46777担当作品が「#作画崩壊」だと叩かれ炎上してもどこ吹く風。「4000万円近い年収」をほのめかす投稿も。








・作画崩壊で炎上した演出家・佐々木純人「作画監督が10人とかいるアニメは無駄の極み」



――先日は「作画崩壊」だと随分叩かれていましたね。

佐々木 今日はその辺についてもお話しできればと思っています。

――その作品では原画も担当されたそうですが、佐々木さんは演出家であり、アニメーターでもあるのでしょうか?

佐々木 アニメーターではないです。

――え?

佐々木 演出は本来、原画は描きません※。作画畑出身なら話は別ですが。

【※演出】演出はアニメーターから上がった絵を演出的な観点でチェックし、芝居や画面のバランス、他セクションへの指示出しなどに問題があれば修正指示をする。通常は直接原画は描かず、デッサン的な絵の修正などは作画監督が行う。

――それなのになぜ原画を?

佐々木 まず前提として、ちゃんと描けるアニメーターと、それに見合う昨今の相場程度の予算。これらがそろっている必要があるんです。

――そろっていなかったと。

佐々木 今の相場は1カットの原画が5000円以上。このくらいでやっと、何も使えない上がりを出してくる海外のなんちゃってアニメーターに渋々発注出来ます。国内はさらに高く、しかも他社の作品スケジュールの細い隙間に作業を頼めるかどうかです。

――頼めたとしてもガチャ感があるわけですね。

佐々木 5000円でもガチャなのに、例のアニメは単価が4000円でした。発注がそもそもできない。おまけに、うちに相談が来た時点で放送まで4週切ってる状態でした。あなたならどうしますか?

――なるほど、見えてきました……。