serfee勝利に対する執念の差が出た試合だった。1点を追う5回1死一、二塁。戸柱は追い込まれた後、馬場のフォークにしがみつくようにボテボテの投ゴロ。落ちる球に2回空振りしながら、必死に走者を二、三塁に進めたことが同点の暴投、勝ち越し打につながった。



・金村義明氏、中断中に笑顔で話す阪神ベンチの様子にがっくり…勝利に対する執念の差が出た



 一方、阪神は6回先頭の中野がカウント3―1から打って出て二ゴロに倒れた。雨もあって相手投手の球は抜けているのに手を出した。あの場面はベンチからサインが出なくても3―2までは待たないと。出塁していれば、まだ勝負は分からなかった。いい当たりをして“ハードラック”と思ってるようでは…。中断中には、笑顔で話す様子がテレビに映っていた。それを見てファンはどう思うか。がっくりした。

 1番・近本、4番・佐藤輝は固定すべきだと思うが、この日2番に入った熊谷は機能していた。外角球をはじき返した右前打と引っ張りにいかずに打ち上げた右犠飛。しばらく2番で使ってもいいかもしれない。