先週、NPDグループの新しいレポートが放映され、ビデオゲーム製品の消費者支出に関して、少し減少していることが明らかに、コロナウィルスとの因果関係とは?としていて、その辺は北米市場でどのような変化があったかですね。
先週、NPDグループの新しいレポートが放映され、ビデオゲーム製品の消費者支出に関して、少し減少していることが明らかになりました。このGames Market Dynamicsレポートの主な内容は、消費者支出が前年の第1四半期と比較して8%減少していることです。この四半期、米国におけるビデオゲームに対する消費者支出の総額は139億ドルでした。
コンソールおよびポータブルコンテンツ、PC、クラウドおよびコンソール以外のVRコンテンツ、モバイルコンテンツ、ハードウェア、アクセサリに渡って損失が見られました。意外なことに、モバイル分野でもこの減少に寄与している。Sensor Towerのデータによると、第1四半期における米国の消費者のモバイルゲームへの支出は、2021年第1四半期から10%減少した。
Sensor Towerでモバイルインサイトの責任者を務めるRandy Nelson氏は、このデータについて次のように述べています。
2021年以降、米国のプレイヤーによるモバイルゲームへの支出が前四半期比で減少していることを目の当たりにしました。これは、このカテゴリーの収益創出が純減することを意味しますが、最も人気のあるタイトルの利用は引き続き伸びており、その合計アクティブユーザーは昨年の第1四半期から、また2019年の第1四半期からも増加しています。
プレイヤーは、明らかにまだモバイルでお気に入りのゲームに関与しています。それでも、北米での生活が正常化するにつれ、彼らは1年前と比較して、より幅広い代替エンターテイメントの選択肢を開いています。
実際、NPD Groupの調査結果に関する前回のレポートでも指摘したように、パンデミックの終息が近いことから、モバイル市場の利益は今後も減少すると予想されています。家庭内環境以外での活動が活発化した今、(また、仕事が対面型に戻りつつあるため)通勤などの外的要因によって、モバイルゲームに没頭する時間が少なくなっているのでしょう。
話を戻すと、今年の第1四半期におけるコンテンツへの支出は全体で121億3000万ドルに達し、2021年第1四半期と比較して7%減少しています。サブスクリプション・コンテンツは、唯一プラスを記録したセグメントでした。ハードウェアは15%減、アクセサリーは16%減となった。
NPD Groupのゲーム業界アナリストであるMat Piscatella氏は、このデータについて次のように述べています。
2021年第1四半期と比較すると減少しているものの、業界の支出およびエンゲージメントは、パンデミック前のレベルを大幅に上回る水準を維持しています。今年これまでに見られたビデオゲームへの支出の変化には、いくつかの要因が影響しています。
これらは、新しいコンソールハードウェアの供給制約が続いていること、政府のCOVID-19による個人向け景気刺激策を含む昨年と比較した四半期、昨年落ち込んでいた体験型消費の機会が戻ってきたこと、等々です。
第1四半期において、市場を席巻したゲームは以下のとおりです。
Animal Crossing: New Horizons
Grand Theft Auto V
Call of Duty: Vanguard
Call of Duty: Warzone
Elden Ring
Fortnite
Mario Kart 8
Mario Party Superstars
The Sims 4
Roblox
NBA 2K22
Pokemon Legends: Arceus
一方、ゲームハードの販売台数はNintendo Switchが牽引し、Xboxハードは第1四半期のドル売上が最も高く、2021年第1四半期と比較すると92%増となりました。
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海外ではパンデミックな状況でも制限が緩和されていて、日本でも同様の措置を取っていますよね。そういう中で娯楽やレジャーなど遊びの幅が広がった点で減少に転じたようですね。