カプコンが当初『バイオハザード7』がマイクロトランザクションとライブサービスゲームに向けて動いていたものの、竹内氏が参加してから、それらが破棄されたと伝えるとしていて、一体どんなやり取りがあったのかというものですね。
カプコンは当初、『バイオハザード7』をオンラインマルチプレイとマイクロトランザクションを含むライブサービスゲームにしたかったと、エグゼクティブプロデューサーが明かしました。
『バイオハザード』公式YouTubeチャンネルで行われた三上真司氏との新たな対談で、竹内氏がプロジェクトに参加するまでは、カプコンがゲームにそうした機能を実装するよう開発チームに圧力をかけていたことを説明し、その計画を破棄したことを明らかにしました。
バイオハザード7に取り掛かった時、『ホラーとは何か?』という議論に戻ったんだ』と竹内氏は説明します。
『バイオハザード7』のディレクターの中西氏と、『じゃあ、どうするんだ』という話を何度もしました。実は『バイオハザード7』の制作に入る前から、そういう話はしていたんです。
ちょうどその頃、カプコンでは『プレイヤーが求めているゲームを作らなければならない』という、大きな 『マーケティング 』の推進がありました。
『あれを作れ、これを作れ』と言われ、当時のディレクターは本当に大変でした。オンラインマルチプレイヤーはこうだ、ダウンロードコンテンツはこうだ。継続的なサービスゲーム! マイクロトランザクション バイオハザードのゲームを作ってくれ!』。
『というように、本当にたくさんの要望がありました。そこで、ついに社長の辻本氏が乗り出した。辻本氏は、その時点で失敗作の話を聞いていたんです。これは、私にとって忘れられない瞬間の1つです。』
『1月4日、新年最初の営業日。社長から事務所に呼ばれた。『バイオハザード7がかなりヤバイことになっている。竹内くん、作るのを手伝ってくれ!』と。それで、バイオハザード7を担当することになったんです"。
竹内氏は、その後チームに参加した際、中西氏をディレクターとして迎え入れ、カプコンが実装しようとしていたライブサービスやマイクロトランザクションの機能を削除しようと動き出したと説明する。
まず、『バイオハザード』のルーツはホラーであると考えました。何度も話し合いました。マルチプレイのアイデアはすぐに潰れました。しかし、いいアイデアが浮かばなかったので、いったん保留にしました。
カプコンが当初、マイクロトランザクションとライブサービスゲームに動いていたとしていて、今の形に収まってよかったですね。迷走しかかっていましたね。