任天堂の創業者一族のメンバーで構成される山内NO10ファミリーオフィスが、海洋エンジニアリング会社である東洋建設の買収を検討していると報じられるとしていて、どのような活動を通して買収しようとしているのかですね。
任天堂の創業者一族のメンバーで構成される山内NO10ファミリーオフィスが、海洋エンジニアリング会社である東洋建設の買収を検討していると、フィナンシャルタイムズが報じている（有料）。
山内家は、任天堂の本社を所有し、最近ではブティックホテルとして改装しているが、4月に、93年の歴史を持つエンジニアリング会社の買収を申し出ている。山内家はすでに東洋建設の株式の27％を保有しているが、今回の申し出は同社を完全に買い取り、『地球規模の深刻な問題に取り組む』ために利用しようとするものだと、村上最高投資責任者は述べている。
任天堂創業者の曾孫である山内博氏は、任天堂の社長として最も長く在任し、在任中とその後、任天堂の筆頭株主として会社の成功により、日本で最も裕福な人物の一人であった。その孫である山内磐城（レアの有名な鳥追い熊の名付け親）が2020年にファミリーオフィスを設立しました。
山内NO10ファミリーオフィスは、その投資収益をスタートアップ企業への融資や、地球をきれいにする活動（アストロスケール）やより持続可能な製品を作る活動（ネイチャーズファインド）など、慈善活動を行う組織への出資に充てており、慈善投資を通じて『価値』を生み出すことを意図していると明言する。
村上氏は、『海をより持続可能なものにするために、海洋エンジニアリング会社の技術に可能性を見出している』と言う。東洋建設はその後、買収を阻止するためにライバル会社にもっと安い値段で身売りしようとした。1株1000円で東洋建設の買収を提案している山内家は、敵対的買収とは対照的に、対話を通じて取引に応じたいと主張している。東洋建設は6月にも、買収阻止の是非を問う株主投票を断念している。
山内NO10ファミリーオフィスもある意味ビルゲイツ財団のような活動をしているんですね。あまり詳しくは存じませんでしたが、積極的に動いているようですね。
