目、とある妖怪の話がある。
錫杖を持った僧侶姿の亡霊の集団がいて、一人が成仏すると、誰かを殺して集団に取り込んでしまうのだとか。
迷惑な亡霊だなぁと思いながら、俺は話の終わりにある妖怪の説明コーナーに目を通していた。
すると、なんと目撃証言があるという。本当にいたらマジ怖いなおい、と思いつつも、興味津々に読む。
目撃された地名を見た瞬間、俺は半笑いで固まった。

○○県○○市



555: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 18:17:09 ID:jK+xYIsE0
錫杖、集団の亡霊。タンバリンの、重なった音。
それらのキーワードが、俺の眠っていた記憶をよみがえらせた。

『シャン』

顔がサーッと青くなって、あの時の、あの音が、耳に響いた気がした。
その時の戦慄は今でもはっきり覚えている。
もし、あの時窓の外を覗いていたらと思うと……。
考えただけでも、未だに寒気がする。



589: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 23:30:22 ID:Yec0L7UJ0
>>550 の話で思い出した
(550ほど怖くないし、死ぬほどではない。若干スレ血でごめん)

今年の1月、夜に布団に横になってすぐ、どこからかかすかに
ビンっ・・・・・・
という音がした。遠くで、あるいはセントラルヒーティングのどこかが
鳴っているような・・・初めて聞く音で、すごく小さかったので、
「ん?」と思ったらまた
ビンっ・・・・・・
と鳴って、「あれ、やっぱり音がする」なんだろう、と思って耳を
すましたら、さっきより少し間をおいてまた、
ビンっ・・・・・・
という音がした。そのときふっと窓を見たら、ロールカーテンの隙間
に、数メートル先から射したような細い光がすっと横切った。
「あっ!!」と思って、そのときは泥棒だと思って、起き上がり、
暗い中歩き回って、あちこちの窓から外を確認したが、どこにも
人はおらず、「さっきの光と音はなんだろう???」とはじめてちょっと
不気味に感じた。

んで、その後、3月。新聞の子供向けの記事に、「言語遺産」という
各地の方言の語源を探るというおもしろい記事があったのだが、
その中の一つを見て驚いた。「びびる」の語源だ。抜粋すると
「ヨロイが触れ合う音をびんびんと言ったことに由来」だと・・・・
ここまで表現された音がぴったり感覚的に一致するなんて、とびっくりした。
そのような歴史もないようだし、「よろいってどうよ?」と思ったが、
ここ、地名に「軍」ってついてるんだ・・・・関係あるのかな?



559: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 18:33:52 ID:0jQakCAUO
>>555
乙!



564: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 19:04:04 ID:LFYCSKqM0
>>555
おつ
夏風邪の話しかと思って油断してたわw
漫画気になるなぁ
孔雀王位しか思い浮かぶのがなかった



562: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 18:57:44 ID:jK+xYIsE0
『シャン』書いた者ですが補足

投下したし記念に調べなおしたらみウィキさんに載ってて笑ったw

『○○県○○市では、僧侶の姿の○○(妖怪の名前)が鐘を鳴らしながら早足で道を歩き、女子供をさらうという。
そのために日が暮れた後は女子供は外出しないよう戒められていたが、どうしても外出しなければならないときには、
手の親指を拳の中に隠して行くと○○の難から逃れられたという。』

マジ洒落にならん。寒くなってきたぞおいw



563: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 19:02:31 ID:0jQakCAUO
>>562
なんか霊柩車が通る時にも親指隠すよね。
それ位、縁起が悪い事なのかな?



565: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 19:09:27 ID:jK+xYIsE0
>>563
そうみたい
数年前にウィキで調べたときはのってなかった気がするんだけど……
改めて恐怖

俺の住んでた所以外にも、伝承とか伝わってる県はあるらしい
いまさらながら寝るのが怖いw



566: 本当にあった怖い名無し 2010/07/09(金) 19:18:04 ID:0jQakCAUO
>>565
ちょwwwマジで?
洒落にならんよ
怖すぐる‥。



666: 名無しさん@そうだ選挙に行こう 2010/07/11(日) 04:40:17 ID:/L237PYG0
昨日夜中に田舎道をドライブしてたら、後ろから車が近づいてくるのが見えた。
最初はゆっくり近づいてきてたのだけど、急にスピードをだして後ろにべったりつけてきた。
そこは追い越し禁止の一車線道路でさらに両サイドは窪んでるという危険な場所。
ちなみに俺はスピードだすのが怖いので法定速度以上に速く走ることはほとんどない。
煽りか、死ねよ・・・。とか思いながら60キロ近くまでスピードあげても煽りをやめる気配はない。
どうせ対向車なんてこないんだから、追い抜かせよとウインカーで合図しても後ろにべったり。
だんだんと煽りも過激になってきて本当にぶつけかねないような運転してくる。

