efreeww345 「お騒がせして申し訳ありませんでした」。謝罪会見にそぐわぬ、えんじのネクタイで1人登壇し、深々と一礼した桂田社長の冒頭発言。そこには、被害者やその家族に対する謝罪や思いやりの言葉は何もなかった。



・知床遊覧船社長 会見で3度土下座も繰り返した「船長判断」出航、生年月日聞かれ「ノーコメント」笑みも



午後の天候悪化への判断が問題視されており、「午後は荒れる知床の特性を理解しているか」「注意報発令中に出航」と突っ込まれたが「午前中はしけていなかった」とするなど、海況判断能力が疑われる説明に終始。

 地元漁師も帰港する状況での出航判断と指摘された場面では、「お客さまからも(知床半島の)先端まで来て“走ってほしい”との要望が凄くある。(出航して)揺れを体感していただき“帰ってくれ”みたいな気持ちになって納得してもらう方法を取っていた」と言及。利益のためではない無理な出航をしたこともあったと言いたかったようだが、図らずも安全意識の欠落ぶりを印象付けた。

 「事故を起こしたので判断的には間違ったと感じている」と結果論としてミスを認めた桂田社長。終盤で生年月日などを聞かれた際は「ノーコメントで」とあまりに場違いな笑みを浮かべた。2時間20分に及んだ会見を締めた3度目の土下座は最も短い4秒だった。






・知床遊覧船の桂田社長(58)、事故発生時は出産した嫁の迎えのため外出し不在だった