77776襲撃には手製の銃が使われたとみられていますが、山上容疑者が調べに対し「特定の宗教団体の関連施設で最近、銃の試し撃ちをした」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。





・安倍元首相銃撃 容疑者 “宗教団体の関連施設で試し撃ち”供述



この宗教団体について、容疑者は「団体に恨みがあり、安倍元総理が近しい関係にあると思ってねらった。もともとはこの宗教団体の幹部を殺害しようとしたが、できなかったので元総理を銃で撃つことにした」と供述していることが分かっています。

一方、試し撃ちに関する通報などはこれまでに寄せられていないということで、警察当局は事実確認を進めるとともに、詳しいいきさつを調べています。

また警察によりますと、9日、山上容疑者の車を押収して詳しく調べたところ、中から弾痕とみられる複数の穴があいた木の板と、アルミはくがまかれたトレーがそれぞれ数点、見つかったということです。

木の板は、縦横およそ1メートルのほぼ正方形で、山上容疑者は「木の板は試し撃ちのために、トレーは火薬を乾かすために使った」と説明しているということです。

これまでの調べに対し、鉄パイプを粘着テープで巻き付けた、複数の種類の銃を製造したという趣旨の供述をしているということで、警察は銃の殺傷能力を事前に確認していたとみていきさつを調べています。






・山上徹也容疑者