ちょっと頭にきた俺はブレーキランプで威嚇しながら2キロくらいバトルしてた。
ようやく前方に路肩を発見したので加速しいったん離してから路肩の手前で車を止め道路を封鎖。
後ろの車は青のランエボでいかにもキモオタが乗ってますよって感じだった。
俺は総合をやっていて何もしていない人よりは強いけど何かしてる人よりは弱い程度の実力があると自負している。
つまり、やってるわりには弱いんだが、どうせキモオタだ、文句言ってやろうとそいつの車に向かって
歩いてくと車からキモオタがバーと飛び出してきて後ろを見てキョロキョロしてる。

「おいおまえ、なんて運転してんだよ」と声かけたら、脂ぎった顔でふうふう言いながら
「違うんだ、後ろ、後ろから俺も煽られてたのに消えた!」とか必死に言ってる。
ふざけてんのかこいつと。「お前の後ろに車なんていなかっただろ。ふざけるのも大概にしろ」
と本気でムカついてきたところに、横の森の中から狐がひょこひょこひょこと三匹でてきてじっとこっち見てる。
キモオタと同時にひぃって震えあがった。「も、もういいからいけよ」とかろうじて虚勢をはりながら
帰ってきたわけなんだけど。やっぱり俺は騙されてたんだろうか。思い出すともやもやする。



667: 名無しさん@そうだ選挙に行こう 2010/07/11(日) 05:59:56 ID:L8heHJv40
>>666
オメ



668: 名無しさん@そうだ選挙に行こう 2010/07/11(日) 06:03:38 ID:x0w/JzTm0
キツネにつつまれた



795: 本当にあった怖い名無し 2010/07/13(火) 11:44:19 ID:kmcXncs90
やっぱリアルが一番ゾッとするぜ


リュックの中身の液状の物体=「5年前に死んだ子供の遺体」と供述…建造
物侵入容疑で逮捕の男
1 : 墨(関西地方):2010/03/11(木) 15:02:19.55 ID:X7+NPSwp ?PLT(12000) ポイント特典
リュックの中身は「5年前に死んだ子供の遺体」 建造物侵入容疑で逮捕の男が供述

東京大学三鷹国際学生宿舎(東京都三鷹市新川)に無断で立ち入ったとして、
自称無職の男(34)が建造物侵入の現行犯で警視庁三鷹署に逮捕され、
持っていたリュックの中身について「5、6年前に生まれて死んだ自分の子供が入っている」
と話していることが11日、同署への取材で分かった。
黒いナイロン製のリュックには液状の物体が入っており、同署は司法解剖するとともに、 死体遺棄事件の可能性もあるとみて調べている。
同署によると、逮捕されたのは自称住所不定、無職の男。男は10日午後1時20分ごろ、
同宿舎の女子寮の前に立っているところを管理人に呼び止められたが、
所持していたリュックの中身を見せるのを拒んだことなどから現行犯逮捕された。
同署の調べに、男は「中身は自分の子供です。5、6年前に生まれてすぐに死亡し、
ずっと持ち歩いていた」と話したという。
リュックの中にはビニールでくるまれた物体があり、中にはほぼ液状化した
汚泥のようなものが入っていた。においは強烈で、骨のような固形物も一部みられたという。
男が子供の母親として名前をあげた30歳前後の女性は、同署の事情聴取に
「10年ほど前に、当時恋人だった男との間に男児が生まれた。子供はすぐに死んでしまい、
しばらく自分で持っていたが、その後、男に渡した」と話しているという。



796: 本当にあった怖い名無し 2010/07/13(火) 11:55:54 ID:+kwbd607O
怖っ!!どれだけの人がすれ違ったんだろう…



797: 本当にあった怖い名無し 2010/07/13(火) 12:03:23 ID:+xvPGH1j0
>>796
子供だからね。
当事者には、大切なものなんだよ。



