山内一族は、ホテル周辺の土地を再開発し、レストランやアートギャラリーなどを建設する計画、2025年から着工へとしていて、任天堂との絡みがどのように発生するかしないのかというところもありそうな話ですね。
任天堂の創業者である山内一族は、今でもゲーム会社に大きな愛着を持っているようである。京都市下京区にある任天堂本社の周辺に約3000平方メートルの土地を取得したのは大きな動きだ。本社はすでにホテル『丸福』に生まれ変わっており、その様子は以前の記事でご覧いただけます。
山内家では、ホテル周辺の土地を再開発し、レストランやアートギャラリーなどを建設する計画だという。この再開発に任天堂の名前が含まれるかどうかは現時点では不明だが、そのためには任天堂の明確な許可が必要になると思われる。
元任天堂社長の山内溥氏の孫である山内万丈氏は、『地域住民との対話の中で、(地域の)活性化に貢献したい』と述べている。再開発の計画としては、ホテル『丸福』に隣接して宿泊客が交流できるスペース、アーティストや起業家が集い憩うサロン、サウナ『梅湯』に隣接して利用できるスペースなどが考えられている。
このプロジェクトは、2025年にスタートし、2050年まで続く可能性があるという。山内万丈氏は、『スペインのサグラダ・ファミリアのように、人々のニーズに合わせて少しずつ完成に近づけていきたい』と、未完成のバジリカ『サグラダ・ファミリア』になぞらえ、段階的な開発を進めることを表明した。
少なくとも期待できそうな話であり、任天堂の重要な歴史的拠点の一つである周辺地域を復興させようという意思には敬意を表します。
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2050年まで続くかもしれないという壮大なプロジェクトになりそうで、その辺はどのような地域性との結びつきを強めながら進めていくのかという話のようですね。