日本テレビ藤井貴彦アナウンサー(50)が3日、キャスターを務める同局系「news every.」(月~金曜後3・50)に生出演し、知床半島沖で先月23日に起きた観光船の沈没事故で運航会社の社長の通話音声について私見を語った。
・藤井貴彦アナ「信じられないですね」 知床観光船社長の保険金額計算に憤り
番組では、記者会見前日に「知床遊覧船」の桂田精一社長が知人と電話した際の通話音声を入手。
「(会見では)謝るだけになっちゃうと思うんですけど、とりあえず謝罪の方はもちろんするんですけど」「保険の方もですね、(乗客が)24名ですから、えーっと、1人最高1億とか出してもまだ余るような形なので、そちらの方は問題ないのかと思いますけど」「逮捕はないですね。弁護士さんにそのへんの話はみんな相談してますので、逮捕はしづらいねって話です」といった内容だった。
報道陣の前では3度の土下座をして謝罪していた桂田社長だが、裏では事故への責任感や乗員乗客の安否はそっちのけで、保身と取られてもおかしくない言葉を口にしていたことになる。
・桂田精一社長
藤井アナは「ちょっと驚きましたけど、乗客の方の数値と、1人1億出してもまだ余るのかなという計算をしていたこと、一方で一緒に仕事をしていた船長とか甲板員の方が見つかっていない状況なわけですよね?どういう状況でお話をしていたのか本当に分かりませんけど、そういう状況でこんな内容をしゃべっていたのは信じられないですね」と憤りをあらわにした。
桂田社長は会見で、安全管理規程にのっとった運航をしていたとしたが、乗客の家族に配布した文書では、規程に違反していたことを認めている。「船舶の運航等は社員に任せている部分も多く、私自身の自覚も足りませんでした」と、謝罪の言葉も記されているという。
藤井アナは「今の言葉を聞いていますと、経営の責任は自覚していると思うんですけど、ただ一方で命を預かるという責任については認識がやや緩かったのではないかということが、この言葉の端々から見えてきますね」と厳しく指摘した。
・「逮捕はないですね」記者会見の前日…桂田社長と知人の"通話記録"入手 知床観光船沈没
・会見の様子からもこういう本性が透けて見えていた所はあるので、驚くというよりは不信感の上塗りになっただけ。
ホテル経営もしてるらしいが、こんなオーナーの宿は信用できないな。
ただ今後このようないい加減な体制の事業者を利用者側から判断できるようにして欲しい。安全管理に対する取り組み、たとえ過去の事故があったとしても開示され具体的に改善し適正に運用されていることが分かるようになれば尚いい。
運航者に利用者からも監視されているという緊張感を持たせるのが必要じゃないかな。
・保険内容の詳細はわからないが、
今回の事故が会社の杜撰な管理体制が原因だとして重過失があると判断された場合、保険金が支払われない可能性もあるんじゃないでしょうか。
亡くなった人たちの尊い命はお金には変えられるものではないが、せめてもの遺族にちゃんと補償はしてほしい。
加えて社長は刑事罰も受けるべき。
・まぁいちいち事に腹立てる気持ちはわからなくもないですが、まずこういう人もいるって事は事実として受け止めた方がいいと思う。
つまりもの買うにしてもサービスを受けるにしてもなんでもかんでも信用せず、基本ここで買って良いか、ここでサービス受けて良いか疑ってかかることも必要だと思う。
・話す場が少し違ったかもしれないが、従業員の今後や家族の今後を考えれば、ペシミズムや自罰的考え方だけに囚われていても埒が開かない。
強かな計算も必要であり、講師の区別などできる時間運びではないとしたら、理解できないわけではない。
いずれにせよ誰かが頭の中ではこういう計算をしなければならないわけだから。
逮捕云々にしても、身動きがある程度取れるのか、全く取れなくなるのか、ということはトップの者なら判断せざるを得ない事柄。
この辺の計算が頭の中にないというなら、それは却って社会や身の回りに迷惑をかける結果となるのは明らか。
テレビカメラに向かってしゃべったのではなく、知人に相談しているなら、建設的に考えている者にあって当たり前な会話だ。
・会社の経営なんて難しいこと抜きに、持っている資源をどう使うかです。
その発想があれば、補償額の見積もりするのも別に問題ないというより、自然です。
感情的になった所を見て、何になるんでしょうか?
TVショーとしてそれを面白がるくらいしか価値が無いでしょう。
感情論の報道なんてする前に、一般企業の経済活動の基礎くらい学んだほうが良いのではないですかね?
・ご遺族への会話や会見でこの発言をしたなら問題だと思います。
が、自分が経営している宿の社員に話した電話の内容だとのこと。
内容からすると、それなりに宿の経営に関わっている社員にですよね。普通の社員にならここまでお金の話しなどしないはず。
それを考えると保険の話しが合ってる間違っているとかはわかりませんが、お金の話しをするのは経営者なら当たり前かと思います。
社長を擁護するつもりは全くありませんが、周りが感情的になりすぎるのはいけないと思います。