870: 本当にあった怖い名無し 2010/07/13(火) 22:47:13 ID:nf2dmgH/0
自宅から2キロ程度離れたところのお医者へ祖母を迎えに行った時の話。
祖母は最近足腰が弱ってきたので、痛み止めのための注射を掛かり付けのお医者へ行って打ってもらっている。
私はその日祖母を病院へ送ってから買い物へ行った。
10時30分に予約してあって帰りは12時くらいになるかもしれないと言っていたから、十分に余裕を持って買い物ができる。
本屋で雑誌を立ち読みしたり薬局で薬やサプリメントを買って店を出ると11時40分を過ぎていた。
お昼ご飯にたこ焼きでも買っていけばちょうどいい時間に病院に着けそうだ。

私はデパート内のたこ焼き屋で醤油たこ焼きを買い、そのまま祖母の迎えに行った。
病院駐車場に着いたのは12時5分くらいだった。
祖母は院内の玄関口のベンチでいつも座っているのでそこへ行く。
しかし祖母は居なかった。
もしかして時間かかってるのかなと思いながら病院受付で
「すみません○○の身内の者なんですが祖母はまだ診察中ですかね?」と聞くと
「えっ、○○さんならもうお帰りになりましたよ」と返ってきた。
ぎょっとして聞き返すと11時50分頃に精算して玄関から出たそうだ。
私が祖母を見ていないというと受付の人も驚いてすぐに玄関から外へ見に行った。
祖母は足腰が弱っているから長距離を歩くのはかなりキツいため徒歩で2キロもある道を行くなんてあり得ない。
私はとりあえず自宅で警備員をやってる弟に電話を入れることにした。



871: 本当にあった怖い名無し 2010/07/13(火) 22:47:59 ID:nf2dmgH/0
4コールの後に出た。
相手は祖母だった。
「はい、○○ですが」
「ばぁちゃん!?」
「おぉ、ユイちゃんか。どうかしたんか?」
どうしたはこっちの台詞だ。
受付の人に自宅に祖母が居た旨を伝えて病院を出る。
その間に祖母は話してくれた。

「ユイちゃんが迎えに来てくれたんやないか。家まで来てばあちゃん降ろしてくれた後は買い物行くから言うて出かけたん違うか?」
いやいやいや、私は当然身に覚えがなかったが、祖母は間違いなく私の運転で自宅に帰ったらしい。
痴呆の気はあまりなかったのにとうとうボケたのかと思ったけど、祖母が嘘を言うようにも思えない。
まさか私のドッペルさんが祖母を迎えに行ったのだろうか。
ともあれ事故とかなくて本当に良かった。

あれ以来もう私のドッペルさんは現れなかったが、今もこの出来事は家族や親族の間で度々話題になっている。
ていうか迎え行ったなら私に連絡くれれば二度手間にならずに済んだのにと今でも思う。



927: 本当にあった怖い名無し 2010/07/14(水) 12:56:19 ID:5iLMIDEL0
個人的には本気で怖かった話・・・
5年位前に男女6人で花火をしようという話になったんだけど、地元の自殺の名所
の断崖をさらに奥に行くと森があって、森を抜けた先に小さい浜辺で肝試しも
兼ねて花火をすることになった。

肝試しのほうは何にも怖くもないし、むしろカップルが出来上がるんじゃねぇか
って位の雰囲気だった。
浜辺について花火をしてると暗闇の先から船が近づいてきてるのが何となく
見えて、かなり近づいて来た所でパっと船の電気にてらされた。
船からのしゃべり声で日本人ではないと悟った・・・
普段はチョンwwとか言って馬鹿にしてたけどこの時は拉致られると思って
焦った、かなり怖かったよ。
本気ダッシュで森を抜けて駐車場まで戻った。

地元の沖合いにはよく不審船が目撃されるし、拉致被害者も1人だけいるらしい
んで、あの船はその類のものだったか気になります。
相手国籍を確認できなかったのが心残り。



943: 本当にあった怖い名無し 2010/07/14(水) 15:20:12 ID:A9zElrtx0
4歳~6歳くらいの話
俺は仏壇のある部屋でじーちゃんばーちゃん妹と一緒に
部屋でテレビ見てたんだ
それで俺は何を思ったか後ろを見たんだ
そしたらふすまが開いてて
白いおばあさんみたいなすごく背が高い人が
顔だけをのぞかせてこっちを見てた
それで何故かそのときすごく冷静?だったのか知らないけど
まばたきしたんだ
そしたらおばあさんはいなくなってた

