・斎藤憲(ギリシャ数学史)
@ken_saito_greek
『チ。地球の運動について』というマンガが人気のようです.コミック売り場で平積みになっていたりします.近世の地動説をテーマにしていますが,科学史的にはありえない話ばかり.近世の政治史,宗教史からも突っ込みどころ満載ではないかと思います
『チ。地球の運動について』というマンガが人気のようです.コミック売り場で平積みになっていたりします.近世の地動説をテーマにしていますが,科学史的にはありえない話ばかり.近世の政治史,宗教史からも突っ込みどころ満載ではないかと思います.
— 斎藤憲(ギリシャ数学史) (@ken_saito_greek) October 2, 2022
70年も経ってから地動説が攻撃されたのは,ガリレオが地動説は計算上の仮説でなく実在的なものだというキャンペーンを張ったからです.地動説禁止に動いた人々は,コペルニクスの計算を理解する意志も能力もない,天文学の部外者だったと言っていいでしょう.
— 斎藤憲(ギリシャ数学史) (@ken_saito_greek) October 2, 2022
一つだけ具体的に突っ込んでおくと,膨大な観測記録や文献が重要であったと思わせる場面がマンガにありますが,コペルニクスは,惑星の軌道決定に天動説を完成したプトレマイオスの著作『アルマゲスト』の観測記録を利用しています.書庫一杯の文献や記録なんて存在しなかったし不要でした.
— 斎藤憲(ギリシャ数学史) (@ken_saito_greek) October 2, 2022
コペルニクスの著作は『完訳 天球回転論』(高橋憲一訳)でその全文を詳しい解説とともに日本語で読むことができます.科学史の研究者としては,いつものこととはいえ,研究成果がどうしてここまで踏みにじられなくてはならないのか,残念な思いです.
— 斎藤憲(ギリシャ数学史) (@ken_saito_greek) October 2, 2022
これに尽きる
— あべべ (@ZaqtbnRqyH1jWb9) October 2, 2022
100巻まである超大作でもあるまいし、せめて最後まで読んでから批評すりゃいいのに・・・
— ブレッド (@bread_bread) October 3, 2022
とりあえず最後まで読んでないのとフィクション作品が大嫌いなのはわかった。
— Lillard (@Lillard89458054) October 3, 2022
テーマにしたものを忠実にしなくてはならないって言っているように感じる
— 渡り (@8__Sugar) October 3, 2022
そうだったら賛同できない
フォロー外で失礼しますが作者自身もインタビューの中でフィクションとして書いてる事を語ってますし、史実と異なる事も理解してるように話してます。私もファンですが、それを理解した上で物語として好きです。
— いずみ (@jun312) October 3, 2022
ウルトラマン見て宇宙人は存在しないとか言ってそう
— Sri (@Sri27603051) October 3, 2022
相手の考えを弾圧するところがまさに原作通りで草
— もじゃもじゃアザラシ (@nami73kawa) October 3, 2022