後々、そのおばあさんに似た写真をみつけて
「これ誰?」って聞いたら
おじいちゃんのひいばあちゃんだった



952: 本当にあった怖い名無し 2010/07/14(水) 16:42:31 ID:Q3nIZiyT0
霊感持ちの同僚から聞いた話。

元々昔から度々「見る」ことがあったという彼女だが、よく見るようになったのは、
前職の、葬祭場の事務をやっていたときからだということ。
その時の彼女の体験談のひとつ。


その日の葬儀は、夜寝ている間に心臓発作を起こして亡くなった男性のものだった。
「朝起きたら隣で寝ていたはずの伴侶が帰らぬ人になっていた」ということで、
当然奥さんの嘆きも尋常ではなかったようだ。
葬儀に駆け付けた人たちも、急な訃報に雰囲気は重く、幼すぎて状況はよく理解できていない娘さんが、
泣き崩れる母親の横できょとんとして座っていたり、式の手伝いとして会場内に駆り出されていた同僚にとっても、
その雰囲気は居た堪れないものだったらしい。


けれど、同僚が一番「居た堪れない」と思ったのが、「亡くなった本人」が、自分のお葬式を見ていたということ。

同僚いわく、実はそういうのは珍しいことではなく、彼女の仕事中の経験からいうと、
亡くなった方の人に1人は自分の葬式の会場に居合わせているんだとか。


で、件の男性なのだが、司会者の横でぼうっと立ち、「おれ何でこんなところにいるの?」みたいなきょとんとした顔から、
祭壇上の自分の写真、泣き崩れる奥さん、会場に詰め掛けた親戚、友人の鎮痛な雰囲気を見回し、
自分の身に何が起きたかをゆるゆると理解してだんだんと絶望の表情になっていったのが、同僚的に「見ていられなかった」そうだ。


親しい人に突然心構えもなく先立たれるのは、生きている人間として本当に洒落にならないと思う。

けれど、死んだ後にさえ、「死んで終わりの安らぎ」ではなく、生きているときと同じような「絶望を味わってしまう瞬間がある」ことが、
死んだら無でありたいと思う自分には心底洒落にならなかった。



953: 本当にあった怖い名無し 2010/07/14(水) 16:54:15 ID:cCTSLqLB0
>>952
興味深い話をありがとう。
ただ、亡くなった方の人に1人、となってるから、○人に1人がどれくらいなのかを頼む。



955: 本当にあった怖い名無し 2010/07/14(水) 17:27:27 ID:Q3nIZiyT0
>>953 すみません、「4人に1人」です。
ちゃんと読み返したつもりだったけどやってしまった。

あと、同僚いわく、亡くなった方は、葬祭場に「ご遺体」が運び込まれるよりも先に
ご自分で来られていることもあるそうです。

玄関の自動ドア前に立ってる女の人がいるのに自動ドアが反応してない…故障かな?
で、「すみませんどうぞお入りください」で行ってみると外には誰もいない…

で、数時間後に親族の方とご遺体が会場に到着→さっきの女性だ~といった感じだそうです。



954: 本当にあった怖い名無し 2010/07/14(水) 17:15:41 ID:upsOrMWYO
>>952
乙!
怖くもあり、悲しい話だね



959: 本当にあった怖い名無し 2010/07/14(水) 18:28:00 ID:xTpkogyI0
故人に香典見られてると思うと微妙だな。



984: 本当にあった怖い名無し 2010/07/14(水) 22:26:28 ID:ujXcN9dN0
小話。俺が大学1年のレスリング部の冬合宿で、朝合宿所で目が覚めたんだが目があかない。
手で目をこするとガリッとした感触。・・・先輩らに瞬間接着剤で上と下の目蓋をくっつけられてた。
失明するじゃないか、アホが。・・・当時はそんなことは普通だったな。www スレ違いスマソ。



985: 本当にあった怖い名無し 2010/07/14(水) 22:28:12 ID:GbKrPbY10
それは怖いわw



998: 本当にあった怖い名無し 2010/07/14(水) 23:18:36 ID:lBgzQtIJO
ぞくっとした


転載元:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1650422525/
洒落怖おすすめ
【洒落怖】洒落にならない怖い話『裏S区』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4632596.html

【洒落怖】洒落にならない怖い話『パンドラ・禁后』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4589617.html

【洒落怖】洒落にならない怖い話『地下の丸穴』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4589017.html

【洒落怖】洒落にならない怖い話『リゾートバイト』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4589657.html

【洒落怖】洒落にならない怖い話『危険な好奇心・ハッピータッチ』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4589674.html

【洒落怖】洒落にならない怖い話『リアル』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4589627.html

【洒落怖】洒落にならない怖い話『八尺様』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4586568.html